tesla トレンド
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2025.12.06 16:00
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アニメ『 #終末のワルキューレ』
配信まであと 4日💥
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キャラクターPV大公開!
本日登場するのは…
二コラ・テスラ(cv.#古川慎)
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人類存亡をかけた、
一対一〈タイマン〉の13番勝負が
いま、再び幕を開ける🔥
12/10(水)Netflix独占配信開始
https://t.co/WUKhJUUuMn https://t.co/GQRTWAUWB2 December 12, 2025
8RP
・私は投資に深い興味を持っていないがこのnoteは強烈に面白く、映画や小説、マンガを含む表現のありかたについて思いをはせる切欠になった。
https://t.co/yHVa2lUkA5
以下とりとめのない感想。『』内は引用です。
1:石油の匂い、コーラの壜
『30年前の時価総額上位銘柄は、人々が暮らす街並みそのものであり、実体経済と密接に結びついた銘柄だけで占められていた。』
(石油、通信、小売、電気機器、製薬、コーラ、銀行)。
『2025年現在の時価総額上位は、Nvidia、マイクロソフト、アップル、アマゾン、メタ、ブロードコム、アルファベット(Google)、テスラなどで、ネットやITサービス、半導体などのテックカンパニーに大きく偏っている。』
出だしでいきなり、「なぜ現代の映像作家の多くがIT普及前を舞台にするのか」の解答が出た。絵にならないのだ。匂い、手触り、喉を通り抜ける液体の感触、といった思い出を喚起しないのだ。
実体経済は映画になる。販売店の内装、掃除機の轟音、石油の匂い、ぬるつき、火元と近づける映画内スリル。ノスタルジックであり、かつ、武器にもなるコーラの壜、銀行内で舞い散る札束。一方、Nvidiaの内部を映画にしましょうって、どんな天才でも無理だ。だってNvidiaは自前の生産設備を持ってないんだもん。アルファベット(Google)やメタを舞台にスリル、アクション、ラブ・コメディ?無理だよ。
いったい何人の映像作家が、監督が「スマホがあると成立しない」を口にしただろう。スマホを映画に出すと「動画の中に動画」になる。すれ違いも「浮気してるの?してないの?」も履歴で一発解決。時刻表を使った犯罪も消滅。スピルバーグ作品からルックバックまで、スマホがないからこその物語が日々量産されている。「ほんとは現代に生きる人間を描きたい」作家もやむなく少し昔を舞台にしている。
2:(マンガの中の)「一番つえーやつ」が消失、無意味に
私は5年くらい前から「現代舞台を倭国にして、強強の倭国人が世界を救うって物語はもう無理なんじゃないかな」と思い続けてきた。つまり、少年マンガってことなんだけど。
『30年前の米国時価総額上位企業はすでに多国籍化していたとはいえ、現代と比べればその活動の幅には限りがあった。
その防壁を取り去ったのがインターネットとソフトウェアだ。ITサービスの世界では、一旦支配的なプロダクトを誕生させることができれば、それを低廉な費用で複製し、インターネットを通じて世界中の顧客に瞬時に販売することができる。』
『世のクラウド化、DX化の進展と共に彼らの支配圏は拡大の一途をたどり、世界の国々はまるで米国に徴税されるかのように売上高を献上し続けている。』
『そのアップルの総還元性向が100%を超えているということは、この世のどこかで誰かがブランド料のたっぷり乗ったiPhoneを1台買うごとに、株主のポケットにその利益が丸々入ってくるということだ』
ちょっと考えてみましょう。孤高で孤独で最強の倭国人キャラがいたとしましょう。マンガの中に。その人も「支配的なプロダクト」を普段使いし、たっぷりとブランド料が乗ったデバイスを購入し、まるで「米国に徴税されるかのように」売上に貢献し続けている。
…………。うーん。山にこもるか?隠遁か?
「最強キャラ」だけではない。物語の中も「すげー金持ち」も甚大な被害を被っている。
「中川コンツェルンってすごいの?」
「ああ、Nvidiaより大きい」
ピンときますか。
『首位のNvidiaが4.3兆ドル、2位マイクロソフトと3位アップルが3兆ドル後半の時価総額』
円じゃないよ、ドルだよ。4.3兆ドル。しかも、半分以上の読者はNvidiaが何をやって、どんな収益構造で儲けているのか明確にイメージができないと思う。私もできない。
3:稚気・血
ほんの数冊だが、私が今年、経済関連の本を読んでいて一番ひっかかったのが「例えが子供っぽい」ことだった。
『ネットワーク国家』にせよ、ピーター・ティールの「世界統一独裁国家誕生の危機」にせよ、世界観がラノベなのだ。
いや、もうリアルがラノベになっていて、テックの巨人たちは現実に沿って発言しているだけなのかもしれない。にしても、世界観が「16、7歳の少年が考えたやつ」に思える。
note内でも紹介されている映画『世紀の空売り』の原作本を読んだとき意外だったのは、投資家マイケル・バーリが設立したサイオン・キャピタルのサイオンは、子供の頃好きだったファンタジー小説「シャナラの末裔(サイオン)たち」から取った、というくだりだった。
シャナラの末裔たち。エルフ、トロール、デーモン、聖なる樹、が出てくる物語。
私は頭が固くて古いので、「大人たちはそこに100万円、200万円を託すかな?」と咄嗟に思った。
note内で紹介されているビッグテックCEOたちの発言、
『グーグル:「過小投資のリスクの方がはるかに大きい」
Microsoft:「我々が築いてきた最大のビジネスのいくつかは、今後それほど重要ではなくなるかもしれない」「次の新たなプラットフォーム(AI)で勝利するほうが、過去の遺産を守ることより重要だ」
Meta:「もし数千億ドルもの無駄遣いをしてしまったら、それは非常に残念なことだと思います」「しかし、その逆の方がリスクは高いのです」』
も、「少年のようだ」と思う。大人がおらん。
急に古い話を持ち出して申し訳ないんだけど、チャーチルの第一次世界大戦の振り返り記って、実際に血が流れているのに全然「血の海だったのじゃ。屍は累々で勝者は血を浴びていたのだ」って書き方じゃないんだよね。
ただ、失った人数、武器、得た戦果を綴ってる。大人が書いてる。
ビッグテックの中の人や状況を書き綴ってある文章は往々にして、時々、読みようによっては、子供が子供に向けて書いてるように感じる。 December 12, 2025
2RP
ロボット展に行ったが
倭国の部品メーカーは人型ロボットでは厳しいかも。
遊星歯車(ハーモニックドライブ)も結構他(中国メーカー)出してるなぁ。
遊星ボールネジがテスラで中国メーカーのものを使われてることに驚き。
汎用向けのロボットはダントツで中国。
工業向けは、ファナックがいい。
ニデックは3日前にハーモニックとモーターのモジュール製品の開発発表とか言ってた。
#フィジカルAI December 12, 2025
2RP
テスラ、せっかく昔に比べて徐々に車好きにも受け入れられる性能になりつつあるのにこういうバカテスラ信者が無理な布教で自ら株落としに来るのガチデバフだと思うんだ https://t.co/SUHxaGGCF6 December 12, 2025
1RP
廃業コストを見てないので論外。
んでもってバッテリーは消耗品なので中古の価値が低い。ライフサイクルはEVの方が短い。倭国のガソリン車は倭国での用途を終えたあと、東南アジアやアフリカでリサイクルではなくリユースされてる。テスラにそれができるかって話。 https://t.co/UuUb9kO2QO December 12, 2025
两年前、私は妻と一緒にテスラ株を 1株152ドルで18,000株 買いました。
先月、それらを 1株450ドルで全て売却 しました。
その利益で、結婚したばかりの息子に 大阪で家を一軒購入し、新車もプレゼント しました。
そして今、私はすでに“次のターゲット”を決めています。
現在株価:78円 → 目標株価:4,500円
この企業の製品は、倭国とアメリカの大手データセンターでテストを通過しており、需要は急速に拡大しています。 December 12, 2025
【Tesla 2025ホリデーアップデート和訳】
・Grokが声でナビ完全操作
・車内カメラでAIが自動で盛ってくれるPhotobooth
・SpaceXのISSドッキングシミュレーター(ガチNASA仕様)
・Dog ModeがiPhoneでライブ映像+温度リアルタイム
・新Light Show「Jingle Rush」
移動中にこれ全部できるって…もう運転しながら仕事終わるわ December 12, 2025
【緊急】Tesla最新アップデートで人間運転死亡
Grokがナビ完全乗っ取り+車内でNASA本物の宇宙ゲーム+AIが勝手に盛ってくれるセルフィー
俺みたいな元ニートが乗ったら移動中も作業できるから「ニート卒業→月100万コース」確定の未来しか見えない
→詳細和訳はリプ欄で
元:https://t.co/5GnUQnbXG9
#AI #人工知能 #Tesla December 12, 2025
ビットコインが再び話題📈ETF関連ニュースで買いが集まってるけど、ここで乗るか悩む人も多いはず。短期の上げに飛びつくより、長期のトレンドを見たほうが気持ちが安定する。テスラやナスダックの動きも要チェック。焦らず分析📘 December 12, 2025
廃棄コストを見てないので論外。
んでもってバッテリーは消耗品なので中古の価値が低い。ライフサイクルはEVの方が短い。倭国のガソリン車は倭国での用途を終えたあと、東南アジアやアフリカでリサイクルではなくリユースされてる。テスラにそれができるかって話。 https://t.co/UuUb9kO2QO December 12, 2025
自動運転車にLiDARつけるか、カメラだけで行くかみたいな論争が、ヒューマノイドロボットにおいて発生してるみたい。
テスラのOptimusは、他の新興ヒューマノイドロボット企業(Figure,Sunday)とは違って、手にLiDARを付けることなくヒューマノイドロボットの本格製造に行こうとしてる。
車と同じく徹底的なコスト削減の一環で必要ないと判断されてるんかな?
確かに、人間は手先に目はついてないもんな(笑)
でも車の運転と違って、人間の活動は五感情報を無意識下で活用しまくっているわけだから、単純比較できるわけでもなさそう。触覚の代替と言われたらそんな気もする。 December 12, 2025
@mackey0805 @MONMO1025 多くのEVバッテリーは10〜20年、または20万〜50万km以上持つ(例: Tesla保証8年/16万km、実際はそれ以上)。97.5%がオリジナルバッテリー使用中(EPA)。
環境負荷: 製造時CO2多いが、2年or3-4万kmでガソリン車を逆転。生涯で73%低排出(ICCT 2025)。電力源によるが、長期で優位。 December 12, 2025
@msa_impact テスラは初めてみた時、紳士とは?なんぞ?と思いましたしチラッと登場しただけの金時がもったいないと思いましたね
平安京で回収されましたけど
あとはEXTRAからfateに触れたんでアンデルセンが登場したのは嬉しかったですね December 12, 2025
📒あなたが信じているS&P500は、もう存在しない | インデックスの中で起きている「静かな変容」
2025年11月30日、1つのnote記事が私の強い興味を引いた。
五月(片山晃)氏による「S&P500神話の終わる時」。インデックス投資バブルの形成過程と、AI投資がもたらす株式市場のレジームチェンジを描いた論考だ。
https://t.co/mlLz2eg0XF
片山氏の論考は、S&P500の神話がなぜ生まれ、なぜ終わりつつあるかを問う。Big TechのAI投資競争が、高利益率・高フリーキャッシュフローという構造を侵食しつつあると。
しかし、私はこの話を読みながらある違和感を感じていた。
これは、「S&P500神話の終わり」という話ではない。
「S&P500の性質そのものの変容」である、と。
あなたが毎月積み立てているS&P500は、もはや10年前のS&P500ではない。同じ名前、同じティッカー、しかし中身は根本的に異なる。これは、より根本的な構造変化が、S&P500の「内部」で進行している。
本noteでは、この「S&P500の静かな変容」に関する考察を行いたい。そして、パッシブ投資家が知らない間に抱えることになった新しいリスクと、その投資特性の変化について論じていきたい。今後の投資判断の何かの参考になれば幸いである。
第1章:S&P500の中で起きている「利益の大移動」
片山氏の論考の核心は、こうだ。
Mag7(Apple、Microsoft、Alphabet、Amazon、Meta、Nvidia、Tesla)は、インターネットとソフトウェアを通じて世界中から売上を回収し、それを株主に還元してきた。この構造がS&P500のPER拡大を正当化し、「信仰」の領域にまで押し上げた。
しかし、AI投資競争により、この構造が逆回転しつつある。設備投資が急膨張し、フリーキャッシュフローが圧迫され、株主還元余力が低下している。
一方、私に違和感をもたらした考えの核心は、こうだ。
インターネット時代、各リクエストのコストは限りなくゼロに近かった。限界費用ゼロ。これがGAFAの高利益率を支えた。
AI時代、この前提が崩壊した。トレーニングも推論も、膨大な計算コストを要する。「考える時間」が長いほど、コストがかかる。
結果として、IT企業の利益の一部は、構造的に半導体セクターへ流出し続けている。
この二つの考えを重ね合わせると、何が見えるか。
利益はS&P500から「消滅」しているのではなく、「移動」している。
数字で見る「利益の大移動」
具体的な数字を追ってみよう。
2025年、Google、Amazon、Meta、Microsoftの4社が投じる設備投資は、合計で4,000億ドルを超える見込みだ。2019年の約700億ドルから、わずか6年で6倍近い膨張。
この設備投資の大部分は、何に使われているか。
AIチップだ。そう、NvidiaのGPUだ。
Nvidiaの2025年度第3四半期(2025年7月〜10月)のデータセンター売上高は512億ドル。前年同期比66%増。四半期ベースで500億ドルを超えたのは史上初だ。
つまり、Big Techの設備投資の相当部分が、Nvidiaの売上になっている。
そしてNvidiaの粗利益率は、2023年1月の56.9%から2025年1月には75.0%へと急上昇した。純利益率は53%を超える。
詳しい数字や今後の見通しについては、以下のnote記事で解説しているのでもし良ければ参考にして頂きたい。
この数字が意味することは何か。
Big Techが「コスト」として支払った資金の大部分が、Nvidiaの「利益」として計上されている。
S&P500内部での再配分
ここで重要な事実がある。
Nvidiaは、S&P500の構成銘柄だ。
それだけではない。Nvidiaは2025年7月9日、史上初の時価総額4兆ドル企業となった。Apple、Microsoftを抜き、世界最大の企業に躍り出た。
S&P500に占めるNvidiaのウェイトは7.2%。これは2位のMicrosoft(6.3%)、3位のApple(5.9%)を上回る。
何が起きているのか。
S&P500の中で、利益の再配分が進行しているのだ。
「プラットフォーム企業」(Google、Amazon、Meta、Microsoft)から、「半導体企業」(Nvidia)への利益移転。
これは「S&P500からの資金流出」ではない。
「S&P500内部での利益の移動」だ。
片山氏は、Mag7がS&P500に「魔法」をかけたと書いた。高利益率の企業に収益が集中することで、市場全体の時価総額が膨らむ構造を。
今、その魔法の「受益者」が変わりつつある。
プラットフォーム企業から半導体企業へ。
Apple、Microsoft、Alphabet、Amazon、Metaが稼いだ利益の一部は、Nvidiaのチップ購入を通じて、Nvidiaの利益に転換されている。
そしてNvidiaの時価総額が膨らめば、S&P500におけるウェイトも上昇する。
結果として、S&P500に投資するということは、以前よりも「半導体企業に投資する」という意味合いが強くなっている。
情報技術セクターの支配
S&P500のセクター構成を見てみよう。
2025年12月時点で、情報技術セクターのウェイトは33.40%。全11セクター中、圧倒的な首位だ。2位の金融セクター(13.29%)の2.5倍以上。
しかも、この「情報技術セクター」の中身が変わっている。
かつて情報技術セクターの代表格と言えば、MicrosoftやAppleのような「ソフトウェア/プラットフォーム企業」だった。
今、その頂点に立つのはNvidia、つまり「半導体企業」だ。
S&P500の最大セクターである情報技術セクター。その最大銘柄がNvidia。
これは、S&P500の「性質」が変わったことを意味する。
第2章:NVIDIAが時価総額1位になった本当の意味
歴史的転換点
2025年7月9日。
Nvidiaの株価は一時164ドルを超え、時価総額は4兆ドルに達した。
Apple、Microsoftを抜き、世界で最も価値のある企業となった。
この出来事を、多くの人は「AI銘柄の上昇」として理解している。
違う。
これはIT産業の利益構造が根本から変わったことの、象徴的な証左なのだ。
なぜNVIDIAが最大企業になれたのか
考えてみてほしい。
Nvidiaは「半導体企業」だ。物理的なチップを設計し、TSMCに製造を委託し、販売している。
かつての常識では、半導体企業がソフトウェア/プラットフォーム企業より価値が高くなることは考えにくかった。
理由は単純だ。
ソフトウェアは限界費用がほぼゼロだ。一度作れば、複製コストはかからない。スケールすればするほど利益率が上がる。
半導体は違う。物理的な製品だ。材料費、製造費、物流費がかかる。スケールしても、利益率には上限がある。
実際、SaaS企業の平均粗利益率は約76%、半導体企業は約52%と言われてきた。
しかし、Nvidiaの粗利益率は75%を超えた。
SaaS企業に匹敵する粗利益率を、半導体企業が達成している。
なぜか。
「賃料を徴収するインフラ」への転換
答えは、私が指摘した構造転換にある。
インターネット時代、半導体は「電気代のような消費財」だった。できるだけ安く調達し、コストを抑えるべきものだった。
AI時代、半導体は「賃料を徴収する不動産」に変貌した。計算力は競争優位の源泉となり、いくらでも欲しい戦略資産となった。
需要が供給を大幅に上回る状況が続いている。
TSMCの先端パッケージング能力はボトルネックとなり、Nvidiaのチップは「完売」状態が続く。
需要超過、供給制約、高い参入障壁。
これらが組み合わさると、何が起きるか。
価格決定力が売り手に移る。
Nvidiaは、事実上の「価格設定者」となった。
Jensen Huang CEOが決算説明会で語った言葉が象徴的だ。
「Blackwellの売上は記録的で、クラウドGPUは完売しています」
完売。
需要が供給を上回り続ける限り、Nvidiaは高い利益率を維持できる。
これがNvidiaの時価総額を世界最大に押し上げた本質だ。
S&P500への示唆
NvidiaがS&P500の最大銘柄になったことは、S&P500に投資する全ての人に影響を与える。
S&P500は時価総額加重平均指数だ。時価総額が大きい銘柄ほど、ウェイトが高くなる。
Nvidiaのウェイトは7.2%。
つまり、S&P500に100万円投資すると、そのうち7.2万円がNvidiaに投資されることになる。
2020年のNvidiaのS&P500ウェイトは約1%だった。
5年で7倍以上に膨らんだ。
これは単に「Nvidiaの株価が上がった」という話ではない。
S&P500の性質が変わったのだ。
パッシブ投資家は、知らない間に、以前よりずっと多くの資金を「半導体企業」に投資している。
第3章:「プラットフォーム投資」から「インフラ投資」への静かな変容
インターネット時代のS&P500
2010年代のS&P500は、「デジタルプラットフォーム投資」だった。
GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)に代表される企業群。彼らのビジネスモデルの特徴は何だったか。
限界費用ゼロ。
Googleの検索結果を1件増やすコストは、ほぼゼロだ。
Facebookのユーザーを1人増やすコストも、ほぼゼロだ。
Amazonのプラットフォームに出品者を1人増やすコストも、ほぼゼロだ。
一度インフラを構築すれば、ユーザーが増えるほど利益率は改善した。
これが「スケーリング効果」であり、GAFAの高収益性の源泉だった。
投資家にとって、これは魅力的だった。
設備投資は相対的に小さく、フリーキャッシュフローは潤沢。その資金は配当と自社株買いで株主に還元された。
Appleの2024年自社株買い1,100億ドルは、この構造の象徴だった。
S&P500に投資するということは、この「スケーリング効果」に乗ることを意味していた。
AI時代のS&P500
2025年のS&P500は、性質が変わりつつある。
AI時代、各リクエストには実質的な計算コストがかかる。
ChatGPTに質問するたびに、GPUが稼働する。推論には電力を消費し、チップを摩耗させる。
「考える時間」が長いほど、コストがかかる。
限界費用ゼロの時代は、終わった。
この変化は、S&P500の構成企業の財務構造を根本から変えつつある。
Microsoftの設備投資比率は売上高の約33%に達している。
Metaは2025年に700億〜720億ドル、売上高の38%前後を設備投資に充てる。
Amazonは1,250億ドル、Alphabetは910億〜930億ドル。
Big Tech各社の設備投資比率は、かつての電力会社や鉄道会社に匹敵する水準に達した。
「アセットライト(資産を持たずに高収益を上げる)」というテック企業の強みは、急速に失われつつある。
資本集約型へのシフト
S&P500の上位銘柄を見てみよう。
1位:Nvidia(半導体)← 高収益化
2位:Microsoft(ソフトウェア/クラウド)← 高CapEx化
3位:Apple(ハードウェア/サービス)
4位:Alphabet(広告/クラウド) ← 高CapEx化
5位:Amazon(EC/クラウド) ← 高CapEx化
上位5社のうち、4社がAIインフラ投資のために設備投資を急増させている。
そして1位のNvidiaは、その設備投資を「売上」として受け取る側だ。
S&P500は、「限界費用ゼロのプラットフォーム企業群」から、「資本集約型のインフラ企業群」へと変貌しつつある。
投資特性の変化
この変化は、S&P500の投資特性を変える。
旧S&P500(2010年代):
低CapEx → 高FCF → 高株主還元
限界費用ゼロ → 景気変動に強い
ソフトウェア的特性 → 高PERが正当化される
新S&P500(2025年以降):
高CapEx → FCF圧迫 → 還元余力低下
計算コストの存在 → 変動費用構造の復活
ハードウェア的特性 → 減価償却、景気循環への感応度上昇
パッシブ投資家は、この変化に気づいているだろうか。
「何も考えずに積み立てれば報われる」という信仰は、S&P500の性質がある程度安定していることを前提としている。
しかし、その性質自体が変わっているとしたら。
第4章:パッシブ投資家が知らない間に抱えた新しいリスク
パッシブ投資の前提
S&P500へのパッシブ投資が「最適解」とされる理由は何か。
第一に、分散効果。500銘柄に分散されるため、個別銘柄リスクが軽減される。
第二に、低コスト。アクティブ運用と比較して、手数料が格段に安い。
第三に、長期的な上昇トレンド。インフレと経済成長により、株価指数は最終的には上がり続ける。
これらの前提は、今も有効だろうか。
(つづきはこちら!)
https://t.co/Kb83c2cJFX December 12, 2025
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