非常事態って、自分が入院したり、親の葬儀だったり、ホントに緊急事態なんよ😭
なのに預け先がないって、もう親子で心中してって言ってるようなものなんよ😭
障害児の親は、子供が入所するまで、一泊旅行さえできないってことだよ😭
そして入所先が空いてないという現実😭 https://t.co/LZH2n7KYET December 12, 2025

OpenAIが発表した「非常事態」とは、モデルを作成する際の学習事の規模（スケール）を大きくしても性能が伸びなくなる「スケール則の壁」に本格的にぶつかったという点が、今後の経営課題になると言う意味で出したもの。

この壁は、計算量を増やせば解決する類のものではなく、データ構造、事前学習の最適化の方法などのアーキテクチャ全体に影響する問題になっている。
GoogleはGemini 3でこの壁のいくつかを突破し、各社が停滞していた性能の伸びを再加速させてしまったため、OpenAIが最近行っていた小手先の最適化ではどうにも対抗出来ずに、根本的な原因の除去が急務になったという事。

これはあくまでベンチマーク上の話で、ChatGPTが持つベンチに出ない実用性能は依然としてトップクラスの部分が多くある。この為、すぐにGeminiへ大量移行が起こるとは考えにくい。実際、Gemini3は使いにくい部分がまだ多くある。
ただし、この「頭打ち状態」を放置すれば、時間とともに性能差が開き、いずれ実用性能の領域でも追い抜かれるリスクがある。

今回OpenAIがリソースの再配分まで踏み切ったのは、その根本原因の特定と改善には、手探りの試行錯誤を長期で続ける必要があるため、片手間に直せる問題ではない事が分かっていた為。だから優先順位を変えて、人的リソースを大量投入する方針変更を行うことになった。

事情が分からない人には驚かれるかもしれないが、実はこれは想定内の動きでもある。
というのも、この問題さえ突破できれば、再びGemini 3との性能差を埋めることは可能で、トップに返り咲く目も十分ある。
さらに、この壁の突破はモデルの効率改善にも繋がるため、最近指摘を受けているOpenAI自身が抱えている推論コストの問題の解決にも一役買う。

逆に、もしこの壁を無視したまま進めば、Googleとの差が構造的に広がっていき、ベンチマークに出ないChatGPTの強み（対話性能や会話の安定性など）すらジワジワ凌駕される未来があり得る。
そうなると、今は問題無くとも、OpenAIが最も恐れる致命的なユーザー流出がいずれ現実味を帯びる。
その危険性をも見越して、OpenAIは早めに今回優先順位を大きく変えたのだと、私は見ている。 December 12, 2025