11月の終わりに家族を亡くし、しばらく無気力のまま過ごしていた。時々開けるXの世界は明るい話題より虚無感を感じる内容も多く、心身共に元気じゃないと推し活も難しいんだな、と感じた数週間だった。
この間色々なことが起きていたようだが、１番感じたのは「韓国社会、韓国エンタメ、それでいいの？」だった。
国家予算を投じて世界に広めたKPOP、Kドラマ、Kカルチャーなのに、その中心を支えた人達をまた葬ろうとしている。
守れるはずの法律も、感情論が優先され、議論されないまま風化されるのだろうか。

そして、家族を亡くすと、その一連の儀式を通し、故人をいかに悼み、心を尽くして見送るかを問われる。
残された者たちは自分たちがこれから生きていく重みや意味を感じたりする、とても崇高な時間だとも思う。
そんなことを考えていると余計に、スヒョンが今置かれている状況や、その原因となったあの家族たちの理解しがたい行為に心から疑念の思いが募ってくる。
大事な娘のプライバシーを世界中にさらけ出し、批判や興味の対象に置かれることを望むなんて、やっぱり普通ではない。
どうか少しでも安らかに、心穏やかに旅立って欲しいと願い、生前の輝いていた姿を皆に思い出してほしい...そう思うのが『悼む』と言うことではないだろうか。
そこには愛がなければ成り立たないけれど、その愛がきっと偽物なんだろうな、、、と改めて感じた。

コロナ化に元気をもらったKドラマ、Kカルチャーに、また元気をもらいたい、切実に。

#キム・スヒョン December 12, 2025