ブラックペアン ドラマ
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2025.12.03 01:00
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心臓外科医であった父親がこの世を去り39年経つ。手術中の針刺しから劇症肝炎となりあっという間にいなくなってしまった。
私が5歳の時だった。
お葬式で泣き喚き続け制御出来なかった私を抱きしめて、祖父が「〇〇年後にはお父さんは生き返るよ、だから大丈夫」と言った。
何年後なのか忘れてしまったが、その言葉で安心して私は泣き止んだ。
父親は忙しくほとんど家に帰ってこなかったが、早く帰れる日はビールを飲んでその後ウイスキーをロックで飲んでいた。目の前には医学書を置き勉強していた。「お父さんおやすみ」と言うと「はい、おやすみ」と優しい笑顔で父は答えた。眠ってしまいそのまま起きれず死んでしまったらどうしようと眠りにつくたびに不安だった幼少期の私は、その「はい、おやすみ」の言葉に安心してぐっすりと眠りについた。
父が亡くなってからは、その「はい、おやすみ」が聞けず、ずっといわれなき不安を抱えながら眠りにつかなければならなかった。
スピリチュアル界隈の一説では33年経つと人は生まれ変わるという。
父が亡くなり32年経った2018年にブラックペアンに関わった。なんだか色々自分の人生と被る作品だった。
そこで出会った親友に飲んでみる?と教えてもらったのがウイスキーだった。それまで一回もウイスキーを飲んだことなかったが口に入れた瞬間、何か繋がった。
美味いと思った。
その後からだ。いわれなき不安がなくなりスッと眠れるようになったのは。
2019年、父が亡くなり33年経った年だった。
これからも父が出来なかったことを、ただひたすらにやり続けます。心の中のお父さんと共に。
何で鼻をつまんでいるのかわからない5歳の時の自分と父親とディズニーランド。 December 12, 2025
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