石橋英子“Antigone”Tour 2025 福岡公演よかった！

今年出た同名のアルバムを中心にしたセトリで、バンドセットでのワンマンツアー。

『Antigone』は出た時からずっと愛聴してるから楽しみにしてたけどかなり作品自体の印象も変わるようなパフォーマンス……というか、ものすごくアグレッシブなエネルギーを感じる演奏で、音源において底流のようにあった世界に対する怒りや違和感が増幅されたような感覚になったというか、逆にあの曲ってこういう感じに解釈できるんだなあと思うことも多かった。まさかの激しいポエトリーリーディングもあった。

最近レディオヘッドの『Hail to the Thief Live Recordings 2003-2009』を聞いてて、知ってたはずの曲が突然獰猛なイメージに塗り替えられたりしてびっくりしたんだけど、なんだかそれに近いものを感じた。どんどん
テンションが高まっていってフリージャズみたいになって延々とかましていく流れとか、ポストロック〜マスロックみたいな高揚感がずっと続くとか、こんなに変わるんやと。でも曲の感情的な核は変わってないんだよな……あと広島のジョーディ以来の松丸契の演奏聴けてよかった！！！いるって知らなかったので嬉しかった。ソロツアーあったら行きたいな……

これで石橋英子福岡で観るのも4回目(！)だけど、ジムさんとのセッションとも、映画に合わせての演奏とも全く違う体験ができて、ほんまに、福岡来てくれてありがとうございます……という気分に。

ほんとに東京住んでたら絶対12月18日(木) ゲーテ・インスティトゥート 東京のArnold DreyblattによるアンサンブルにKonrad Sprenger、Joachim Schütz、Jim O’Rourke、石橋英子が参加する特別公演にはいったほうがいい！

https://t.co/pDItEnV3xS

そしてArnold Dreyblattと石橋英子をこのタイミングでどっちも福岡に呼んでくれた関係者に感謝…… December 12, 2025