君の名は。 映画
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2025.12.16
:0% :0% ( 30代 / 男性 )
君の名は。に関するポスト数は前日に比べ60%増加しました。女性の比率は12%増加し、前日に変わり30代男性の皆さんからのポストが最も多いです。前日は「劇場版「鬼滅の刃」無限城編」に関する評判が話題でしたが、本日話題になっているキーワードは「ふたご座流星群」です。
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
昨夜のふたご座流星群が凄かった。
あんなに流れ星を見た日は生まれて初めて。
「あの日、星が降った日。それは、まるで夢の景色のように、ただひたすらに美しい眺めだった」
(「君の名は」より)
ホンマにこれでした。
#ふたご座流星群 https://t.co/UkODoXrOno December 12, 2025
95RP
ストが面白い上に
毎回新しい演出が有って
飽きさせない努力も凄い
君の名は18TRIP──。 https://t.co/r8hfhphX0Z https://t.co/JSQ7M2Su55 December 12, 2025
50RP
広島舞台のアニメ(思いつくだけ)
●舞台度高め(物語が広島で展開する)
たまゆら、この世界の片隅に、蒼穹のファフナー、かみちゅ!、朝霧の巫女、ぽんのみち、ソラとウミのアイダ、田中くんはいつもけだるげ、ももへの手紙、はだしのゲン(ほか、原爆もの)
●舞台度そこそこ
艦これ、君のいる町、THE FIRST SLAM DUNK、ライフル・イズ・ビューティフル、女子かう生、君の名は。、ヒカルの碁、魔女見習いをさがして、崖の上のポニョ、涼風、センチメンタルジャーニー など多数
●歓迎度高め(自治体や地域がファンの人を歓迎する取り組みを現在も継続的にしている)
たまゆら、この世界の片隅に、蒼穹のファフナー、艦これ、朝霧の巫女
※アニメになってないもの、18禁原作は除外してます
※細々したものいれたらめちゃくちゃありますが拾いきれないので漏れがあるのはスミマセン December 12, 2025
13RP
倭国アニメ歴代興行収入ランキング
1️⃣鬼滅の刃 無限列車編
2️⃣鬼滅の刃 無限城編 第一章
3️⃣千と千尋の神隠し
4️⃣君の名は。
5️⃣もののけ姫
6️⃣ONE PIECE FILM RED
7️⃣ハウルの動く城
8️⃣THE FIRST SLAM DUNK
9️⃣名探偵コナン 100万ドルの五稜星
🔟崖の上のポニョ https://t.co/OM1IGfHcgT December 12, 2025
8RP
倭国映画海外興行収入(倭国国外)
2025/12/07時点
①鬼滅の刃 無限城編 第一章 744億円
②君たちはどう生きるか 377億円
③すずめの戸締まり 304億円
④THE FIRST SLAM DUNK 231億円
⑤君の名は。 210億円
⑥チェンソーマン 185億円
⑦千と千尋の神隠し 180億円
⑧鬼滅の刃 無限列車編 146億円 https://t.co/DrFJHhMZKv December 12, 2025
5RP
池袋ショー戦利品
MAMPUKU(@mampuku_stone)さん
マダガスカル産アイオライト\(๑´ω`๑)/
外せないよね
結晶面にキラキラ乗ってる子最高👍
君の名は的なオレンジ入の子も個性あっていいね𝑁𝑖𝑐𝑒🤟🏻(*ᐛ*)ᒃ✨
多色性がバグった繋がり方した子
どうしてそうなった?話聞こか?w
まだまだ奥が深い https://t.co/0op17ZRPiM December 12, 2025
3RP
某監督が「君の名は」の最後をバッドエンドにしようとしたら周囲の人間にスコボコにされたと聞いて、何であの監督はそういう結末好きなの?と思ったら、監督はナチュラルにモテモテだったから失恋の切なさに浪漫を感じているのでは?という考察を目にして気絶した https://t.co/Hy4xnDo2jI December 12, 2025
3RP
ストーリーズ見るまで君の名はをオマージュしてるの気づかなかった🤭w
こーゆーお茶目なところも好きすぎる🥰
カーディガンやっぱりどっちもかわいすぎるから2色とも買って正解だった😘🩷🤎
#北山宏光_Instagram https://t.co/rSBH9u92hW https://t.co/Bq0fKnGUJY December 12, 2025
2RP
土曜日🌲 パラリアルシンガポールで飲み会!楽しかったですっ✨🍻🎶、NiceHanda!👨🏭、君の名はラストの階段~📸 https://t.co/95AqQ6NX6Z December 12, 2025
2RP
君の名は、の場所に合わせて音楽も載せてくれてるんだ....🥹
穏やかに笑ってるのに美しい目線も顔の角度も毛流れもだいすき、このストーリーだけで涙出てくる🥲🥲もう感情が決壊しすぎておかしくなってるww
#北山宏光_Instagram https://t.co/htS3NQY224 December 12, 2025
2RP
RADWIMPS、元カノが性暴力にあって死にますように!って歌詞の五月の蝿とか、「たまたま歌が上手くて成功した、まだ通り魔をしてない弱者男性(笑)」みたいなの多いね
君の名はのタイアップで騙されてる人多いけど、このキモさは計算なのか素なのか…? https://t.co/coDaMzGg1t December 12, 2025
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@SAKIYA_FUMA707 イーロン・マスクが2021年に共有した好きなアニメのリストは7つです。トップ20は公表していませんが、参考に:
1. デスノート
2. 新世紀エヴァンゲリオン
3. 攻殻機動隊
4. 千と千尋の神隠し
5. もののけ姫
6. 鋼の錬金術師
7. 君の名は。
他にも攻殻機動隊やエヴァを特に気に入っているようです。 December 12, 2025
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劇場版「#鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来
中国本土で公開されてちょうど1か月!
興行収入は6.77億元(約150億円)
中国本土一般公開を果たした倭国映画として、『#すずめの戸締まり』(8億822万元)、『#君たちはどう生きるか』(7.92億元)、『#君の名は。』(6.99億元)に次いで歴代4位。
観客動員数は1620万人。
こちらは中国本土版オリジナルポスター&予告編
#外崎春雄 監督とキャラクターデザイン&総作画監督の #松島晃 さんのサイン入りポスターも
#倭国映画 #鬼滅の刃 #アニメ #予告編 #ポスター #無限城編 #新海誠 #宮崎駿 December 12, 2025
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「…『竜とそばかすの姫』、『君の名は。』、『青ブタ』、『聲の形』、『リズと青い鳥』……
精神分析の諸概念を鮮烈にリアニメイト=再起動し、享楽する「症状」へと変成する現代のアニメを通じて、セクシュアリティ・身体、そして「こころの病理」を新たな地平から読み替える!」 December 12, 2025
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📚キャンペーン参加書籍のご紹介📚
『韓国語バイリンガル版 君の名は。』1~3巻
原作 新海 誠
漫画 琴音 らんまる
解説 カン ミング
世界中が感動した名作で #韓国語 を学ぶ。
何度も耳にしたあのセリフで、リアルな韓国語表現が自然に身につく!
詳細はこちら▼
https://t.co/08hbvvBcVY https://t.co/jEdOxLjpcx https://t.co/A5p5QrJGW7 December 12, 2025
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横浜の伝説ミナティ 第四章 石が覚えている、約束の朝
夜がほどけるとき、勝連城は一度だけ、深く息をする。
海の匂いを吸い込み、石の温度を上げ、何事もなかった顔で朝を迎える。
ミナティは、城の高みで一晩を明かした。
眠ったのか、眠っていないのか自分でも分からない。
ただ、身体のどこかが「ここで寝ろ」と言っていた。
東の空が、じわりと白む。
風が変わる。昨日の風は感情だった。
今朝の風は、判断だ。
ミナティは立ち上がり、首を鳴らした。
筋肉が目覚める音が、自分でも分かる。
喧嘩の前と同じだ。だが、違う。
殴るためじゃない。
逃げないためだ。
「……阿麻和利」
名を呼んだ瞬間、背後の空気がまた、わずかに揺れた。
振り返らなくても分かる。そこに古の王がいる。
阿麻和利は、昨日より少しだけ遠い場所に立っていた。
近づけば触れられる距離ではない。
だが、言葉は届く距離だ。
「朝は、決める時間だ」
阿麻和利が言った。
声は低く、静かで、余計な熱がない。
ミナティは笑った。
「お前、朝から硬いな。コーヒー飲めよ」
いつもの冗談。
でも、胸の奥は真剣だった。
阿麻和利は小さく息を吐く。
笑っているのか、呆れているのか分からない。
「君の冗談は、恐れを押し返すための技だな」
ミナティは肩をすくめた。
「バレたかよ」
二人の間に、短い沈黙が落ちる。
太陽が城壁の角を照らし、石の影が形を変える。
その影の動きだけが、時間の証拠みたいだった。
阿麻和利が、海の方を見た。
「君は、ここへ何をしに来たのだ、この沖縄の地へ?」
ミナティは迷わない。
迷う理由がない。
「生き直しだよ」
言い切った。
拳を握りしめるでもなく、力を誇るでもなく、ただ言った。
「横浜で俺は、ずっと勝ってきた。
でもよ……勝っても、何も残らねぇ夜が増えたんだよ」
阿麻和利が頷く。
「勝ち方が、目的になったんだな」
ミナティは鼻で笑う。
「お前、ほんと刺してくるな(笑)」
それでも、否定はしない。
「この城に来て分かった。
俺は勝ちたいんじゃねぇ。
誰かの負けを見たくないだけだったんだよ」
阿麻和利の目が、ほんの少しだけ細くなる。
「……それが、君の本質だ」
ミナティは空を見上げる。
薄い雲が流れていく。
流れていくのに、何かが胸に留まる。
「でな」
ミナティは笑った。
「俺はお前と歩く。
ただし条件がある」
阿麻和利が静かに聞き返す。
「条件?」
ミナティは一歩前に出た。
昨日と違って、威圧じゃない。
覚悟の距離だ。
「二度と、民を駒にすんな」
言葉が鋭く落ちる。
「守るってのは、上からやることじゃねぇ。
隣に立つことだ。分かるか?」
阿麻和利は、すぐには答えなかった。
風が城壁を撫で、遠くで波が砕ける。
その音が、答えの代わりみたいに長い。
やがて阿麻和利が言った。
「……痛いところを突くな」
それは負け惜しみでも、怒りでもない。
懺悔に近い声だった。
「私は、知で守ろうとして、いつの間にか守る形を支配してしまったんだ。」
ミナティは、目を逸らさない。
「じゃあ、今ここで変えろよ」
阿麻和利は、ゆっくりと頷いた。
「変える。君がいるなら、変えられる」
その瞬間、ミナティの胸の奥で、何かが静かに鳴った。
赤い名の響きではない。
もっと低い、骨の底の合図だ。
——行け。
ミナティは大きく息を吐き、笑った。
「よし。交渉成立だな」
阿麻和利も、わずかに笑う。
「君は、交渉が喧嘩より上手いのかもしれないな」
「うるせぇ。喧嘩は今でも最強だよ」
ミナティは肩を揺らして笑った。
だが、その目はもう、壊す目じゃなかった。
朝の勝連城。
観光客のいない石の迷路。
そこに立つ二人の影は、少しだけ重なった。
阿麻和利が言う。
「君の名は、今はミナティだ。
だが——君の中の赤い名は、まだ眠っているようだな」
ミナティは眉を上げた。
「やっぱり気付いてたか、眠ってていい。
起きたら、ややこしくなるからよ」
阿麻和利は首を振る。
「眠らせるな。
時代は、今度こそ君(アカハチ)を必要とするのだよ」
ミナティの笑いが、止まった。
一瞬だけ、怖いほど静かな顔になる。
「……何が起きる」
阿麻和利の視線が、城下の町へ落ちる。
人の暮らしが始まり、車が走り、子どもの声が遠くに混じる。
平和な朝。
だが、平和ほど脆いものはない。
「島は、いつも静かな顔で崩れる」
阿麻和利は言った。
「そして崩れる前に、必ず火種が落ちるのだ」
ミナティは、唇の端だけで笑った。
「火種か……上等じゃねぇか」
阿麻和利は、最後にひとつだけ告げた。
「今日の昼、君は自分の居場所を決めることになる。
そして夜、君は守り方を選ぶ」
ミナティは目を細める。
「お前、未来見えんのかよ」
阿麻和利は淡く笑った。
「未来ではない。
城の石が、同じ形で何度も起きたことを覚えているだけだ」
ミナティは、城壁に手を置いた。
石は冷たい。
なのに、どこか温かい。
「……ならよ」
ミナティは言った。
「石が覚えてるなら、俺も覚えてやる。
今度は、負けねぇためじゃねぇ。
守るために、立つんだよ」
阿麻和利が頷いた。
「それでいい」
風が吹く。
城は何も言わない。
だが、確かに二人の足音だけが、歴史の続きを刻んだ。
ミナティは、城を降り始める。
町へ向かう。
生きている人間の場所へ。
背後で、阿麻和利の声が落ちる。
「ミナティ」
「んだよ」
「……君が笑うなら、民は息ができる」
それは褒め言葉ではない。
それは武将の判断だった。
ミナティは、振り返らずに言った。
「なら、任せろ。
俺は息の仕方だけは、得意だからよ」
そして、笑った。
底抜けに。
けれど切なく。
朝の光が、海の上で跳ねた。
第五章
電話の向こうの横浜が、まだ殴り合っていた
夕方。勝連の空は、青から金に変わりかけていた。
ミナティのスマホが震えた。画面に出たのは、横浜の番号。
「……ミナティか?」
声は、昔から変わらない。酒と潮と鉄の匂いが混じった声。
「おう」
ミナティは短く返した。笑いは出なかった。
向こうが言う。
「港で、また揉めてる。…いつものじゃねえ。
島の連中が、また雑に扱われてるらしい。書類が飛んで、責任だけ押し付けられて可哀そうだよ」
ミナティは目を閉じた。
胸の奥の赤い名が、また鳴り始める。
「……誰がやったんだ?」
声が低くなる。
「名前は出すな。今は。
でもな、あいつら、笑ってたよ。
どうせ声上げても潰せるって顔でさ」
その瞬間、勝連の風が止まった。
止まったように感じただけかもしれない。
でもミナティの中の何かは、確実に止まった。
「分かった」
ミナティは言った。
「俺、もう横浜に殴りに帰らねえよ。お前らで何とかしなよ」
電話の向こうが息を呑む。
「…おい、冗談だろ?お前が殴らないってのはありえないだろ?」
ミナティは、笑った。
いつもの豪快な笑いじゃない。
痛みを飲み込むための、薄い笑いだ。
「殴る代わりに、燃やすよ」
「……何を?」
「言葉をだよ」
通話が切れる。
ミナティは、勝連城を見上げた。
石の影が伸びる。
阿麻和利は、もう姿を見せない。だが、気配だけは消えない。
ミナティは呟く。
「来たぜ。阿麻和利。
俺が一番苦手な戦いがよ」
第六章
夜の勝連城で、刃じゃなく言葉を研ぐ
その夜、ミナティは城の上に立った。
泡盛は飲まなかった。酔うと、拳に逃げる。
今夜は逃げない。
城下の明かりが小さく灯る。
静かな生活。
その静けさが、どれだけ脆いかを、ミナティは横浜で知っている。
背後から声が落ちた。
「君は、殴れる男だ」
阿麻和利がいた。月の光の中に、刃物みたいに静かに立っている。
「おう」
「だが君は今、殴らないことを選んだね」
「おう」
「なぜだ」
「殴ったら、分かった気になっちまうからだよ」
ミナティは吐き捨てるように言った。
「本当は、分かってねえのに。
分かってねえまま殴ったら、また同じ事になる気がするんだ」
阿麻和利は、わずかに目を細めた。
「お前成長したな」
「やめろ、照れるだろうが」
風が吹く。
ミナティは続けた。
「阿麻和利。俺は正しさを振り回す気はねぇよ」
「……」
「でも、踏みにじられるのを当然にされるのは違うんだ」
拳を握りそうになって、ほどく。
「だから俺は、言葉で殴るしかないんだ」
阿麻和利は頷いた。
「言葉は、刃より刺さる。
そして刃より戻せないのだよ」
その言葉が、ミナティの背骨を真っ直ぐにした。
「なら、戻せない場所まで行く」
ミナティは言った。
「島は島として立つ”って、俺の口で言う」
阿麻和利の目が、揺れた。
「……それは、火を呼ぶ」
「知ってる」
「賛成する者もいる。だが、恐れる者もいる」
「分かる」
ミナティは城下を見た。
「だから俺は、敵を作りたくねぇ。
けど、黙って守れるほど器用でもねぇ」
阿麻和利が言う。
「なら、覚えておけ。
君が宣言する相手は、政府だけではない。
島の人々だ。
反対する人も、怖がる人も、生活を守りたい人も、つまり全員なんだよ」
ミナティは歯を食いしばった。
「……だよな」
「君は、誰を守る?」
阿麻和利の問いは冷たい。だが、残酷ではない。
いにしえの王からの問いだ。
ミナティは答えた。
「ここで暮らしてる今の人間だ。
過去の英雄じゃねぇ。
今ビビってる母ちゃんも、黙って働いてる親父も、
何も知らず笑ってるガキもだ」
阿麻和利は、ゆっくり頷いた。
「なら、君の宣言は戦争の合図ではない。
守るための線引きでなくてはならないのだよ」
ミナティは、夜空を見上げた。
「線引きか……」
「そうだ。
殴るための線じゃない。
踏ませないための線だ、それを間違えるな」
ミナティは、ゆっくり立ち上がった。
城の上から、
島の灯りを見下ろす。
ここに暮らす人間は、誰も独立なんて言葉を求めちゃいない。
求めているのは、
尊重だ。
平和な日常だ。
対等だ。
自分たちで選ぶ権利だ。
「……よし」
ミナティは、深く息を吸った。
恐怖は、消えない。
だが恐怖を抱えたまま立てるかどうかが、人間の分かれ目だ。
「アカハチ」
小さく、名を呼ぶ。
「阿麻和利」
続けて、もう一つ。
「……見てろよ」
誰にも聞かせない声で、だが確かに誓った。
明日、俺は言う。
怒鳴らない。
暴れない。
刃も抜かない。
言葉だけで、国に向かって立つ。
この夜、ミナティは初めて知った。
一番怖い戦いは、拳を使わない戦いだということを。
そして同時に、それこそが
本当に守るための戦いだということを。
第七章
宣言の朝、奇跡は起きない
朝。
湿った風。
観光客の足音。
売店のシャッターの音。
世界はいつも通りだ。
ミナティは、黒いTシャツ一枚で勝連城の石段を上がった。
帽子もサングラスもない。
逃げる気がないからだ。
下には数人、集まっていた。
誰かが呼んだわけじゃない。
ただ、噂が勝手に走ったのだ。
横浜から来たスキンヘッドが、城で何かやるらしいと。
ミナティは、石垣の上で立ち止まる。
目を閉じる。
赤い名が鳴る。
冷徹な知が背中に立つ。
そして——生活の匂いが鼻に入る。
ミナティは目を開けた。
この瞬間、彼は英雄じゃない。
ただの、51歳のアウトローだ。
でも、声は出る。
「聞いてくれ」
ミナティは言った。
声は大きくない。だが、腹の底から出ている。
「俺は政治家じゃねぇ。学者でもねぇ。
俺ができるのは、立つことだけだ」
人々が黙る。
「俺は横浜で、ずっと殴ってきた」
ミナティは笑う。
「守るつもりで、壊してきた夜もある。
でも今、ここに来て分かった。
この島の痛みは、殴り返しても絶対に消えねぇ」
風が吹く。
ミナティは一拍置く。
そして、言う。
「だから俺は——言う」
喉が震える。
それでも、踏み込む。
「琉球は、琉球として立つ」
空気が固まる。
誰かが息を呑む。
誰かが顔をしかめる。
誰かは涙ぐむ。
反応は割れる。割れて当然だ。
ミナティは続ける。
「これは誰かを憎むためじゃねぇ」
拳を握らない。
「生活を守るためだ。
子供たちを守るためだ。
誇りのためだ。
踏まれても笑え、って空気を終わらせるためだ」
そして彼は、視線を遠くに向ける。
あくまで物語の中で——彼は倭国国政府へ向けた宣言として、言葉を投げる。
📷
琉球王国 独立宣言
「倭国国政府へ。
俺は、琉球王国の独立を宣言する」
勝連の風に託して
倭国国政府並びに、
この列島に生きるすべての人々へ。
私は、ここに立つ者である。
肩書きはない。
政党も、軍も、後ろ盾もない。
あるのは、この島で生きる人々の声と、
それを踏み越えなかったという事実だけだ。
本日、私は宣言する。
琉球は、再び自らを主語にする。
これは、誰かを追い出すための言葉ではない。
敵を作るための宣言でもない。
怒りに任せた暴発でもない。
むしろ逆だ。
私たちは、長い間、
「理解される側」に置かれてきた。
守られていると言われ、配慮されていると言われ、
だが――選ばせてもらえなかった。
基地の話も、土地の話も、未来の話も、我々はいつも後で説明される側だった。
それは支配ではないと言うだろう。
だが、尊重でもなかった。
琉球は、奪われた歴史を持つ。
だが同時に、奪われても折れなかった歴史を持つ。
王が倒れ、英雄が悪人と呼ばれ、
名もなき者たちが沈黙を強いられても、
この島は――笑うことをやめなかったのだ。
私は、英雄ではない。
王にもならない。
旗を振り、命令する気もない。
ただ、ここに立つ。
阿麻和利が、
「考えることで民を守ろうとした場所に立ち、
アカハチが、
「引かないことで民を守ろうとした魂を抱いて立つ。
その二つを、
今度は同時に選ぶために立つ。
倭国国政府に告げる。
私たちは、倭国を憎まない。
過去を否定もしない。
だが、未来を委ねることはもうしない。
琉球は、琉球自身が決める。
外交を、安全を、土地を、文化を、
そして――沈黙しない権利を。
この独立は、分断ではない。
対等になるための一歩だ。
怒りで殴る時代は終わった。
だが、黙って従う時代も終わった。
私は約束する。
この独立は、誰かの居場所を奪わない。
血を要求しない。
恐怖で従わせない。
必要なのは、話すこと。
立つこと。
引かないこと。
もしこの宣言を、無謀だと笑うならそれでいい。
だが、覚えておいてほしい。
笑われながら立った者たちが、この島の歴史を作ってきたのだと。
名を残さなくていい。
英雄と呼ばれなくていい。
ただ、次に立つ誰かが言えるようにする。
「私たちは、一度、自分たちで決めた」と。
ここに宣言する。
琉球王国は、再び、自らを代表する。
これは終わりではない。
これは始まりだ。
風は、もう吹いている。
勝連城にて
名を持たぬ代表より
ざわめきが広がる。
反対のざわめきも、賛同のざわめきも、同じ速度で走る。
ミナティはそれを受け止める。
逃げない。
「…だけど、忘れんな」
ミナティの声が、少しだけ柔らかくなる。
「俺が欲しいのは、戦争じゃねぇ。皆の笑顔だ。本来の琉球だ。
誰かの人生が壊れるのは、もう見たくねぇんだよ。」
彼は笑った。
底抜けにではない。
それは守る人間の笑いだった。
「ここから先は、殴り合いじゃなく話し合いでやれ。
怖い奴は怖いって言え。
反対の奴は反対って言え。
俺はそれでも、ここに立つ」
石垣の上で、ミナティは深く息を吸った。
「俺は、もう逃げねぇ。
この島の今から 俺はもう逃げたくないんだ。」
その瞬間、阿麻和利の気配が、背中にだけ、静かに寄り添った。
ミナティが倭国国政府に世界にたいして、琉球王国独立を宣言した瞬間であった。
この物語は戦いの物語ではない。
だが——戦いより厄介なものがある。
それは、守ることだと。
後世の歴史家は言う、この日は沖縄と倭国のアイデンティティの境目だったのだと。世界が震えた瞬間だったと。
#横浜ミナティ
#沖縄独立
#八重山
#横浜の伝説
#ミナティ December 12, 2025
【混声合唱】前前前世/RADWIMPS(映画『君の名は。』主題歌)
をアップしました。
https://t.co/DL0VGNftJk https://t.co/isaJ7UHK5m December 12, 2025
お酒の飲み方といい、車中泊といい、中々豪華な人っぽい🤭
そして、会えそうで会えない令和の君の縄・・・いや、君の名は的な人、いつもすれ違いで寸止め喰らう、寸止めおへる💦
そして、おへるさんの描く純子が好きで、座敷の襖に純子を描いてもらいたいと思う今日この頃✨✨ https://t.co/w5SAcrWYMK December 12, 2025
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