実際のところ、アムロに出会わなかったIFですから、結果シャアが成長する余地がなかったというわけでしょう。
より強いニュータイプに出会い、また挫折や裏切りを通じて『正史シャア』は自分の不器用さに折り合いを付けていきながらジオンの象徴として上り詰めていったわけですが…

そうした結果を先回りした過度なデフォルメ感を元に、GQでは一年戦争後かつ強大な敵に翻弄されなかったシャアにフィードバックされました。Ollie Barderさんとしてシャアが誤解されている、と感じる部分がここではないかと自分は考えたわけです。

いうなれば「これじゃない」デチューンなのですが、たとえばスピンオフの一つのジョニーライデンの帰還で登場人物が語った「シャアがファミリーコンプレックスといえるのではないか説」などを踏まえてしまうと往年のファンとしても「まあ、そういうシャアもありうるか…」と腕組みしてしまうわけでして… December 12, 2025