クレヨン トレンド
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2025.12.12 09:00
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クレヨラ(Crayola Japan)(@CrayolaJapan)様
選べるプレゼントCPにて
アルティメットコレクションクレヨン 152色セット
頂戴しました🎁❗子供たち歓喜😆🎉
色の多さとラメ入りカラーに興奮👦🧒🎶
ぬり絵とお絵かきの幅が広がって
色の組合せを試行錯誤しながら
次はどの色を使おうかと更にお絵かき&ぬり絵が楽しくなったようです🎶
素敵なセットを戴きありがとうございました❗
#とくだの当選報告 December 12, 2025
5RP
クレヨラ様(@CrayolaJapan )
選べるギフトCPに当選しアルティメットコレクションクレヨン152色🖍いただきました💕✨
絵を描くのが大好きな息子も大喜び♥️
この度は素敵なご縁をありがとうございました🍀 https://t.co/XM0H6U8VQ8 December 12, 2025
インドア系趣味を総ナメしたい
お菓子作り編み物刺繍本クレヨン筆系羊毛音楽は全部触っちまったんですが他にありませんか。料理は好きじゃないです
一旦タティングレースか〜〜〜
私もそんな気がしてた December 12, 2025
第4話 恋のマジカルシャーペン
机の中央に広げられた京都の観光地図。
四人の影が、夕陽に長く伸びている。
あかり
「じゃあまず集合場所は
JR石山駅、朝8時半ね!」
ゆうか
「そこから京都駅まで行って
乗り換えて……」
かおるは地図の端を指で押さえながら、こくりと頷く。
大志は少し離れた位置で、腕を組んで見つめていた。
あかり(急に立ち上がって)
「あ、ペン貸して! 金谷!」
大志
「え? あ、うん……」
カバンから取り出したのは、シンプルなシルバーのシャーペン。
0.5mmの芯がカチッと出ている、ちょっと使い古したやつ。
あかりはそれをひょいと奪い取り、そのままスッと、かおるの前に置いた。
あかり
「はい、かおる!
これで書いて!」
かおる
「え……?
う、うん……」
かおるの細い指が、ゆっくりとシャーペンを握る。
かおる
(……これ……
大志くんの……シャーペン……)
指先に伝わる金属の冷たさと、ほんのりと体温が残っているような錯覚。
握り部分に、かすかに大志の指の跡がついているような気がした。
かおる
(……同じところを……
大志くんも……
毎日握ってる……///)
頰がみるみる赤くなる。
息が、ふうっ、と熱い。
大志は隣でそれを見て(……渡瀬が、俺のシャーペン……握ってる……)とそわそわ。
あかり(小声でゆうかに)
「見て見て、二人とも真っ赤~♡」
ゆうか(クスクス)
「恋の魔法のシャーペンだね~♡」
かおるは震える手で、プリントに予定を書き始める。
[班別行動]
→ 天龍寺 → 野宮神社 → 竹林の道 → 渡月橋でお弁当 → タレントショップ巡り → 常寂院寺 → 15:00頃嵐山駅集合・解散
書き終えて、そっと大志の方へシャーペンを差し出す。
かおる
「……ありがとう……金谷くん……」
大志は受け取ろうとして、
指が、ふれあった。
ピタッ。
二人同時にビクッ!
慌てて手を離す。
大志
「い、いや……どういたして……」
かおるは俯いたまま、でも唇の端がふるふる震えて、
小さな、小さな笑みになった。
あかり
「ふふっ、予定完成~!
これで完璧ね!」
夕陽が教室をオレンジに染める中、
かおるは胸の奥でそっと呟いた。
かおる
(……大志くんのシャーペン……
触っちゃった……♡)
自分の指を愛おしそうに触る。
その幸せそうな横顔を見て、あかりとゆうかも笑顔になった
── ── ──
あかり
「そんじゃ私たちはプリント先生に渡してから帰るから、金谷は机を元に戻しといてね〜!」
ゆうか
「バイバ〜イ」
帰り支度をして二人はかおるの手を引き教室を出ていこうとした。
かおる
「今日は、残ってくれて、ありがとう」
大志
「副班長だから、俺」
照れながら言う大志、後ろ髪を引かれる思いで引っ張られるかおる。
やがてかおるたちの姿は教室からなくなった。
と思ったら。
あかり
「金谷〜、
シャーペン……
舐めたりしないでね〜」
大志
「そんなことするかっ!///」
思わず素でツッコミ。
廊下では、かおるが(た、大志くんが、な、な、舐める……?////)と頭から湯気を立てていた。
── ── ──
机をガタガタと鳴らして大志は元のポジションに戻し始める。
大志
「渡瀬と、嵐山、か」
呟いて、嬉しくなった。
次はかおるの机。手が止まり、急に緊張してしまう。
他の机と同じはずなのに、特別な物のような気がして。
(あかり「舐めたりしないでね〜」)
さっきのふざけたセリフが蘇ってきて、頭を振った。
大志
「た、単に触った、物じゃないか」
そう言いながらも、その単なる物が特別な物のように感じてしまう自分がいる。
音がしないほど優しくかおるの机を持ち上げ、音がしないように、そっと置く。
いつから、だろう。
窓から空を見上げて、思い出してみる。
床に置いた白い画用紙。
転がるクレヨンたち。
赤色がない。
「はい、どうぞ♪」
小さな手。
差し出された赤色のクレヨン。
受け取って見た。
そこには可愛い女の子の笑顔。
赤い耳。
7月になってもまだ14年しか生きていないのに、遠く、懐かしい昔。
大志はカバンを肩に、この話をいつかできたらいいなと、誰もいない教室を後にした。 December 12, 2025
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