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ひらひら
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2025.12.11 08:00
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「若い男に恋をするおっさん騎士の話」の番外編ですっ!
2人でリシャールの私服を買いに行く話
✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩
俺が服を買いに行きたいと言うと、ウィリアムはいったんは喜んだ。
「ええ。俺もリシャールはもっと着飾ってもいいと思います。あ、でも着飾るとリシャールの魅力に気づく輩が増えてしまいますけどね」
とかなんとか、また変なことを言いながら、上機嫌でどこの店にしようかと考え始めてくれたのだけれども。
「でも、珍しいですね。服を買いに行きたいなんて」
軽く問われて、
「うん。最近、時々国王様やアルバート前騎士団長がいらっしゃるだろう。その時にもう少しちゃんとした服のほうがいいかなって」
と、言ったとたんに、ウィリアムはムスッとした。
「他の男のために着飾るって言うんですか!?」
俺はため息をついた。
ウィリアムは大好きだけど、こういうところはちょっとめんどくさい。俺のことをかわいいって思ってくれるのは嬉しいし、他の男も同じように俺のことをかわいいと思っているはずだと思い込むくらい俺のことを好きでいてくれるのもとても嬉しい。
だからこういったやり取りも嫌というわけではないんだけれども。
俺はおっさんだから、着飾ったからといって喜ぶのはウィリアムだけだろうし、着飾るというよりは単に失礼のない服装にしようとしただけなのに。
ウィリアムは一緒に住むようになったとき、俺の私服の少なさに愕然としたようだった。
俺が騎士団内部で虐げられているのかと疑ったくらいで、俺はそんなウィリアムの反応にちょっと驚いた。
仕事中はもちろん訓練施設の教官用の騎士服を着ているわけだし、眠るときにはパジャマに着替える。その間の数時間のためにわざわざ着替える必要もないだろうと、俺は家に帰ったらすぐに入浴して、その後はもうパジャマに着替えてしまうようにしていた。
用事があるときのために普段着も外出着があるにはあるけれども、毎日着るわけではないから枚数は必要ない。
俺が家に帰ったらすぐパジャマになることにウィリアムは驚いたようだが何も言わなかった。使用人がいるような大きなお屋敷だから、寝室以外でパジャマでうろうろするなんて多分おかしいのだろうと思うけれども、ウィリアムは普段強引なわりにそういうところは何も言わない。
俺の習慣がどんなに変だったとしても、直すようには言ってこない。でも当然ウィリアムは仕事から帰ってきたら部屋着に着替えているし、部屋着で寝ているわけではなく、きちんと寝るときにはパジャマに着替えている。
だから、遅ればせながらもその習慣に合わせようということでもあるのに、ウィリアムがまためんどくさいことを言い出した。
これで、俺みたいなおっさんが着飾ったところで。みたいなことを俺が言うと、ウィリアムは俺がいかに魅力的なのかを語りだして、俺が頷かないと、ではリシャールの魅力をわからせなければ。とか言いながら寝室に連れ込まれるのはいつもの流れだ。
特殊性癖持ちで俺の伴侶のウィリアムが俺を魅力的だと思い、俺を抱き潰すのは、俺の魅力の証明にはなっていないと思う。
もちろん抱き潰されるのは嫌ではないし、むしろ好きだからそこは黙っているけれども。
でも、今日は私服を買いに行きたかった。
だから抱き潰されるのは回避してさっさと出かけたい。俺はいつもとは違うことを言うことにした。
「敬愛する国王様の前では身なりを整えて、敬意を払いたいという俺の気持ちは、ウィリアムにはわからないんだね」
静かに言ってみると、わーわー言っていたウィリアムははっとして言葉を切った。目を見開いて俺を見ている。俺はことさら悲しそうな顔を作った。
「俺とウィリアムでは、年の差と経験の差が大きすぎるのかな。戦争なんて行ったことも見たこともない公爵家長男のウィリアムには、国王様を尊敬する俺の気持ちはわかってもらえないのか」
追撃するとウィリアムは面白いくらい顔が青くなった。皮膚が薄いのかウィリアムの顔は赤くなったり青くなったりが意外に分かりやすい。
青くなったウィリアムはオロオロしながら俺の前に跪いた。
「ごめんなさい、リシャール」
ウィリアムは何でも持っていて何でもできるし、自由自在に能力も権力もふるえるから、完全無欠に見えるけれども、こういうところはやっぱり若いんだなって思えてかわいい。
予想外のことを俺が言ったりすると、わりと動揺して、いつもの余裕綽々な態度が何処かにいってしまう。
急にこんなことを言いだした俺の本当の意図も察知せずに言葉通りに受け取って、俺を悲しませたと思って戸惑っている。
ああ、なんて可愛いんだろう。俺のウィリアムは。
周囲の人たちは俺の予想と違ってウィリアムのことを完全無欠な貴族青年だとは思っていなかった。俺から見たら何の欠点もない完璧な人間なんだけども、公爵様たちや国王様、ザイルはウィリアムのことを傲岸不遜で自分勝手な変人と呼んでいる。
ちょっと驚いて、でもなるほどと納得もした。でもウィリアムは傲岸不遜で自分勝手な変人なだけではない。こんなふうに俺の単純な嘘に引っかかってオロオロと謝ってくれるようなかわいい男なんだ。
「じゃあ、服を買いに行ける?ウィリアムに選んでほしい」
そういうとウィリアムはあっという間に外出の支度を整えてくれた。すっかりご機嫌は直って、馬車の中でどんな服がいいのかあれやこれや独り言を言いながら考えている。
俺はお洒落に疎すぎてウィリアムが言っていることがほとんど理解できていなかった。さしいろってなんだろう。どこに刺すのだろうか。と戸惑ったりはしたし、ウィリアムのことだから異常に華美な物を選んでまた揉めるかもしれないと思ったけれども、とりあえずはやる気になってくれたウィリアムにおまかせすることにした。
俺は男爵家の四男で、かつ18から33までのおしゃれをして社交界に出るような年頃の頃を戦場で過ごしてしまったから、流行どころかどれが公的な場にもふさわしくてどれが簡単な装いなのか、そういったことにも自信はない。
その点ウィリアムはたくさんの服を用途や場所、会う相手に合わせて選んでいるようだし、いつもひらひらのついたドレスシャツでおしゃれにしているし、それがまた本人にとっても似合っているわけだから、任せておけば大丈夫。
あとは、おっさんの俺には似合わない華美な物を避けておけばいいだろう。
ウィリアムは、「おっさんの俺が着るには恥ずかしいよ」と俺に言わせなかった。俺はウィリアムのセンスと愛情に敬服した。
ウィリアムは俺が戸惑うようなひらひらのついた華美な服を選ばなかった。
年相応に落ち着いた、おっさんの俺にも似合うシンプルな洋服を選んでくれた。無地の布に控えめに刺繍がしてある服は、よく見ると光の加減で美しい模様が浮かび上がるような複雑な織り方をしてあるもので、手触りがとても良かった。
高級なのは一目で分かったが、試着をしてみるととても着心地が良くて、見た目も36歳のおっさんの俺にとてもしっくりくるものだった。
何枚かはその場で何かを手直ししてくれたから持ち帰り、残りは後で届けてくれることになった。
何を直したのかはよく分からなかった。
俺はウィリアムが選んでくれた洋服を次の日から毎日着て、国王様やアルバート騎士団長にお会いする時も、ザイルとたまに食事に行くときももちろんそれを着ていった。
その服が一見シンプルに見えてもウィリアムの瞳の色と同じ色の襟や袖口で、そこに金色で刺繍が施されていたり、金色のボタンが付け加えられていたりしているということに気がついたのは何年もあと。
そして俺以外の全員が、この服がウィリアムの愛情と独占欲を表していることを知っていると知ったのも何年もあとのことだった。 December 12, 2025
ブレカツで見た3人になってラップもフェイクもハモりも獅子奮迅するうえだくん、とても美しかった 好きだ それはそれとして、6人のリアフェ無印の時のパートが少なくてメンカラのピンスポと後ろでひらひらしてたうえだくん、ノスタルジックな愛しさがある 好きだ December 12, 2025
@hirahira1001 🛩️𓂃꙳⋆ ˖✈︎キュイ~ン
∧,,∧
( ๑❛♡❛๑)/|
🔅/くT ̄ ̄二=二] 三二─♡
 ̄ ̄ ̄\二\┈┈✈︎𓐃✈︎︎︎ *⋆✈
🐣おはまんもぉ➰ひらひららちゃ➰んッ♪⁽⁽ଘ( ๑❛♡❛๑)ଓ⁾⁾♬*ピヨッ♡
🍓素敵なぁ~❥🍓 ͜ ͜٩⍤⃝㊍ようびꔛꕤになりますようにぃ➰🍓 December 12, 2025
寺西拓人には井ノ原快彦のスカートひらひら衣装を伝統継承して欲しい…
スカートひらひら衣装は
高身長×スタイル鬼盛り×さわやか兄さん
が似合うという条件設定があるので。
※異議は認める https://t.co/j4YoPBTGCr December 12, 2025
@dos__3sai 「今大丈夫やで〜元気に見えとる(へらっと笑い左手をひらひらと振って)。
ん、ないすね、他は大丈夫そうです。刺さったりしたの、右手ぐらいだったので、多分。
嗚呼……雑談とかね。未視聴なん保存しときゃいけるね。」 December 12, 2025
ユニット衣装みてたらジュイスくんベルトの端っこがぺらりと出てるから踊りにくいでしょそこのループに仕舞わないのかい?って思いながら見てしまう。あとチトセも長くて巻いてるけどそれでも長くて面白い。でも衣装は色んなものがひらひらぺらりとはためいて布地多いとなお楽しいもんね全てヨシ https://t.co/pwclScigqr December 12, 2025
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