目を瞑った瞬間にカットが切り替わる演出はどうやって作ったのか解説。

今回の動画ではホラー演出として、瞬きを利用したカット切り替えをやってみました。
一人称視点（POV）のホラーゲームってめっちゃ怖くないですか。実際に自分の身に起きていると錯覚させるような不安感。それを実写でも再現できないかと思い、瞬きすることで、カメラではなく人が実際にみている視点として演出してみました。

まずは、瞬きの素材を作ります。
目の中に実際の絵を合成したいので、目の中が真っ白である必要があります。

使用プロンプトは以下
First person perspective, view from inside eyes, seeing through partially closed eyes, upper and lower eyelashes visible, blurry edges, black vignette, dark borders

目から見える景色を真っ白した上で動画化し、コントラストを調整して白黒にします。
これによってまつ毛のディテールが活かせるので、かなりリアルな雰囲気になりました。

一度画面が真っ暗になることでシャッターの効果でカットも切り替えやすくなります。
さらに瞬きをすると景色が変わっていく演出を繰り返すことで、次瞑ったら何が見えてしまうんだろう…と不安を煽ります。

子供の頃、壁のシミが動き出すんじゃないかと思って眠れず、ずっと壁を凝視していたのを思い出しながら作りました

キャラクターの視点として描くことができるので、ホラーだけでなく、他のテイストの作品でも使ってもらえたら幸いです。

#AI創作の舞台裏 December 12, 2025

思い返せば、今年はゲームしているときによくblurを聴いていたなあ。 December 12, 2025