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避難計画
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2025.12.14 22:00
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うーん。そもそも「自助共助公助」は災害時や地域コミュニティにおける支え合いの考え方なので、災害時で考えてみますが『公助が土台』というのは、個人の意思決定を著しく無視している麻痺した状態なんじゃないかな。ちょっと前にも書いたね。
まず
「自立は、依存先を増やすこと 希望は、絶望を分かち合うこと」
という福祉的な視点から自助を考えると、自助は「自分でやる力」ではなく、自分自身が意思決定の主軸となり、委ね先を設定できている状態だと言えます。
自分の被災時の限界を具体的に知ることが自助の出発点になる。ということです。
例えば…
・非常時の生活行為に関する把握と委託
→
非常時に食べられるもの、飲めるもの、トイレの仕方
を本人が把握できているか。
把握できない場合、保護者、家族、一番身近な支援者等に具体的に託せているか。その内容を「誰が・何を・どこまで知っているか」が明確か
・絶望や不安を軽くできる場があるか
→
愚痴を言える場所はあるか。判断を一時的に預けられる相手はいるか。何も決めなくていい時間・場が確保されているか。
これは情緒の問題ではなく、一時的に大きくかかるであろう意思決定負荷を分散できているか。
・困ったときに「助けて」と言える先はどこか
→
どこへ、どの手段で、どの程度まで
助けを求められるのか共有できているか
・被災時の支援要請先
→
自分が被災した際、実際に助けを求められる先はいくつあるのか。それは機能する関係かどうかの確認が出来ているか。
・備蓄・災害対策の計画主体の確認
→
日々の備蓄や災害対策を誰の手を借りて、どのように進めるのか。
計画主体は、本人か、保護者か、支援者か。 役割分担が曖昧なまま「自己責任」に留まっていないか。
これらが、自助だと思ってます。ただ、ここまでしていても不測の事態は起こります。そして、自助をある程度具体化すると、自然に共助へ接続します。
例えば……個別避難計画は誰が作成管理するのか
(相談支援専門員/民生委員/自治体etc)
避難先での行動フローチャートを誰が管理するのか。避難先での環境構造化を誰がするのか。
etc……
だから、障害と生きる場であるからこそ「自助」を可視化/具体化することが重要で、自助とは孤立した個人の努力ではなく、関係性の中で初めて成立するものだと私は思ってます🦀 December 12, 2025
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