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2025.12.20 05:00
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「人生が真っ暗に見える夜ほど、
人は余計なことを考えてしまう。」
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ママ:「今日は、コーヒー、少し濃いめにします?」
(この人、最近いつもこう。体は元気そうなのに、目だけ疲れてる)
おやじ:「ああ、頼むわ。最近、寝ても疲れが抜けん」
(弱音を吐くのは柄じゃないが、ここだとつい出る)
ママ:「社長さんでも、そんな日ありますよ。昼と夜があるみたいに」
おやじ:「まあな。昼ばっかり続いたらええのに」
(本音はそこや。家族の前では言えん)
ママ:「でも、ずっと夜が続くわけじゃないです。夜があるから、朝が来る」
おやじ:「……それ、きれい事やと思ってたわ」
(昔の俺なら鼻で笑ってた)
ママ:「私も、昔はそう思ってました。店を始めたばかりの頃、全然お客さん来なくて」
(あの時は、毎日が夜やった)
おやじ:「今は、いつも満席やのに」
ママ:「最初は、ケーキも余って、心も余って。息子の顔を見るのがしんどい日もありました」
(母親なのに、笑えない夜)
おやじ:「俺もな…会社は順調に見えるやろ」
ママ:「ええ。誰が見ても」
おやじ:「でも家では、娘とほとんど話してない」
(言うた瞬間、胸が重くなる)
ママ:「反抗期、ですか?」
おやじ:「そう簡単なもんでもない。俺が何か言うと、嫁が間に入る。結果、俺が黙る」
(正しいこと言ってるつもりやのに)
ママ:「黙る夜、長いですね」
おやじ:「長い。正直、俺が間違ってるんか分からん」
ママ:「正解なんて、方程式みたいに出ませんよ」
(私も、今でも迷う)
おやじ:「世代も違うしな。男やから、って言われることもある」
ママ:「でも、黙り続けると、朝が来ても気づけません」
おやじ:「それは…刺さるな」
(逃げてただけかもしれん)
ママ:「私の息子も中二で、何考えてるか分かりません。でも、朝は勝手に来るんです」
おやじ:「勝手に?」
ママ:「ええ。親が完璧じゃなくても」
(救われたのは、私の方)
おやじ:「俺、娘に嫌われるのが怖いんや」
(社長やのに情けない)
ママ:「嫌われる夜も、必要な夜かもしれません」
おやじ:「でも、家族から反発されるのはきつい」
ママ:「分かります。私も、母とぶつかりました」
(同居は、楽じゃない)
おやじ:「正しいこと言うほど、孤立する感じや」
ママ:「それでも、言わないと、朝は遠くなります」
おやじ:「……今夜、娘に一言だけ話してみる」
(答えは出てないけど)
ママ:「それで十分です。夜明け前が、一番暗いですから」
おやじ:「あんた、ほんまハッキリ言うな」
ママ:「カフェのママですから」
(言葉は、温度が大事)
おやじ:「今の話、救われた気もするし、腹立つ気もするわ」
ママ:「それでいいんです。どっちか決めなくて」
(考える余白が、人を動かす)
おやじ:「また、夜が来たら、ここ来るわ」
ママ:「いつでも。朝は、必ず来ますから」
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夜を憂えすぎず、それでも目を閉じずにいられる人に、朝はちゃんと来る。
※最後までお読みいただき、ありがとうございます☕ December 12, 2025
3RP
#クリスマスの朝が来る前に
を観劇しました🎄
ハラハラする展開で面白かったです
ルイーズとジョイ役のお二人は以前
レディゴで予約を入れて
観劇したのもエモいな👀 https://t.co/8oegFHYxGy December 12, 2025
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