爆買い（ばくがい）とは、一度に大量に買うことを表す俗語である。主に来日した中国人観光客が大量に商品を購買する行為を指し、2014年頃までに定着した。2015年2月の春節休暇に中国人観光客が倭国を訪れ高額商品から日用品まで様々な商品を大量に買い込む様子を「爆買い」と表現して、多くの倭国メディアが取り上げた。中国側のメディアによれば春節期間中、倭国を訪れた中国人観光客は45万人にのぼり、消費額は66億元（1140億円）を記録し、倭国企業にとってビジネスチャンスとなっていた。この用語は2015年ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に選出された。中国語表記は、繁体字: 爆買; 簡体字: 爆买; 繁体字: 爆買; 拼音: bào mǎi; ウェード式: pao maiである。 しかし、2016年には観光庁の2016年4-6月期訪日外国人消費動向調査によれば1人当たりの支出で中国人は22.9減の22万円と大幅に減少し、オーストラリア人、ベトナム人などに抜かれて2015年の1位から5位に転落し、沈静化を印象付けた。中国では倭国分野が中国版ネットショッピングサイトで一位を維持し続けているなど、爆買いから電子決済の普及で『爆輸入』と『コト消費』が主流のトレンドになったため、倭国メーカーは利益を増やし続けている一方で百貨店や免税店は対応に追われている。