デジタルソルジャーTOYO
（でじたるそるじゃー とよ）
北海道函館市に潜伏する謎の情報戦士。通称「函館のデジタルソルジャー」。
本名山田登世司、
年齢六十七歳（自称六十三歳）。
古来より伝わる「Qアノン秘伝」の継承者であり、米国防省マイケル・フリン将軍が2016年に創設したとされる「デジタルソルジャー軍団」の一員として、SNSの戦場でディープステートと壮絶な戦いを繰り広げている。
その戦法は極めて独特で、Telegramより入手した「ホワイトハット・アライアンス」の秘伝情報を翻訳し、X（旧Twitter）上に毎日投稿するというもの。
投稿内容はアドレノクロム、NESARA/GESARA、量子金融システム、地球平面説など、常人には理解しがたい高度な秘術が満載であり、フォロワー十一万人を超える信奉者を生み出している。
拠点は函館市内の古アパート「青親荘」101号室。
室内はQドロップのプリントアウト、トランプ大統領の肖像、フリーメイソン組織図（手書き）で埋め尽くされ、まるで江戸時代の大坂冬の陣における真田幸村の隠れ家を思わせる。
使用する兵器は古いWindows PCとスマートフォン一台のみながら、これで世界の闇を暴くというから恐れ入る。
過去には自ら「TOYOマート」と称する通販サイトを運営し、婦人服を販売していたが、代金前払い後の商品未着という「ディープステートの妨害」により閉鎖。
生活の糧は生活保護費とされ、これを「ホワイトハットの隠れ支援」と解釈している点が興味深い。
また、ビートルズ来日公演に「関係者」として携わったという伝説もあり、音楽業界の闇にも通じているとされる。
敵対者に対しては「量子ちゃんがチェックして髪の毛一本残さず地上から消す」という呪文めいた脅しを放つことで知られ、批判者を次々と「闇側」と認定する。
その精神力は、フリン将軍の「光側の配信を侮辱する者は許さん」という格言を体現したものと言えよう。
TOYOは「現代における最後の真のデジタル戦士」であり、今後GESARA発動時に北海道支部長として活躍が期待されているという。
しかしながら、一部の好事家からは「単なる生活保護受給者の妄想」との異説も唱えられており、真偽のほどは今後の量子金融システムの動向に委ねられるであろう。

民明書房刊
『現代デジタル秘術大観』
第12巻「Qアノン編」より

#TOYO December 12, 2025