1
ゲノム
0post
2025.12.12 07:00
:0% :0% (40代/男性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
12月10日で退職し、岩手医科大学での13年弱の勤務を終えました。
東倭国大震災からの復興のためと請われ、テニュアであった慶應義塾大学を辞して異動しました。
ゲノムコホート研究を推進しましたが、講座もなくなり、コホート研究もできなくなり、大学発ベンチャの活動も止められました。
残念です。 https://t.co/Y9bhxsL8WO December 12, 2025
11RP
バイオインフォマティクスの会社を立ち上げようと思ったきっかけの一つに、以前所属していたラボでの出来事があります。そこは、Wet研究者と、僕のようなDry研究者が両方在籍する、少し大きめのラボでした。
ある朝ラボに行くと、超優秀な臨床系のWet研究者が、徹夜明けのような状態で Excel を使って実験データを延々と手作業でコツコツと修正したり解析していたんです。でもその作業は、バイオインフォマティクスを理解していて、少しプログラミングができれば、10分程度で終わるような内容でした。
その姿を見て、「どんなに優秀な生命科学研究者でも、プログラミングができないと研究が非常に遅くなってしまう」という大きな課題を痛感したんです。そこから「バイオインフォマティクスをすべての生命科学研究者が使えるようにしたい」と強く思うようになりました。
起業して最初は受託解析から始めました。忙しい研究者にとって、プロに解析を頼めることは非常に価値があるからです。バイオインフォマティクスは学習コストが高く、臨床をしながら研究しているような方々には、スキルアップやルーチン解析に時間を割く余裕がありません。研究の本質部分は自分で時間をかけるとしても、解析作業そのものは外注した方が生産性が上がります。
そこで私たちは、測定データやバイオインフォマティクス解析を受託し、研究者の皆さんが生物学的な解釈や研究の本質部分により多くの時間と労力を使えるようにしたいと考えたのです。
次のステップは、「自分で解析したい」という研究者への支援でした。自分で解析する方が深い気づきが得られるため、そのニーズも当然あります。そこでバイオインフォマティクスのトレーニングを提供することにしました。これがアメリエフを立ち上げた大きな理由の一つです。
さらに、ある程度解析ができるようになると次にぶつかる壁が「環境構築」です。バイオインフォマティクス環境の構築は、ただコンピューターを買えば良いわけではありません。Linux サーバーを用意し、必要なソフトウェアをインストールし、ゲノムデータなどのデータベースをセットアップする必要があります。これが非常に大変で、エラーが出て 3 日間作業が止まる、なんてことも珍しくありません。
そこで、この環境構築も私たちが準備し、提供したいと考えるようになりました。そうした思いから、ソフトウェア開発やシステム開発、サーバー構築・販売といった事業も手がけるようになったのです。
アメリエフはバイオインフォマティクスで生命科学研究を加速させる総合的な支援を提供しています。
https://t.co/weuQw5lT36
#バイオインフォマティクス #アメリエフ #NGS解析 #環境構築 #人材育成 #受託解析 December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



