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立て続け
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2025.12.15 05:00
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「本が売れない時代」と言われてずいぶん経ちます。でも本を出したい人は増えているのはなぜか? 不思議ですよね。
というのも、最近こんな出来事が立て続けに起きました。
・自費出版メインの出版社の編集長から「本を出したい人の応募が800人以上たまっていて、さばききれない」と相談を受けた
・とある著者さんが、コミュニティ内で「本を出したい人」を募集したところ、600人も集まり「ライターを紹介してほしい」と相談を受けた
・出版ゼミの審査員を務めたり、出版系コミュニティで交流するなかで「本を出したい」という人の多さを実感した
でも、ある出来事をきっかけに、ストンと答えが見えた気がしたのです。
それは長女が大学を合格したこと、でした。
先日、長女が大学に合格したのですが、よろこびに浸る間もなく、「5日以内に入学金を納めてください」という通知があり
急いで銀行に行き、1⚫︎0万円という大金を下ろしました💦
超久しぶりに、100万円の束を手にしたとき、思ったのです。
「おおお、すご」って。
口座残高に数字で表示されている100万円を見ても、正直そこまで何も感じません。でも、現金として束になった100万円は重たかったんです。
その瞬間、思いました。
これは、本に似ているのではないか。 と。
形のないものが重視される世の中です。愛、信頼、絆、つながりとか。また、デジタル、オンライン、ペーパーレスなども当たり前の時代です。
だからこそ、人は自分の言葉や思いを、あえて「形」に残したくなるのではないかな?
100万円の束と同じように、物質としての形に価値を求めるから、本にしたいと思うのではないかと思ったんです。
本を出したい人の中には、もちろん「成功したい、有名になりたい」という思いを持つ人もいるでしょう。
でも、私が最近出会ってきた人たちの多くは、そうした第一次段階の夢(?)はすでに超えていました。
「本によって人生が変わったからその恩返しがしたい」
「自分の経験が、誰かの役に立つなら届けたい」
など、まっすぐでピュアな動機の人たちばかりだったのです。
これって、出版業界にとって大きな希望だと思いませんか?
本が売れない時代。その一方で、「本を通して、誰かに何かを届けたい」と本気で思っている人はむしろ増えているという事実。
だからこそ、出版業界は、まだまだ面白くなるはず。
私はそんな世界にいることを誇りに思うし、さらにブックライターとして出版業界のお役に立ちたいと改めて思いました。 December 12, 2025
売れている著者が、立て続けに新刊を出す。書店の現場でもよく話題になる、いわゆる「出しすぎ問題」。
先日書店さんと話している中で
「あー、この方、また出したみたいだね」
という会話に。思うところがある様子。
でも一方で、
読者の熱量はかなり短期的だし、営業として現場にいると「いま動けるうちに出す」という判断が生まれるのもよくわかる。
だから「出せるときに出す」は、ある意味で自然な流れなんだと思う。
とはいえ、
棚を圧迫したり、既刊が育たなかったり、書店さんの負担が大きくなるのも正直なところ。
読者・書店・著者・出版社。
このバランスをどう取るかは、たぶんずっと答えが出ていない、出版の永遠の課題。 December 12, 2025
ディズニー映画を立て続けに観たのですが、そういうものからのみ得られる栄養素はたしかにあるものの、やはり作品の核に「最大公約数」を据えるというのはある種の窮屈さがあるなと思いました。歌と映像と演出など、ストーリー以外のところで突出しているから、成り立っているんだよな。 December 12, 2025
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