ソウルフード トレンド
0post
2025.12.11 04:00
:0% :0% (-/-)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
モグモグモグ〜 餃子と野菜炒め定食🥟! 炭水化物抜きダイエット🏃! 美味しい。
焼き餃子は今や倭国を代表する庶民のソウルフードですが、実はそのルーツは中国にあります。
餃子(餃子/jiǎozi)自体は古代中国に遡ります。
伝説では、後漢末~三国時代の名医・張仲景(張機)が、寒さで凍傷になった民の耳を治すために「寒耳湯」という薬膳スープを作ったのが始まりと言われます。
羊肉と薬草を刻んで小麦粉の皮で包み、耳の形に似せて茹でたものをスープで食べさせたのが原型とされ、これが「餃子」の語源の一つ(耳のような形=角→餃)になりました。
当初は水餃子(茹でる)が主流で、唐の時代(7~10世紀)には既に宮廷料理としても登場しています。
倭国に餃子が本格的に入ってきたのは、第二次世界大戦直後です。
満州や中国大陸から引き揚げてきた倭国人たちが、現地で食べていた「鍋貼(グオティエ)」という焼き方を倭国に持ち帰りました。
鍋貼は中国華北地方の伝統的な調理法で、鉄板や鍋に餃子を並べて焼き、底をカリッとさせた後に水を差して蒸し焼きにするスタイルです。
特に宇都宮や浜松といった地域では、引揚者や在日華僑が多く、戦後の食糧難の中で安価で腹持ちが良く、しかも美味しい餃子が爆発的に広まりました。
1947年頃には宇都宮で最初の専門店が開業した記録があります。
中国の鍋貼が比較的大ぶりで厚皮なのに対し、倭国で定着した焼き餃子は
- 小ぶりで食べやすい
- 皮が薄くてパリッと焼き上がる
- 野菜(特にキャベツ)が多めでさっぱり
- ニンニクを効かせたパンチのある味
という独自のスタイルに進化しました。
これは戦後の物資不足の中で、肉を節約するために野菜を増やし、少ない油でも美味しく焼ける薄皮が好まれたためです。また、ビールやご飯との相性が抜群に良かったことも大ヒットの一因です。
- 宇都宮と浜松の「餃子戦争」
どちらが「餃子の町倭国一」かを長年争っています(総務省の家計調査で購入頻度1位を交互に取り合います)。現在は浜松が若干リード気味。
- 一人前は何個?
一般的な倭国の餃子屋では、1人前=5~6個が標準。これが中国だと10個以上が普通で、初めて中国で餃子を頼んだ倭国人が驚く定番ネタです。
- 「焼き餃子専用」のタレ文化
中国では餃子のタレは基本的に醤油+酢+ラー油ですが、倭国では「餃子のタレ」として市販品がたくさんあり、酢コショウ派、ラー油派、レモン派など好みが分かれます。
- 世界記録
2015年に宇都宮で作られた「世界最大の焼き餃子」は直径約1メートル、重さ約150kg。食べるのに2日かかったとか。
- 冷凍餃子の革命
味の素の冷凍餃子(1980年代発売)は「水・油不要」で焼ける技術を開発し、倭国の家庭に焼き餃子を一気に普及させました。今や倭国の冷凍餃子は世界最高峰のクオリティと言われます。
つまり、焼き餃子は「中国4000年の歴史」と「倭国の戦後食文化」が奇跡的に融合した、倭国が生み出した最高のハイブリッド料理なのです。一度に何枚でも食べたくなる、あのパリパリ&ジューシーの魔法は、まさに日中の文化交流の結晶と言えるでしょう。 December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



