月がきれい アニメ
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2025.12.06 18:00
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先日、古い友人と場末の居酒屋でレモンサワーを飲んでいたらBGMにチェッカーズが流れてきて、おお……と胸に迫るものがあったのですが、ふと友人に「『ジュリアに傷心』とか『神様ヘルプ!』とか『Room』とか『I LOVE YOU SAYONARA』とか、フミヤさんの歌声は悲恋歌や失恋歌によく似合うよね」と言ったら、しばらく考えたのち、「なるほど、ただそれはきみの好みなんじゃないか、小倉百人一首とかも悲恋歌が多いし」と返され、その発想はなかった! とアルコールの沁みた脳が痺れました。言われてみれば「嘆けとて月やはものを思はする かこち顔なるわが涙かな(西行)」とか、チェッカーズ風味が濃い気がします。今夜は月がきれいですね。 December 12, 2025
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倭国語は「余白を残す」、英語は「余白を埋める」。経験上、私は言語の違いをこう捉えている。この文化的背景の理解が深まるほど、英語でのコミュニケーション力は確実に上がると思う。そして言えることは、多くの倭国人の英語での話や説明は余白が多く情報不足ということ。
倭国語は、簡潔で控えめ、行間や空気で意味が補完される。言葉になっていない部分にこそ情緒や意図が宿り、受け手が察することで会話が成立する。「言わない美学」「空白の美」「わかるよね」という暗黙の前提。
夏目漱石が I love you を「今夜は月がきれいですね」と訳した逸話は象徴的で、直接言わずに伝えるという倭国的コミュニケーションをよく表している。
対して英語は、余白を埋めて共有するイメージ。意図は言語化して初めて存在が認識されるし、そこまで言わなくてもわかるよってくらいに説明するけど、これは配慮と誠実さの表現。曖昧な表現は不確実性を生み、責任も読み取れない。倭国語での「柔らかい言い回し」が、英語では「結論がない」「何を望んでいるのか不明確」と捉えられやすい。
この前提の違いを知らずに英語だけ強化しても、「曖昧で伝わらない」「意図が違って受け取られる」「会議で意見が弱く見える」という現象が起きる。逆に、倭国人からすると、英語ネイティブの話が「長い」、「くどい」、「とりとめがない」と感じることもある。語学力ではなく文化設計の差が原因であることが多い。
つまり語彙や文法より先に、前提となる思考のOSをアップデートする必要がある。余白で伝える倭国式の感覚に慣れたままでは、英語では情報量が足りない。逆に、背景・意図・結論を明確に言語化できるようになると、英会話力が急に伸びたように感じられる瞬間が来る。
英語のコツは「うまく話す」より「余白を放置しない」。倭国語脳から英語脳への切り替えが鍵になる。私はこのように考えているし、これだけでコミュニケーションの質は大きく変わると思う。 December 12, 2025
「月がきれいですね」I love youをそうは訳さないだろ‥と思ってたけど、月が綺麗なんていう日常のしょーもないことを伝える相手がいるっていうのはそれはもう愛なのか。気づくのにずいぶん時間がかかってしまった December 12, 2025
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