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平均取得単価
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2025.12.13 08:00
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https://t.co/ZUAvm2o4qI
◆ポイント
・2025年、短期トレーダー(保有期間1〜3ヶ月くらいの人たち)は、345日のうち229日=約66%で含み益の状態だった
・それなのに、ビットコイン自体は年初来リターンはマイナス、10万ドルもなかなか超えられていない
・カギになっているのが**「短期保有者の取得単価(STH Realized Price)=約81,000ドル」**で、ここを上回るか下回るかで、
「パニックゾーン」と「回復ゾーン」がハッキリ分かれていた
・2025年前半は、この81,000ドルの上にいる時間と下にいる時間を行ったり来たりしながら、
4〜10月は特に「利益が出ている期間」が長く続いていた
・直近の30%下落局面では、短期組の含み損が**-28% → -12%まで縮小**していて、
いったん「投げ売り」が落ち着きつつあるサインかもしれない
・81,000ドルをしっかり上回ったまま、短期組の含み益が増えていくなら、今回の調整が終わって次の上昇フェーズに入る可能性もある
・ただし、あくまで「確率の話」であって、必ず上がると決まっているわけではないので、
初心者は「短期売買で一攫千金」よりも、コストとリスクの構造を理解することが大事という示唆が強い内容
◆要約
P(結論):
まず結論から言うと、
2025年のビットコインは「値動きは荒れて年初来マイナスなのに、短期トレーダーは意外と稼げていた年」になっていて、
そして今の下落も、オンチェーンのデータだけ見ると「そろそろ終盤戦かもしれない」という状況になっている、という話です。
なので、「チャートだけ見ると怖いけど、中身を分解するとそこまで絶望ではないよ」というのがこの記事のメッセージなんですね。
R(理由):なぜそう言えるのか?
じゃあ、なんでそんなことが言えるのかというと、
この記事では短期保有者(Short-Term Holders:STH)の「取得単価」と「含み益・含み損」の動きを細かく追いかけているからです。
ポイントはざっくり3つです。
1.短期組は「3日に2日」プラス状態だった
2025年は、短期保有者が345日のうち229日、つまり約66%の期間で含み益になっていた
つまり、「年初来マイナスだから、みんな負けている」とは限らず、
短期で売買している人たちは、意外とチャンスを取れていた、ということです
2.81,000ドルが“センチメントの境界線”になっていた
記事では、短期保有者の平均取得単価(STH Realized Price)が約81,000ドルとされています
で、この81,000ドルを上回るときは「回復&利益モード」、
逆に**下回ると「パニック&含み損モード」**になりやすい
実際、2025年のビットコインは、この81,000ドルのラインを行ったり来たりしながら、
「あ、やっぱり大丈夫かも」「やっぱりダメかも…」を繰り返してきたという分析です
3.含み損が -28% → -12%に縮んできている
最近の30%級の下落で、短期組は一時平均で -28%の含み損まで落ち込んでいました
それが、ビットコインが92,500ドル近辺まで戻してきたことで、含み損が -12%まで圧縮されている
これは、「強制的に投げ売りさせられている状態」が和らぎつつあるサインと解釈されています
こうやってオンチェーンを見ると、
「チャートだけだと最悪に見える局面でも、短期組全体のポジションは少しずつ立て直されている」というのが、このレポートの主張なんですね。
E(具体例):2025年の値動きをざっくり振り返ると…
もう少しイメージしやすくするために、記事の流れを時系列でなぞってみます。
1.2025年序盤:まずは“順調モード”でスタート
年明けしばらくは、ビットコインが短期組の取得単価(81,000ドル)より上にいて、
みんなのポジションはわりと含み益状態
このあたりは、「短期で買った人もニコニコしていられた期間」です
2.2〜3月:81,000ドルを割り込み、“深い含み損ゾーン”へ
2〜3月にかけて、価格がこのラインを割り込み、
短期組のNUPL(含み益・含み損の指標)が**真っ赤な「深い損ゾーン」**に突入
ここは、「やばい…」「一回切ろうかな…」という心理が一気に強くなったフェーズです
3.4月〜10月中旬:再び81,000ドルを回復 → 172日間の“利益優勢期間”
ところが、4月末から10月中旬にかけては、
ビットコインが再び短期組のコストを上回る時間が長く続き、
約172日も「基本は短期組がプラスでいられる期間」が続いた
つまり、値動き自体は上下していたものの、
「押し目で買って戻りで利確」という動きがうまくハマる相場だった、ということです
4.10月後半〜今:また取得単価を割り込んで、45日連続の“含み損フェーズ”
10月後半からは再び価格が81,000ドルを割り込み、
45日連続で短期組が含み損状態に
ここが、今の「30%下落」「みんなしんどい…」という局面に重なっています
5.それでも含み損は -28% → -12%に縮んできた
直近ではビットコインが92,500ドル近辺まで戻してきていて、
短期組の含み損はピーク時の -28%から -12%まで圧縮
この記事では、
「ここからさらに短期組の収支が改善して、81,000ドルをしっかり上回ったまま推移できるなら、
今回の調整は“そろそろ一巡”して、次の拡大フェーズへの準備段階かもしれない」
とコメントしています
つまり、2025年のビットコインは“方向感のある一本調子の上昇”ではなく、
「コストラインをまたぎながら、短期組が何度もチャンスをもぎ取ってきた年」だった、という見立てなんですね。
P(もう一度結論):初心者が受け取るべきメッセージ
もう一度まとめると、
ビットコインの年初来リターンだけを見るとマイナスだけど、
短期トレーダーは3日に2日くらいは「含み益」で過ごせていた
カギになっていたのは、
**短期保有者の取得単価(約81,000ドル)を上回ったり下回ったりする「コスト構造」**で、
ここが“気持ちの折れるライン”として機能していた
直近の30%下落でも、
含み損は -28% → -12%まで縮んできていて、
いったん投げ売りが落ち着いている可能性がある
そして、この81,000ドルをしっかり上回ったまま短期組の収支が良くなっていけば、
今の調整は「次の上昇の準備期間」になるかもしれない
ただし、ここが一番大事なんですが、
「だから絶対上がる」とはどこにも書いていませんし、そこまで言っていません。
この記事が教えてくれるのは、
チャートだけじゃなくて、
「誰がどの価格帯でどれくらい苦しいか・得しているか」
というオンチェーンの“ポジション構造”を見ると、相場の体温が少し分かりやすくなるよ
という視点なんですね。 December 12, 2025
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