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この街で
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2025.12.16 21:00
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【原石の57577】
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・溶けたいと願ったことはありますかスノードームを何回も振る / 久方リンネ(@hisakatanote)
・うたかたの雪月風花を身に纏い いのちの限り舞う鷺娘 / 猫柳
・火口に降る雪を見ている横顔の睫毛に止まる雪を見ている / 河野宏子
・新聞をくるめて干した長靴がストーブの前家族みんなの / 美波有希(@namnamhikari)
・辛いだけではないからね人生は君がぱりんと割る雪の宿 / 久方リンネ(@hisakatanote)
・ひとつとて同じ形のない雪を受ける私もこの世にひとり / 久方リンネ(@hisakatanote)
・きらいなひとばっかりふえてくのやだな 水 ならない 雪 触り方 / なにもない子(@nanimo_naiko)
・光とか僕たち興味なかったね。スノードームに空ができたよ / 人生感想文(@shu_pinkpink)
・失恋をネタに歌など詠めるかよ雪の降る日はいっちょん好かん / 山口晋裕
・思ってる3倍振りまく粉チーズ ひと足早く初雪の皿 / 千代子レイトショー(@TANKA_chiyoko)
・貴方への想いも積もる雪のよう 雪崩がおきて飲み込まれていく / ちえ
・しんしんと静かに積もる哀しみが 音も立てずに頬を流れる / あしはら
・足跡を崩さぬように切り取って 春になったら追いつけないから / 東乃 温風(@Harukaze_Shi)
・斜に構えているあなたとわたしにもまっすぐ白い雪は降るから / 佐々木奈瑠
・ホームにて二重らせんの雪が降る 生まれ変わって逢えたらいいね / 🦀
・きみといた三十年より穏やかな三十センチをこえて積もる雪 / 伴 更紗(@104ON_BLUE2)
・降る雪を掴むと溶けていくように手にした途端変わる関係 / 北狐(@kitakitsune77)
・一日で積もった雪が数日間溶けずに残るような悪口 / 北狐(@kitakitsune77)
・あなた面倒見ないでしょと言われて飼ってもらえなかった雪だるま / 葉和遊(@youuuuhirasawa)
・積もりゆく想いをまとめるやうにして 君の雪だるま 僕を見ている / 渚 カイナ
・灰色の空から雪が落ちてくる 音もたてずにただひたすらに / おっとん
・文才はなく ただあとがきに 冬の軽井沢にて、と筆を置いてみたい / さめお
・初雪が朝降るらしいつっかけで確かめてみる熱い鼻先 / 美波有希(@namnamhikari)
・この雪がきれいなままでさようなら 足元濡れる前に泣きたい / マナティ葉子
・|空《ソラ》のうえ|死《シ》があることの静寂を奏でる耳鳴りのような雪 / 小島 功至(@kojimakoji)
・大好きな 雪の妖精シマエナガ フワフワボディに 光る虚無の目 / 猫柳
・あたたかな あなたの声にほどけてく 汲み上げてくる雪解けの水 / 猫柳
・地球外生命体に雪のことブールドネージュで教えています。 / ぽかるぽかり(@VxAkb34397)
・取る雪の下層はこんなはずじゃなく表面的なやさしさの色 / 曇天(@Donten_dondon)
・乗り継いで乗り継いで降りたった駅でおもうこれがほんとうの雪 / ネムリカーテン(@SgYqip)
・星空に底のつめたさ 音もなくひかりは満ちて雪の|漁火《いさりび》 / 小島 功至(@kojimakoji)
・初雪に自転車とめて手をつなぐ手袋越しに伝わる想い / 自転車暮らし
・初雪を一緒に見ようこの街で今年はふたり透明になる / ぱふぇ
・雪なんて美味しくないが口を開けアイツもオレも馬鹿な大人だ / ぽかるぽかり(@VxAkb34397)
・白く降り 茶色く濁り 地に染みて 還りし空から またおいで、 雪 / 青土 翠(@aoni_sui_)
・ドーナツの 穴からこぼれる粉糖 ああ、あの日君と見た粉雪だ / フウリン*(@fuurin5009)
・えいえんをはじめてねがうぼくたちのオラフよどうかまだきえないで / 大賀ミシン(@MishinOga)
・雪原を イヤフォン分けて 跡つけて この世でふたり とけてくロック / アエン
・私たち何の諍いしていたのだろう窓の外にはいちめんの雪 / くじらっち
・星ひとつ滅ぼすような顔をして歩道のべちゃ雪踏み散らす我 / 大橋うつぎ
・あの頃の涙が固形に降り積もりドアが開かず遅刻しました / たな
・ゆ きが ふる (音符のように) ゆ き ゆ きが ゆ きがふる ふる ゆ きが ふる える / スーパーはるる(@takekeke00)
・これはまだ地球に雪が降るころの むかしむかしのよくあるはなし / 夏形(@Nidosaku_renge)
・降る雪にカメラを向ける真夜中に雪って写真にこう写るんだ / ツキミサキ
・なごり雪 手紙の文字を滲ませて南天の赤ひとつ残せり / 竹正(@bumboosho_tsuki)
・大丈夫、大丈夫って言い聞かせ待雪草と春を待ってる / 大賀ミシン(@MishinOga)
・新しい年のはじめに積もる雪は 未来描ける白いキャンバス / yuuri
・からり晴れ自転車のカゴ一杯にこんもり白い吹雪の名残 / 片秀
・貴方への想いが 溢れ 落ちて ぼたりぼたりと 牡丹雪みたいに / 一円
・雪解けを 待つだけの夜は 寒すぎる 春の温度で ごめんねを言う / まぁこ
・消えないで道路転がる粉雪がヒュウと吹く風乗れますように / 織部ゆい(@yui_oribe)
・ここでは、ニエべ、と呼ぶ だれも触れたことのない 憧れの冷たさ / you
・都会の空気で穢れた少し黒ずんだ雪の味を知っている / 夏怨ない
・雪輪柄夏に着られて涼を呼ぶ思いを込めた着物が好きだ / 谷まのん
・雨よりも雪の落下はのんびりで テンポの違いを傘で味わう / monozuku
・来ないねと世間話を装って君とバス待ち ありがとう雪 / おなかいたいの(@onakaitainoyo)
・「雪ですね。」なんで敬語と笑うきみさむいけれどもあたたかい夜 / 猫野まくら(@nekonomakura140)
・今もまだ 雪が見たいと 思えなくて 気軽に帰れぬ 故郷の冬よ / 柊棘
・雪だけは急かさず何も言わないで赤本のあるデスクを見てた / 梅木袱紗
・風呂上り火照るからだにしみわたる雪見だいふく子と分け合ひぬ / kongou5nn(@kongou5nn)
・寒さには文句言うくせ一片の雪で秘めたるキッズが沸いてる / 三識堂ジュン
・陣痛の中 舞い降りし 初雪を 今も娘の 白肌に見ゆ / まぁこ
・雪が降る気配は分かるけど妻の怒る気配はいまだ掴めず / 大橋奥文
・感情は動かないまま固まって 根雪の厚いふるさとの冬 / 木ノ宮むじな(@rebelxduck)
・犬の背に降り積もる雪払っては冷えた右手を犬でぬくめる / 龍次
・真夜中の駅舎は悲しふるさとの雪ごと連れて終列車くる / 猫丸
・真夜中に降って積もった幸運をまるめ固めて君に当てよう / 別名保存
・初雪を 撮ってる素ぶりの 画面には はしゃぐ横顔 片想いの君 / きぬひかり
・雪が降り雪が積もった帰り路は時を戻したように明るい / りのん
・降りしきる雪は無音の連続で「永遠」などを見た気にさせる / くじらっち
・雪をただ綺麗だねって喜べる土地にわたしも生まれたかった / ほいっぽ
・TKがタイヤ交換だと知った新潟暮らし初めての雪 / つぼりん(@sallytsubouchi)
・探してる 冷たく楽しく温かい 雪合戦のような会話を / 目黒白尾(@tanka_panda)
・指先が雪を捉えた 日常がきらめきになる前の空白 / 成瀬蒼(@nnaruseao)
・まもなく、と聞こえた少しの間の後に来る電車に乗る まもなく初雪 / たかはしイチコ
・初雪をあなたは誰に伝えるの? 静かな夜にスマホを伏せる / あさてすと
・雪積もりノイズキャンセルされた夜に 言葉の代わりに触れる指先 / デ・ででで
・いちごミルクキャンディなめながら雪をたらふく食べたい まる子みたいに / ほいっぽ
・君の顔に落つる粉雪 雪化粧 冬限定のチークだそうで / 春乃宮しろ
・カラフルな雪の前で立ち止まる友がそっとわたしの腕を引く / 舟木 塩(@funakien)
・新雪にぎゅっと足跡つけていくすべてかたちになればいいのに / ゆか氏(@yukasi_oku)
・ゆるやかにしづかに雪は降り積もる 白くなりゆく母の脳みそ / 玄田 生
・雪の降るホームでbacknumberを片耳ずつに聴いてた体温 / ゆきだま
・ぼたぼたと大泣きらしく降ってくれ わたしの思いがきこえぬように / 舟木 塩(@funakien)
・スノードームに理想の街を作って そこで永遠 一緒に暮らそう / 奈子(@ShiroiAm__)
・あのひとの声が聞きたいわけじゃなく雪が降ってるよってことをただ / 箭田儀一
・生真面目に一生懸命しんしんと だけど朝には残っていない / 半田 臨
・雪玉をはしゃぐ彼女が投げてくる 正確にこめかみを狙ってる / 汐留ライス
皆さまおめでとうございます!🎉
#短歌アプリ57577 #アプリで推し短歌 December 12, 2025
893&ホストパロ。研究結果を丸ごと奪われ研究所を追われ、更に知らぬ間になっていた連帯保証のせいで多額の借金を負った不幸な青年kidhr。しかもその借金が893から借りた金らしく、kidの住んでいるボロアパートに仰々しい格好の男たちが押し寄せていた。「払えねぇってどういうことだ!?」と恫喝されながら『東京湾に沈められるのかな……』と死を覚悟していると、「そういうのはいらないから」と奥から声がした。そちらを見やると、一見高校生に見えるほど若々しい見目の青年がいた。藤色の髪に深緑の瞳が映えていて、『こんな綺麗な人が893なのか……』などと思った。だがこんなものではなかった。
「丁重に、ですよ。昔ながらのやり方は通用しません」
奥から別の男の声が聞こえた。そしてhrはその男の容姿を見て驚愕した。ミルクティ色の髪をしたその男は、まるで俳優のように美しかった。『ここは芸能事務所か?』と混乱も一周回って冷静になった頭で考える。そんなhrの前に美形男②(①は先ほどの藤の君である)が立った。
「初めまして。私はkgm組で組長やらしてもらっています。この度は大変でしたね。色々苦労があったと聞きました」
「え、えぇ……まぁ……」
「それに加えて借金とは。どうしようもないカス……失礼、口が悪いですね。ダメ人間ならともかく、kidさんのような善良な市民からお金を奪い取ることはいたしません」
「ほ、ほんとう……ですか……?」
「えぇ。ですが、借金をうやむやにすることもできない。お金の話はきっちりカタを付けねば。そういうことで……」
「kidさん、ホストになりませんか?」
「……へ?」
そんなことから3日後。kidは歌舞伎町でも一番大きな箱のホストクラブにいた。ホストみたいな……というか、ホストの格好で。
「君がhr君だよね?俺はfwmnt。君の教育係やから」
「No.1ホストが教育係なんですか?」
「hrはhytさんの紹介だからね、特別」
fwはそう言ってウインクをする。このウインクがこの街では数十万するのだろうなと、kidは思った。
「ところで……この店とkgmさんの関係って……?」
「ここkgm組のシマだから」
「島?」
「縄張り、みたいなもんよ。歌舞伎町の店は基本的にkgm組のシマやから」
……つまりkgmさんはこの歌舞伎町を支配しているのか?という問いが頭を過ったが、怖かったので口には出さなかった。なぜただの貧乏研究員だったhrが歌舞伎町でホストになっているのか。それは複雑のように見えて、至極単純な話だった。
「kidさん、とても綺麗な見目をしてらっしゃる。それに優しそうな目、女性に好まれそうですよね。ということで、明日からkidさんはホストです」
昨日のkgmの言葉を思い出す。早い話が、ホストで得た売上で借金を返せ、ということだった。
「借金結構あるんやろ?気張っていかな」
「で、でも……僕彼女すらいたことないんですよ……?」
「その見た目でか?どんな奥手やねん」
fwの容赦のない言葉が心に刺さる。こっちだって好きで年齢=彼女なし歴をやっているわけではないのだ。
「まあ、大丈夫よ。hrならきっとすぐランキング入れるで」
「そうは……思えないんですけど……根拠を伺っても?」
「なんや頭の良さそうな言い方やな。根拠か……」
「hrは、夜の街で咲けそうやから」
残念ながらhrが理解できる回答は得られなかった。悪い人ではなさそうだが、その心の内は分からなそうだ。
「でも、僕は借金を返せたらすぐ辞めますから」
「それはどうかなぁ」
「え?」
fwはhrのネクタイをするりと撫でた。
「一度夜の世界に入った人間は、中々陽の光の下には戻れんよ。みぃんな、結局ここに戻ってくる。まあ、たまに完全に抜け出して縁を切れる奴もいるけど」
hrはどっちやろなぁ?と、fwは妖艶に笑う。その笑みに呑まれそうになりながら、hrは「僕は、後者です」と何とか言葉を紡いだ。
黒い帳が街を囲う。hrにとっての夜が、幕を開けた。 December 12, 2025
愛鷹決戦後の夜勤帰りの朝、
真っ白に雪化粧した富士山を望み、この街で生まれ育って良かったなと🥹
同時に、この街で生まれたアスルを応援出来る幸せを改めて感じた。
アスルのエンブレムに込められた想い。
変わらぬ想いとともにこれからも💙
#アスルクラロ沼津 December 12, 2025
【80年代歌謡曲風】いつかきっと、この街で【真野元樹】 https://t.co/gxC1WAfDBt @YouTubeより
公開遅くなりましたが、、、本日一曲追加です。
なんとなく懐かしい感じ、しませんか? December 12, 2025
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