#菓子案内

さてさて、#名古屋 に旅立つ前に #銀座三越 さんで開催されている #本和菓衆 のイベント（明日12/2まで開催）に立ち寄りました。#川越 の #亀屋 さん（正しくは #龜屋）は、名物の #さつまいも を使ったお菓子がたくさんあることでも知られておりますし、亀甲の最中もとっても可愛いのです。いつもは絶品の『#芋ようかん』を買い込んで、そのまま味わった後は、いつものようにバターソテーして楽しむのですが、今年は #芋菓子 に新作が出ておりました。

それが #武蔵野 の #落葉堆肥農法 で作られたという川越産のさつまいもだけを使って仕上げられた芋きんとん『#三芳野里』です。内側まで全部しっとりとしたさつまいもの芋あん。ホクホクとした繊維感も残っていて、僕の好きなタイプ。なお、その難しい名前は、「#伊勢物語」から来ております。こういう奥行きがあるのが素敵だなあと思います。単純に #芋きんとん とするのではなくて。

伊勢物語の主人公としてお馴染みの #在原業平 が、川越を #三芳野 の里と詠んでいる和歌が収められているのです。その一節にある「入間の郡みよし野の里」というのが、現在の川越の地に当たるというところから、この名前を取っているのですね。まさに川越の老舗が作る、川越だからこその芋きんとんというわけです。複数個買って、#バター を添えて焼いて食べたくなる生菓子でございます。

1個　税込324円 December 12, 2025

#菓子案内

#山形 の #乃し梅本舗佐藤屋 さんの生菓子『#菊慈童』。淡い黄色に染められた外郎生地を花びらの形に整えながら、紫色の #食用菊「#もってのほか」が添えられておりまして、見た目にもとっても華麗な生菓子でございます。生地にも練り込まれておりまして、ほのかに感じるほどの苦味がまた素敵でもございます。その内側には酢味噌を加えた独特の風味の #味噌あん というのも素敵でございまして、ほっこりさせられました。

そのお菓子の名前は、よく9/9の #重陽の節句 の時期に語っておりますが、簡単に申し上げますと、#菊花 の露を飲んで #不老長寿 の命を得たという伝説をモチーフにしておりまして、あの『#着せ綿』という生菓子は、菊花に #真綿 を乗せて吸い取った夜露で体を拭うと不老長寿に恵まれるという逸話から誕生しておりまして、能の演目などにもなっているのです。

そして、この #外郎 の花の形を見つめますと、京都の #末富 さんで修業されただけに、いろんなお菓子の姿が思い浮かびもしまして、愛らしさを振り撒いてくれるお菓子でもございます。いやはや、菊の花と味噌あんという組合せは、とっても気に入りました。こちらも明日12/2まで開催の #銀座三越 さんのイベント「#本和菓衆」にて買いました。 December 12, 2025

#菓子案内

#山形 の #乃し梅本舗佐藤屋 さんの生菓子『#菊慈童』。しっとりとした外郎生地を花びらの形に整えながら、紫色の #食用菊「#もってのほか」が添えられておりまして、見た目にもとっても華麗な生菓子でございます。生地にも練り込まれておりまして、ほのかに感じるほどの苦味がまた素敵でもございます。その内側には酢味噌を加えた独特の風味の #味噌あん というのも素敵でございまして、ほっこりさせられました。

そのお菓子の名前は、よく9/9の #重陽の節句 の時期に語っておりますが、簡単に申し上げますと、#菊花 の露を飲んで #不老長寿 の命を得たという伝説をモチーフにしておりまして、あの『#着せ綿』という生菓子は、菊花に #真綿 を乗せて吸い取った夜露で体を拭うと不老長寿に恵まれるという逸話から誕生しておりまして、能の演目などにもなっているのです。

そして、この #外郎 の花の形を見つめますと、京都の #末富 さんで修業されただけに、いろんなお菓子の姿が思い浮かびもしまして、愛らしさを振り撒いてくれるお菓子でもございます。いやはや、菊の花と味噌あんという組合せは、とっても気に入りました。こちらも明日12/2まで開催の #銀座三越 さんのイベント「#本和菓衆」にて買いました。 December 12, 2025