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静寂
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2025.12.12 02:00
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お題:青 / Topic: Blue
静寂のリングで輝く、蒼き流星。 その瞳は、冷たく燃えている。
A blue meteor shining in the silent ring. Her eyes are burning coldly.
#AIart #AIイラスト #Boxing #ボクシング #AIイラスト好きさんと繋がりたい https://t.co/YLGeRMVaOS December 12, 2025
@kugue_s そんな覚悟決めてるのww暗闇で笑っちゃったよ 静寂に私の笑い声が鳴り響いてた
テグスね!!へーなんか色々と技術?があるんだね!!動画見てみるー🥰
ありがとう𖦹' ‐ '𖦹 December 12, 2025
話すのは、打ち明けるのは、
この世界ですこしでも生きやすくするために世界を少しでも静謐にさせたいから。静寂の尊さで威圧したいわけじゃない。ただ、少しでも思い出すように静謐さは、浸透してほしい。 https://t.co/ddP4b3NwDP December 12, 2025
**第30話(最終話)
答えのステージで、君に届け**
■ 文化祭ライブ当日の朝
学校全体が、いつもよりも明るくざわついていた。
ジローはギターケースを肩に、
緊張した顔で校門を見上げる。
(今日、答えを言う。
逃げずに。
二人に……ちゃんと)
胸に手を当て、深呼吸した。
そこへトムサシが走ってくる。
「おーーーーっす!!最終日だぞジロー!!
覚悟できたか!?」
「……まぁな」
「声ちっさ!!」
月斗も現れ、ジローの肩を軽く叩く。
「大丈夫だ。
お前が決めた答えなら、どんな結果でも前に進める」
■ 開演前、楽屋
楽屋にはナミとほのかがいた。
ナミは鏡の前でマイクを握り、小さく震えている。
ほのかはキーボードの前で静かに指を動かし、
落ち着かせようとしていた。
ジローが入ってくると、空気がピンと張る。
ナミとほのかが、ゆっくり顔を上げた。
ジロー「……二人とも。
ライブが終わったら……話させてほしい」
ナミは息を呑み、ほのかも視線を落とす。
でも二人とも、静かに頷いた。
ナミ「……うん。
ジローくんの言葉、ちゃんと聞く」
ほのか「私も……逃げないよ」
■ 文化祭ライブ開幕
体育館は満席。
スポットライトの熱が、ステージを照らす。
観客のざわめきが、鼓動を早くする。
トムサシ「いっくぞーーーー!!」
月斗「落ち着いて始めろ」
ナミが深呼吸し、マイクの前に立つ。
ジローは彼女の背中を見つめながら、
初めて気づく。
(ナミ……こんなに綺麗に歌ってたんだ……)
ほのかの指が鍵盤を叩き、
静かな前奏が流れ始める。
そして、ナミの歌声が響く。
まっすぐで、力強くて、
少し震えていて、それでも前を向く声。
ジローは演奏しながら、
ほのかの表情も見る。
ほのかの音は、優しくて柔らかくて、
“寄り添う気持ち”がそのまま音になっていた。
(ほのかの音も……ずっと俺を支えてくれてたんだ)
■ 曲のクライマックス
ナミが大サビの前でジローを見る。
その瞳は涙で光りながらも、
強い。
ほのかも同じくジローを見た。
こちらは静かな決意の瞳。
ジローは二人へ、自分の気持ちが
苦しくなるほど溢れていくのを感じた。
(……俺は……)
■ ライブ終了、喝采
曲が終わった瞬間、体育館が揺れるほどの拍手。
ナミは息を切らしながら涙を拭いた。
ほのかも胸に手を当て、目を閉じていた。
ジローはギターを下ろし、
みんなに向き直る。
(よし……言おう。
逃げないって決めたんだ)
■ ステージ裏、三人だけ
人気がなくなったステージ裏。
ナミとほのかが並んで立つ。
ジローは、ゆっくりと二人の前に立った。
震える声で、でもはっきりと言った。
「……俺は……
一人のことを……ずっと特別に見てた」
ナミとほのかが息を呑む。
ジローは視線を揺らさずに言った。
■ ジロー「……俺が好きなのは——」
静寂が落ちる。
心臓の音だけが聞こえる。
ナミが唇を噛む。
ほのかは胸を押さえる。
ジローは、ひとつ息を吐き、
はっきり言った。
「……ナミだ。」
ナミ「……え……」
ほのかは一瞬驚いたあと、
ゆっくりと、寂しげに微笑んだ。
ジローは続ける。
「ナミのこと、
守りたいって思ったんだ。
一緒にいて……もっと知りたいって。
ナミが泣いてると、胸が苦しくて……
気づいたら……目で追ってたんだ」
ナミは、涙を落としながら
声を震わせて笑った。
「……そんなの……
そんなの言われたら……
泣いちゃうじゃん……!!」
ジローはナミの手をそっと握る。
「泣かせてごめん。でも……
俺は、ナミが好きだよ」
■ ほのかの涙
ほのかは俯き、
涙が静かに床に落ちる。
ナミ「……ほのかちゃん……」
ほのかは首を振った。
「大丈夫だよ……
ジローくんが……
“笑って好きって言える人”を選んだんだもん……
それで……いいんだよ……」
ジロー「ほのか……本当にごめん」
ほのかは泣いたまま微笑み、
言葉を絞り出す。
「……二人とも……おめでとう……
好きって気持ちは止められなかったけど……
ちゃんと前に進むから……
だから……幸せになってね」
ナミはほのかを抱きしめ、
二人は泣きながら笑った。
■ エピローグ
文化祭が終わり、
三人は夕暮れの校庭に立っていた。
ナミがジローの手を握り、
嬉しそうに笑う。
ジローも照れながら微笑む。
ほのかは少し離れた場所で、
夜風に吹かれながら空を見上げた。
(……好きでいられた時間は、全部宝物だよ……)
そして、ほのかも前に歩き出す。
校庭の夕陽の中、
手をつないで歩くジローとナミ。
少し離れた後ろを、
優しい笑顔のほのかが歩く。
三人の影が長く伸びていく。
青春の三角関係は終わり——
それぞれの未来が、動き出す。
─────────────────
完
───────────────── December 12, 2025
🍁京都・今熊野観音寺
11月下旬の境内は赤や黄金の葉が舞い、静寂に包まれた美しい秋景色に。
本堂へ続く石段の上に広がる紅葉のアーチは、思わず足を止めて眺めたくなるほど。
泉涌寺の山あいにひっそり佇む、京都の穴場的な紅葉スポットです✨
#京都観光 #今熊野観音寺 #紅葉 #京都紅葉 https://t.co/CUzcfuI1yF December 12, 2025
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