絶対に土日月はなんにもしないから！うるさい！おれは旅に出るの！ December 12, 2025

三好耕三写真展@代々木上原・Vacant/Centre
12/22までの金土日月曜日。

三好さんの90年代のブローニーから近年の16×20インチ(40×50cm)フィルムによる撮影からのプリント。
今回展示されていた16×20インチフィルムからのプリントは密着と思いきや引き伸ばし(20×24インチ)。
40×50cmフィルムを50×60cmに引き伸ばすのはサイズ的に大きくは変わらないので、作業面で優位性があるのかな？

密着だと、ガラス板でネガと印画紙を密着させたり印画紙を裏面からバキューム吸入したり、その作業の中で埃の混入を見つけるたびに、ネガのセッティングをし直したりする。
引き伸ばしなら、ネガのセッティングをすれば複数枚のプリントがしやすい。
個人的には大判は密着プリントが好きだけど。。

とはいえ粒子が見えず線がボヤけない精緻でなめらかなグレートーンは気持ちがいい(今だに銀塩の粒子は基本的に苦手)。
それはたぶん絵画のサイズが念頭にあるのだと思う。
絵はどんなに大きく描こうともそれが等倍だし基本的に粒子は肉眼ではほぼ見えない。
だから、粒子の見えないタイプ55フィルムみたいな柔らかな絵作りは好き、という好みにも繋がるのだと思う。
もちろん大判のファインプリントだから写真自体がいいわけではないけど、やっぱりこの精緻な絵作りは好き。 December 12, 2025