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シックハウス症候群
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2025.12.09 08:00
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【シックハウス症候群と化学物質過敏症は別物】
笹川征雄医師とは、倭国で初めて「シックハウス症候群(室内空気環境)の診断基準(2011)」を作成した方である。その医師がシックハウス症候群と化学物質過敏症は別物だと述べているのである。
◆下記記事より引用1
意識しているときだけ症状が出現
こうした化学物質過敏症と診断された患者に話を聞くと、その症状や主張は実に多彩なのだが、時に首をかしげたくなる“現象”に突き当たることも多い。
例えば、診察室の椅子の素材に反応してしまうからと、座布団を持参してきた患者、マンションの上階の住人の食べている弁当やダンボールの匂いに反応して症状が出ると訴える患者、風呂に入った前の人の体に付着した化学物質に反応する患者――といった具合だ。原因物質も様々で、そんなものにまで反応するのか、と思うこともしばしばだ。
さらによく患者を観察すると、明らかに原因物質にさらされているのに、反応しない場合があることに気付いた。ワックスで症状が出ると訴えるのに、ワックスがけの次の日に来院したのに全く気付かない患者や、化学物質濃度が高い部屋で症状が出ないのに、濃度が低い部屋で症状が出る患者などである。症状は、自分がその原因物質を意識しているときに限って出るようで、再現性と整合性に欠けているのだ。さらに、同一人物、同じ化学物質であっても、その時々によって出る症状が異なる(スイッチ現象)という不可思議な現象があることを考えると、科学者として、化学物質過敏症の存在を到底信じられないのである。
もちろん化学物質過敏症と診断された患者の全例に、このような“非科学的な現象”が見られるわけではないだろう。だが、そうした例が非常に多いことから、私は、化学物質過敏症のほとんどが「心の病」なのではないか、と思い始めたのである(藤井注:私もそう思う。患者の殆どが女性であることからもおかしい。A家の場合もA夫は臭いを感じず、A妻とA娘だけが臭いを感じていた事実がある)。
◆下記記事より引用2
医師は、「化学物質過敏症は、その大半が心因性・精神疾患が関与している」と認識すべきだと私は思う。そして、少なくとも科学的な診断の論拠を持たない段階で、化学物質過敏症という病名を安易に口にすべきではない。その一言で、患者が一生“化学物質”に苦しみ続けるかもしれないからだ。
ただしその一方で、患者が心の病であることを認めたがらないことも多く、医師としては、目の前の悩める患者を理解し、受け入れることも責務であると思う。患者の社会復帰を目標に精神的なサポートや薬物療法も考慮しながら、励まし、気長に患者に寄り添うことが、現時点で考えられるベストな治療法だろう。だからこそ、化学物質過敏症の専門施設に安易に紹介してしまうことの是非をしっかりと考えていただきたいのである。 December 12, 2025
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