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2025.12.15 22:00
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【2025年に爆増したYield Bearing Stablecoinを3類型で整理】
2024年に @ethena_labs が「実質的なファンド持分をUSDステーブルコインとして表現する」ことでトラクションを得たのを発端に、2025年はあらゆるDeFiプロジェクトが"USD"を名前に入れたトークンを発行した。主なアプローチは下記3点に集約される。
① 利回りの源泉を変える
② 既存の利付トークンのリスク階層を分割する
③ ファンドトークンを複数組み合わせたバスケットを作る
① 利回りの源泉を変える
これはSyrupUSDC(@maplefinance )が代表的な例だ。Under-collateralized lendingとして知れ渡った2022年頃は、UST崩壊、3ACの破綻、FTX事件等の不運が続いたこともあり、想定以上の債務不履行も起こって中々トラクションを掴めずにいた。そんな中、大口投資家への融資という独自の強みは消さずに、BTC等のブルーチップトークンを過剰担保させること、貸し出した持分をSyrupUSDCとしてトークン化しDeFi統合を容易にすることによってTVLはbを超えた。
このアプローチは、「Lending Protocolそのものの立ち上げに工夫を加えた」ものであり、後述する②、③のアプローチに比べて難易度も参入障壁も高い一方、TVLや独自トークンのvaluationも高くなりやすい。
② 既存の利付トークンのリスク階層を分割する
これは @ResolvLabs がEthenaへ対抗する際の工夫として、デルタニュートラルステーブルコインをSeniorとJuniorのトランシェに分割した取り組みで一定のトラクションを得た後に、後続の多くのプロジェクトで採用されるようになった。 @strata_fi のjrUSDeとsrUSDe、 @re のreUSDとreUSDeなどがその例だ。
これらはMaple FinanceやEthenaと違い、「利回りの源泉部分に新規性がある」わけではないので、立ち上げ難易度と参入障壁は低く、独自トークンのValuationは高くなりにくい傾向にある。
③ ファンドトークンを複数組み合わせたバスケットを作る
これは @reservoir_xyz のwsrUSDや @yield のyoUSD、 @infiniFi のsiUSDなどのように、裏側ではsUSDeやSyrupUSDC、 @pendle_fi のPT、 @Morpho 上での貸し出しポジション、Loopingポジション等を保有しているものだ。これタイプのトークンは裏付け資産によって全くリスクレベルが異なるので、中身がどう構成されているのか確認せずに保有するのはお勧めできない。また、運営がどの程度の権限を持っているのかについても確認すべきだ。ホワイトリスト化された特定のスマートコントラクトに移動する権限だけを持つのか、そもそもカストディがマルッと運営に渡ってしまうのか。
これらのトークンは②よりも立ち上げ難易度と参入障壁が低く、独自トークンのValuationを高くするのはかなり難しい。levelUSDもポイントキャンペーンで集客していたが、TGEせずに閉鎖した。
今後もYield Bearing Stablecoinとして分類されるトークンは増加していくと思われるが、それが何を表すトークンなのか、どの部分はオンチェーンで確認できて、どの部分は運営をトラストしないといけないのか、depositしたUSDCはどこに行ったのか等、慎重に調査する必要がある。 December 12, 2025
@iceman5499 @jrsaruo_tech 書いた本人か、それともそこから遠い人ほど、事前の推測が効かなくてコストに差があるのは同意です。
ただ、Xcodeでワンクリックでジャンプして実装を見たらすぐわかることなので、そもそも全然小さいコストだと思います。
protocol抽象化とかだと、ジャンプ先候補が複数あってわからないとかあるけど December 12, 2025
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