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スコットランド
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2025.12.10 02:00
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【選書メチエ833】
ケルトとは何か
原聖
妖精が戯れる神話の世界、美しい文様の装飾写本、大きな輪を重ねた石造の「ケルト十字架」、騎士や魔術師が活躍するアーサー王物語群など、ヨーロッパの古くて不思議な魅力がある文化――ケルトをこのように思い浮かべる人は多いだろう。
しかし、アイルランドやスコットランドで特徴的なダンスや音楽、民族衣装をはじめ、ケルト美術の優品「タラ・ブローチ」「ケルズの書」なども、古代ケルト人に伝統をさかのぼるのは、実は無理がある。
では、近年の「ケルト懐疑論者」が主張するように、ケルトの「存在自体が怪しい」のかといえば、そうではない。
ケルト文化の本質は、ケルト諸語によって営まれた文化である。スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランスのブルターニュ地方などの「ケルト文化圏」の主要言語であり、現在は少数言語となっているゲール語、ブレイス語などのケルト諸語の分析から、「ケルトとは何か」を根源的に問い直す。そこには豊かな言語文化の広がりと、現在も生きている伝統の厚みがあった。
ある時は近代のナショナリズムに活用され、またある時はヨーロッパ統合の象徴となり、さらに近代文明を批判する「癒し」の精神性も期待される「ケルト」の虚像と実像とは。「ケルト人」と「ケルト文化圏」は、なぜ一致しないのか?
言語学と考古学、美術、文芸、民俗学などを総合したヨーロッパの「ケルト学」の成果と議論から、「歴史」と「文化」の深層がみえてくる。
[本書の内容]
はじめに
第一章 近代が生んだケルト文化
1 華麗な音楽文化
2 展示される民族衣装
3 ヒーリングと反近代の思想性
4 ドルイドの実像と虚像
第二章 ケルト美術と考古学
1 「古代ケルト人」とは
2 タラ・ブローチとバターシーの盾
3 懐疑論と「西からのケルト語」
4 巨石文化を見直す
5 人の移動と文化の移転
第三章 文芸と民俗のなかのケルト
1 伝承文学と吟遊詩人
2 アーサー王伝説とバルドたち
3 韻律が伝える「ケルト文化」
4 民話と民謡の採集
5 妖精とハロウィーンの起源
第四章 民族起源の伝説と史実
1 ブリタニアの起源伝説
2 ブレイスの起源伝説
3 カムリー、エリウ、アルバの起源伝説
第五章 ケルト諸語の言語学
1 印欧語の歴史言語学
2 言語をどう分類するか
3 地名研究の効用
4 ケルト諸語の音声学
5 ケルト諸語の文法的特徴
第六章 社会のなかのケルト諸語
1 オガム文字の碑文を読む
2 「書きことば」をめぐる論争
3 社会階層・宗教・学校と言語
4 「言語死」をいかに食い止めるか
おわりに
◇全国書店でお求めください◇ December 12, 2025
9RP
📰オールブラックス、2026年初戦はクライストチャーチの新スタジアム。
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✍️オールブラックスの2026年テストシーズンの開幕カードが決まり、フランス代表との一戦がクライストチャーチの新スタジアム「テ・カハ・スタジアム」で行われることが発表されました。
屋根付きで約3万人収容の同スタジアムでの初テストマッチは、7月4日(土)の午後7時10分キックオフとなります。
オールブラックスは来季、計17試合(テスト13試合)を予定しており、フランス戦の翌週にはウェリントンでイタリア代表と対戦(午後5時10分キックオフ)。さらにその翌週には、エデン・パークでアイルランド代表と顔を合わせ、10月10日には同じくエデン・パークでブレディスローカップ初戦のオーストラリア戦が組まれています。
一方で、今年テスト会場となったダニーデンとハミルトンは、2026年の開催地から外れました。シーズン開幕戦は、2011年のクライストチャーチ地震によりランカスター・パークが閉鎖されて以降、カンタベリー地域でオールブラックスが大規模な常設スタジアムで行う初のテストマッチとなり、同時に12カ国による新大会「ネーションズチャンピオンシップ」の初戦にも位置づけられます。
ニュージーランドラグビー協会のマーク・ロビンソンCEOは、「地震から15年を経て、新スタジアムでオールブラックスが試合を行うことは、国際ラグビーの新時代の始まりを告げる象徴的な一戦になる」と強調。フランス、イタリア、アイルランドを3週連続で迎えることについても、「選手にとって新しいチャレンジであり、クライストチャーチ、ウェリントン、オークランドそれぞれのファンにとって特別な試合体験になる」と語りました。
イタリア代表にとってはウェリントンでの初テストとなり、ニュージーランドでの対戦は1987年ワールドカップ開幕戦以来4度目。イーデン・パークで続くオールブラックスの52戦無敗記録は、2026年にアイルランド戦とワラビーズ戦の2試合で試されます。アイルランドはニュージーランド遠征4度目で、イーデン・パークでは未勝利ながら、直近10テストはオールブラックス6勝・アイルランド4勝と、近年は互角のライバル関係になっています。
クライストチャーチ在住のスコット・ロバートソンHCは、「ホームで3週連続、北半球の強豪を迎える2026年のスタートは大きな挑戦であり、喜んで受け止める」とコメント。「ネーションズチャンピオンシップ初戦のイタリアは高いモチベーションで来るだろうし、アイルランド、オーストラリアを相手にエデン・パークでの記録を守る戦いにも、いつも通り正面から向き合う」と意気込みを語りました。
8〜9月には南アフリカ遠征も控え、スプリングボクスとの4テストに加え、URC所属4クラブとのミッドウィークゲームも予定。10月にはホーム&アウェーのブレディスローカップ2連戦が行われ、11月にはネーションズチャンピオンシップのウェールズ、スコットランド、イングランド戦と、27〜29日にロンドンで開催される決勝ウィークエンドが組まれており、2026年シーズンは年間を通じて超過密かつタフなスケジュールとなりそうです。 December 12, 2025
#オリジナルも好きだけど正直カバーの方が好きって曲挙げてけ
元々はスコットランドのサザーランド・ブラザーズ、というフォーク・デュオの1972年の曲だけどロッドはあの声で見事にカヴァーして自分の曲、に仕上げてます。
https://t.co/s2bPa5ewAd December 12, 2025
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