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ダイバーシティー
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2025.12.02 20:00
:0% :0% (40代/男性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
いや〜、この記事とこの動画を並べるとさ、倭国の教育ってのが中身より先に帳尻合わせの世界に入ってるのが見えちゃうのよね。まず、ひろゆきがポストしてくれた新聞の障害者18歳人口から除外。これ、差別とか以前に統計の倫理が壊れてるね。
18歳は18歳で、進学するもしないも、支援が必要だろうがなかろうが、社会の人数として数えるのが国家の最低限の礼儀じゃないかしら?
数字の都合で人間を引っこ抜いたら、進学率はキレイになるかもしれないけど、キレイになったのは現実じゃなくて見栄だよ。
で、そこに来て大学2026年問題。
人口が減る、進学率が伸びても母数が減るから進学者数が減る。
そりゃ大学も専門も、特に地方の私学は持たない。
動画の空気は相次ぐ廃止!大学戦国時代!
分かるよ。
これは大学の生き残り競争。
だけどね、ここで国も業界もやりがちな最悪手がある。
それが数字を盛ることと、入口を広げて中身を薄くすること。
「推薦組増えた」ってTikTokのコメントが出るのも、現場の実感なのでしょうね。金があれば入れるって声も出る。
学びの価値が切符になって、切符だけ売ってる駅みたいになるとさ、最後は駅ごと潰れるんだよ。学生も親も、地域も置いてきぼりでね。
じゃあどうするか。あたしはこう思うね。
まず統計は、除外じゃなく内訳で出せばいい。障害のある若者も含めた全体像+進路の多様性を、見える形で示せばいいのよ。
大学は全部残す、全部潰すじゃなくて、地域の役割で再編成し、研究拠点、職業教育、リカレントって看板を掛け替えて中身を作り直せばいい。
そして学費、支援は、全員一律の気前の良さより、困ってるところに厚く。
昔の世代がムカつくって声が出るのも分かる。
だからこそ、説明と納得が必要なんだよ。
結局さ、「大学が多すぎる」って話に見えて、ほんとは「どこで、何を学んで、どう働く国にするか」って国の設計図の話なんだよね。
人を数から消して、大学を数だけ残して、未来ができるわけない。
戦国時代って言うならさ、槍の数じゃなく、兵糧と陣形を考えろって話だよ。数字遊びやってる場合じゃないんじゃないかしら? December 12, 2025
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「女の子だって暴れたい」から
「男の子だってプリキュアになりたい」へ時代の変遷。
当初のコンセプトを重視する保守派と
時代と多様性を尊重する革新派。
色々な意見・考え方が見れて面白い🤔
人は恒常を求める生物。変化を忌み嫌う。
ただ「意見の発信」の先までいかないようにね。攻撃とか。 December 12, 2025
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市P連の講演、
星山麻木先生の「生まれてきてくれてありがとう。」
ありがとうございました!
家で著書を再読しました。
多様性、共生社会について、理解と実践を。
皆さま、いつも本当にありがとうございます!
行くぞう!聞くぞう!働くぞう! 岡本こうぞう !!
#岡本こうぞう
#さがみはらの声 https://t.co/my9kKC3eHc December 12, 2025
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2026年度に10周年を迎える「Diversity on the Arts Project」(通称:DOOR)について、DOORディレクター 東京芸術大学長の日比野克彦さんよりお話を伺いました。「ケア×アート」をテーマに、「多様な人々が共生できる社会」を支える人材を育成するプロジェクトです。講師として、現代の社会に生きづらさを感じている当事者、社会との関わりを持ち表現を行うアーティスト、現代の福祉をより広い視野で据え直す多様な分野の専門家をお迎えします。
#東京芸術大学
#日比野克彦
#多様性
#野田聖子 December 12, 2025
1RP
昨日、路上でマイク使ってお喋りしてて、「ゼノフォビアという言葉を知ってほしい。よく外国人嫌悪という意味合いで使われたりするけど、実はもう少し広げて『よく知らない他の文化とか多様性への不安、そこからの忌避や嫌悪』って思ってもらった方がいい」と話してくれて、なるほどなあと思った。 December 12, 2025
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久々のダイバーシティーガンダムだったよ
12月もみんなにいっぱい会えるのワクワクよ
明日は単独!
ガチガチLIVE楽しみにしててね🤩🫶 https://t.co/HGX70jR40F December 12, 2025
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室月さん すでに包摂のトレンドはピークアウトしてます。
男性の機会より妊婦の安心が圧倒的に優勢です。
倭国では、助産師は保健師助産師看護師法第3条で「女子」と明確に限定されており、男性は国家試験の受験資格すら得られません。
なんらかの理由があって?こんなにも必死に男性に助産師の権利を与えたいのでしょうが、倭国版DOGE的な政策は多様性投資として通らないと思われます。
実際、2025年の予算審議でジェンダー関連は「成果薄い」と判断。
妊婦という用語を厚労省は守っており、
FTMはごく稀であり個別の対応で十分です。
男性の機会を優先的に広げようとする視点は時代遅れであり議論は空回りしています。 December 12, 2025
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倭国でさ、「礼拝室いらないと思う人✋」ってポストが伸びるの、気持ちは分かるのよね。だって倭国人ってのは、基本的に誰かの信仰を邪魔しない代わりに、自分の生活圏をいじられたくない民族。信仰を笑う気はない。でもね、信仰の自由と職場の運用は別モノなんだよ。
で、問題の芯はここ。
最初は場所を少し貸してほしい。
優しい社長が「いいよ」って整備した。
ところが「狭い」「もっと広く」「洗う場所が」ってエスカレートして、現場の不満が増える。
これ、宗教に限らず、どんな配慮案件でも起きるんだよ。介護でも、クレームでも、自治会でもさ。
いったん善意で始めると、
次が権利みたいになって、
最後は当然になる。
そこに運用ルールが無いと、現場は燃える。
オーストラリアの話も象徴的よね。
多様性が進んでる国ほど、逆に線引きがうまい。
自由にしていいよの一言じゃなくて、自由のための手順がある。
倭国はそこが苦手で、空気で回そうとする。
すると、空気が割れた瞬間に、全員が敵になる。
これが一番まずい。
じゃあ、どうするか?
答えはシンプルでさ、礼拝室を作る、作らないじゃなく、会社としての標準仕様に落とすことだよ。
もし作るなら礼拝専用じゃなく、マルチ目的の静養、黙想スペースにする(誰でも使える)。
使い方は紙1枚でいいから、予約、時間、清掃、水の扱いまで明文化する。
宗教配慮が必要なら、場所より先に勤務時間内の休憩運用を整える(外で祈る選択肢も含める)。
そして一番大事なのは、要求じゃなく合意にすること。会社は施しじゃない、契約の共同体なんだよ。
信仰は尊い。
だけど、職場は寺でもモスクでも教会でもない。
そこにいるのは、祈る人も、祈らない人も、黙って働いて家族を養う人もいる。
誰かの信仰を守るために、別の誰かが毎日イライラしてたら、それはもう共生じゃなくて摩耗じゃないかしら?
最後に皮肉を言うとね。
倭国人は優しいんじゃない。
揉めるのが怖いだけなんだよ。
だから舐められる。
だから炎上する。
だから分断する。
優しさってのは、黙って譲ることじゃない。
最初にルールを決めて、全員を守ることなんだよ。
で、これを言うと冷たいって言われるけどね。
共生ってのは、相手に合わせる技術じゃなくて、境界線を共有する技術なんだよ。
そこを学ばないと、倭国はいい人のまま、ずっと揉め続けるんじゃないかしら? December 12, 2025
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本店の続き。
完全ランダム化で更新楽にしようとして苦戦して逆にとても苦労して時間無駄にしてます😀💦w
とりあえず、ポーズは多様性そこそこなので気に入ったのだけ供養😀
2号店用なんかは特にランダムで色々作ってくれると楽なんだけどなぁ。
全部眠そうな顔になる💦
AI https://t.co/F5mdy2i6Eb December 12, 2025
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“国会議員と元官僚とエンジニアとデザイナーが何かを一緒に作ることは恐らく倭国で初めてだったのでは”
“こうした多様性の高いチームは(中略)同じ目線や感覚を共有することが重要”
“定期的に「気持ちをもつ会」と称して(中略)フィードバックする場を設けた”
「気持ちをもつ会」という名前自体も素敵。 https://t.co/pRT9ZYU79J December 12, 2025
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水中遺跡は陸の遺跡以上に「遺跡は誰のモノ?」を考える機会が多い
管轄の問題、所有権の問題、歴史的な繋がりの強さと現在地が異なる(時には別の国にある)こと
それ以上に、漁師さんたちの漁場であり、ダイバーが訪れる場所、生物多様性に貢献していることなども大きい。 December 12, 2025
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旅のスタートで言いづらいことですし悔やんでくれている方がその場にいらっしゃったのがとても嬉しいです
多くの女性は性の多様性を受け入れています。ただ、男性の身体で女性スペースに入らないで欲しいだけ
しほさまはその意図を理解してくださっている。本当にありがたいです https://t.co/uFRfBcJWjU December 12, 2025
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@Asamin__mi 病気になって目見えなくなったら一生愛して介護してね
そもそも、血液型に多様性があるのは感染症に対する防御のネットワークという面が大きく、例えばO型はコレラに弱くマラリアに強い等。よって、B型が何かしら感染の中で有利に働いた説。
ゴリラは小集団のため、遺伝的浮もう文字数ヤバいからやめよ December 12, 2025
上海灘のシルク総刺繍ジャケット出てて心臓止まった…これ着て学会行ったら多様性アピールしすぎて浮くわ😂
SHANGHAI TANG シャンハイタン シルク 総刺繡 ドレスジャケット
https://t.co/E3JSY1LZ9p December 12, 2025
OMUXΩ∞KUT-ASI
JUNKI KANAMORI
Googleの「量子優位性」を巡る競合分析:技術的マイルストーンと業界の反応
1. はじめに:量子コンピューティング競争の新局面
本レポートは、Googleによる「量子優位性」達成に関する最新の主張と、それに対する競合他社および研究コミュニティの多角的な反応を分析するものである。この分析は、量子コンピューティング開発競争が、単なる計算速度の誇示から、その成果の**「検証可能性」と「実用性」**を問う、より成熟した新たなフェーズへと移行したことを示す戦略的意味合いを持つ。2019年の論争で「速さ」だけを競う戦略がいかに脆弱であるかが露呈したからこそ、Googleは戦略転換を迫られ、新たな競争軸として「検証可能性」を打ち出した。これは単なる進化ではなく、過去の批判への戦略的回答と評価できる。
本レポートでは、まず2019年に業界を揺るがしたGoogleの「量子超越性」の発表とその論争を振り返り、現在の戦略的文脈を整理する。次に、その教訓を踏まえて発表された2025年の「検証可能な量子優位性」の技術的詳細と戦略的意図を深掘りする。さらに、研究コミュニティからの慎重な評価を分析し、主要プレイヤー各社が採用する多様な開発アプローチとの比較を通じて、現在の競争環境を俯瞰する。最終的に、これらの分析を統合し、量子コンピューティング業界が直面する将来的な技術課題と展望を提示する。
この激しい技術開発競争において、大きな転換点となったのは、2019年にGoogleが発表した「量子超越性」の達成宣言であった。
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2. 2019年「量子超越性」の衝撃と論争
2019年にGoogleが発表した「量子超越性(Quantum Supremacy)」の主張は、量子コンピューティング業界に大きな衝撃を与えると同時に、激しい論争を巻き起こした。この出来事は、量子コンピュータの性能を巡る議論のあり方を定義し、現在の技術開発競争の前提となる重要な歴史的文脈を形成している。
2.1. GoogleのSycamoreプロセッサによる主張
Googleは2019年10月、権威ある科学誌『Nature』において、量子コンピュータが古典コンピュータの能力を凌駕したとする画期的な成果を発表した。その主張の要点は以下の通りである。
* プロセッサ: 54個の量子ビットを持つ自社開発のプロセッサ「Sycamore」を使用。
* タスク: 古典コンピュータでのシミュレーションが極めて困難とされる「ランダム量子回路のサンプリング」を実行。
* 主張: 当時世界最速のスーパーコンピュータで1万年かかると推定される計算を、わずか200秒で完了したと発表。
* 発表媒体: 科学誌『Nature』で正式に論文が掲載され、その主張に科学的な重みを与えた。
2.2. IBMによる反論と論争の核心
Googleのセンセーショナルな発表に対し、長年の競合であるIBMは即座に反論を展開した。この反論は、量子優位性を巡る議論の複雑さを浮き彫りにした。
* 計算時間の再評価: IBMは、Googleがシミュレーション時間の見積もりにおいて、スーパーコンピュータの持つ大容量ストレージ(メモリとHDDの組み合わせ)を十分に活用していないと指摘。最適化された古典アルゴリズムを用いれば、同じタスクは2.5日で実行可能であると主張した。
* 「量子超越性」という言葉への異議: IBMは、Googleの成果は「量子超越性」という決定的なマイルストーンの達成とは言えず、この言葉自体が広く誤用され、過度な期待を生んでいるとの懸念を表明した。
2.3. 「量子超越性」が残した教訓
この2019年の論争は、量子優位性の主張がいかに脆弱であるかを業界に知らしめる結果となった。実際に、その後の研究では古典シミュレーションのアルゴリズムが改良され、Googleが示したアドバンテージは大幅に縮小した。この経験は、単一のベンチマークにおける速度比較だけでは、真の優位性を証明することがいかに困難であるかという重要な教訓を残した。
この経験こそが、Googleの次なる発表における戦略転換、すなわち単なる速度から「検証可能性」へと焦点を移す背景となったのである。
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3. 2025年「検証可能な量子優位性」への進化
2019年の論争という教訓を経て、Googleが2025年に発表した成果は、単なる計算速度の向上に留まらず、**「検証可能性」**という新たな概念を導入した点で、質的に大きく進化した。これは、量子コンピュータを科学的なデモンストレーションの対象から、信頼できる実用的なツールへと昇華させるための、意図的な戦略転換と評価できる。
3.1. WillowチップとQuantum Echoesアルゴリズム
Googleが2025年10月に発表した成果は、より進化したハードウェアと洗練されたアルゴリズムに基づいている。
* プロセッサ: 105個の量子ビットを搭載した最新の量子チップ「Willow」。
* アルゴリズム: 「Quantum Echoes(量子エコー)」と名付けられた新開発のアルゴリズム。
* 測定対象: 量子系のカオス的な振る舞いを測定する物理指標である「OTOC(時間外順序相関子)」。これは情報が量子系内部でどれだけ速く拡散し、複雑に混ざり合うか(スクランブルされるか)を測る指標である。
* 性能主張: 世界最速のスーパーコンピュータ「Frontier」で約3.2年を要する計算を約2時間で完了させ、約13,000倍の高速化を達成したと主張している。
3.2. 戦略的転換:「検証可能性」の重要性
今回Googleが「検証可能な量子優位性」という概念を打ち出した背景には、科学的信頼性を確立するという明確な戦略的意図がある。2019年のタスクは、正しい答えが「確率分布」そのものであるため、その分布全体を古典コンピュータでシミュレーションしない限り正しさを検証できなかった。
しかし、今回のOTOC測定は最終的に「単一の数値」を出力する。これは、検証コストを劇的に下げる画期的な転換である。なぜなら、原理的には別の(同等性能の)量子コンピュータで同じ計算を行い、その数値を比較するだけで検証が完了するからだ。この「検証可能性」は、量子コンピュータの計算結果に対する信頼性を担保し、科学的なツールとして受け入れられるための極めて重要な一歩となる。
3.3. 応用可能性と現在の限界
Googleは、この技術の具体的な応用例として、医療分野などで用いられる「核磁気共鳴(NMR)」による分子構造解析技術を飛躍的に向上させる可能性を提示している。理論上、従来法では測定困難だった原子間の長距離相互作用をシミュレーションできる可能性がある。
しかし、この技術には明確な限界点も存在する。
* Google Quantum AIの研究員であるTom O'Brien氏自身が、分子シミュレーションの領域では「まだ古典を超えていない」と明言している。
* 現在の技術は、トルエンなどの小さな分子にしか適用できておらず、これらの計算は古典コンピュータでも十分に可能である。
Googleの最新の発表は、実用化に向けた大きな一歩であることは間違いないが、同時に多くの課題が残されていることも示唆している。Googleが「検証可能性」というカードを切ったにもかかわらず、なぜコミュニティは依然として懐疑的なのか。それは、その検証自体が「別の同等性能の量子コンピュータ」を必要とするという根本的なジレンマを抱えているからだ。
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4. 研究コミュニティの懐疑的視点と評価
Googleの華々しい発表に対し、世界の量子研究コミュニティは、過去の経験を踏まえて慎重かつ懐疑的な評価を下している。2019年の「量子超越性」の主張が後の研究で覆された歴史があるため、科学的な検証プロセスと証明の厳密さがこれまで以上に重要視されている。
4.1. 主要な専門家による技術的評価
複数の著名な研究者が、Googleの主張に対して重要な論点を指摘している。
* Dries Sels氏(ニューヨーク大学): 「大きな主張には高い証明責任が伴う」と述べ、今回のタスクに対して効率的な古典アルゴリズムが存在しないという証明が不十分であると指摘。主張の根拠が盤石ではないとの見解を示している。
* Aram Harrow氏(MIT): 過去の事例と同様に、今後改良された古典アルゴリズムが登場し、現在の優位性が失われる可能性を警告している。量子優位性の主張は、常に古典アルゴリズムの進化との競争に晒されている。
* James Whitfield氏(ダートマス大学): 技術的な進歩は印象的であると認めつつも、この成果が直ちに実用的な経済価値を持つ問題の解決に繋がるわけではないと、実用性との間に距離があることを指摘している。
* Scott Aaronson氏(テキサス大学): 「検証可能性」という概念の重要性は認めながらも、その検証には同等の性能を持つ「別の量子コンピュータ」が必要であり、まだ実際には検証されていないという核心的な課題を突いている。
4.2. 「量子超越性」から「量子優位性」へ:用語を巡る議論
「Quantum Supremacy(量子超越性)」という言葉自体も、一部の研究者の間で議論の的となっている。この言葉を提唱したJohn Preskill氏は、量子コンピュータが古典機では不可能なタスクを実行できる時代を象徴する言葉として選んだが、コミュニティの一部では、その強い響きを避け、より中立的な「Quantum Advantage(量子優位性)」という言葉が好まれる傾向にある。さらにIBMは、「Supremacy」や「Advantage」といった理論上の優位性よりも、実用的な価値を創出するアプリケーションに焦点を当てることでGoogleとの差別化を図る戦略的ポジショニングとして、「Quantum Utility(量子有用性)」という概念を提唱している。
Googleが直面するこのような科学的・技術的ハードルは、単独企業で解決できるものではない。むしろ、業界全体の多様なアプローチによる健全な競争こそがブレークスルーの鍵を握る。次に、その競争環境を概観する。
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5. 主要プレイヤーの開発アプローチと競争環境
量子コンピューティングの開発はGoogle一強の市場ではなく、多様な技術的アプローチを持つ複数のプレイヤーが覇権を争う、熾烈な競争環境にある。各社はそれぞれ独自の強みと戦略を掲げ、この次世代技術の主導権を握るべく開発を進めている。これは、どの技術が最終的に主流となるか不透明な中での、各社による**技術ポートフォリオへの賭け(ベット)**と見ることができる。
企業名主要技術開発アプローチと戦略
Google超伝導量子ビット- ハードウェア: Sycamore, Willowチップによる量子ビット数の拡張。<br>- 戦略: 量子エラー訂正に注力し、2029年までに100万論理量子ビットを目指す野心的なロードマップを掲げる。<br>- 特徴: DeepMindとの連携によるAI(AlphaEvolve)を活用した回路最適化。
IBM超伝導量子ビット- ハードウェア: Condorプロセッサなど、着実な性能向上。<br>- 戦略: 「量子有用性(Quantum Utility)」を提唱し、既存の古典計算資産を活かす現実的なハイブリッドアプローチを重視。2029年に耐故障性量子コンピュータを目指すロードマップを持つ。<br>- 特徴: オープンソースのフレームワーク「Qiskit」による広範なエコシステム構築。
Microsoftトポロジカル量子ビット- ハードウェア: Majorana 1チップなど、他社とは異なる独自技術を追求。<br>- 戦略: 理論上エラーに非常に強く、成功すれば「ゲームチェンジャー」となり得るトポロジカル量子ビットの実用化を目指す、長期的でハイリスク・ハイリターンな投資戦略。<br>- 特徴: クラウドプラットフォーム「Azure Quantum」への統合。
IonQトラップイオン技術- ハードウェア: 超伝導方式とは異なるトラップイオン技術を採用。<br>- 戦略: 高いゲート精度と量子ビット間の全対全接続性を強みとする。<br>- 特徴: 特定の応用分野(医療機器シミュレーションなど)での優位性実証に注力。
上記以外にも、PasqalやQuEra(中性原子型)、D-Wave Quantum(量子アニーリング)、Intel、Quantinuumなど、数多くの企業が多様な技術で競争に参加しており、業界は活気に満ちている。
各社のアプローチの多様性は、業界全体の技術的進歩を加速させている一方で、どの技術方式が最終的に主流となるかは未だ不透明な状況である。この健全な競争こそが、量子コンピューティングの未来を形作る原動力となっている。
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6. 結論:量子コンピューティングの現在地と今後の技術的課題
本レポートで分析した通り、Googleによる「検証可能な量子優位性」の発表は、量子コンピューティングの研究開発における競争の焦点を、純粋な計算速度の誇示から、**「信頼性」と「実用性」**を重視する新たなステージへと移行させた象徴的な出来事である。2019年の論争を経て、業界全体がより成熟し、科学的厳密性と実世界への応用価値を問う段階に入ったことを示している。
しかし、真に社会を変革する汎用量子コンピュータの実現までには、依然として複数の根源的な技術課題が存在する。業界全体が直面する主要な課題は、以下の3点に集約される。
1. 量子エラー訂正の実用化: ノイズの影響を受けやすい多数の「物理量子ビット」から、安定した計算が可能な少数の「論理量子ビット」を効率的に生成する技術の確立が不可欠である。これが実現しない限り、大規模で複雑な計算は実行不可能である。
2. スケーラビリティの確保: 現在の数十から数百量子ビット規模のデバイスを、新薬開発や材料科学といった実用的な問題を解くために必要とされる、数千から数百万量子ビットへと拡張するには、アーキテクチャ、制御、冷却技術など、数多くの工学的課題を克服する必要がある。
3. 真に有用なアルゴリズムの開発: ハードウェアの性能向上と並行して、量子コンピュータならではの能力を最大限に活用し、新薬開発、材料科学、金融最適化といった分野で、経済的・社会的に大きな価値を生み出すアルゴリズムを創出することが求められる。
これらの課題解決に向けて、倭国の「ムーンショット目標」のような長期的視点に立った国家戦略の重要性はますます高まっている。今後の競争の焦点は、単なる量子ビット数の増加から、高品質な論理量子ビットをいかに効率的に生成し、実用的なアプリケーションで経済的価値を最初に実証できるかという、より質的な競争へとシフトするだろう。 December 12, 2025
右派の武装平和主義を軍国主義や反平和主義と決めつけ、非武装平和主義だけが正義であるかのような左派の言行こそが分断を招いている要因ではないでしょうか。多様性の中には右派は含まれなくても良いのだろうか。 https://t.co/CKWzJxYuYL December 12, 2025
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