任期満了 トレンド
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2025.11.28 03:00
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年齢詐称で入隊し、二度の殊勲十字章を授章した男
デビッド・ハックワース大佐
デビッド・ハックワースは、1945年に14歳で身分証明書を偽造し商船隊に入隊したことからそのキャリアを始める。翌1946年には15歳で年齢を偽り米陸軍に二等兵として入隊し、第二次世界大戦末期には南太平洋で船上任務などに就く。
1946年から1949年にかけて、イタリアのトリエステで占領軍任務(第88歩兵師団第351歩兵連隊)に就き、この間に高校卒業資格を取得している。1949年に任期満了に伴い除隊した後は、民間人として大学に通った。
1950年、朝鮮戦争勃発直前に軍曹として陸軍に再入隊(この際も年齢を偽った状態)。1950年から1951年にかけて朝鮮戦争に従軍し、第25歩兵師団第27歩兵連隊にて敵のゲリラ戦術に対抗するため、自ら志願兵を募り精鋭部隊「ウルフハウンド・レイダーズ」を創設・指揮した。この功績により、21歳という異例の若さで少尉への野戦任官を果たし、中尉まで昇進する。
1951年から1953年にかけて、第40歩兵師団に所属して2度目の朝鮮戦争に従軍し、この期間中に大尉へと昇進した。休戦後の1954年に陸軍を除隊し、再び民間人として大学に通っている。
1956年、大尉の階級で陸軍に再入隊。冷戦下、ドイツ駐留などの任務に就き、1961年には第8歩兵師団第1戦闘団第18歩兵連隊にてベルリン危機に対応した。
1964年にアメリカ陸軍指揮幕僚大学を卒業後、ベトナム派遣を志願するも当初は拒否される。しかし翌1965年には少佐としてベトナム戦争に派遣され(第101空挺師団)、敵のゲリラ戦術に対抗するための捜索・掃討を目的とした戦闘部隊「タイガーフォース」を編成・指揮した。1966年2月には、敵に包囲された部隊を単独で偵察し救出する功績により、1度目の殊勲十字章(陸軍省が授与する、名誉勲章に次ぐ高位の勲章)を授章する。
1968年、中佐として再びベトナムに派遣される。第9歩兵師団第4大隊第39歩兵連隊第4大隊長として、士気が低く規律が乱れていた大隊を「ハードコア大隊(精鋭部隊)」に変革し指揮した。1969年3月には、自ら敵の激しい砲火の中で指揮ヘリコプターを着陸させ、弾薬補給や負傷兵の後送を陣頭指揮し、敵部隊を壊滅させた功績により、2度目の殊勲十字章や複数の銀星章、名誉戦傷章を授章した。
1971年、大佐へ昇進するが、陸軍戦略大学への入学を辞退し、全国テレビ番組でアメリカの戦争遂行方法を公然と批判。論争の末、退役(名誉除隊)した。
尚、映画「地獄の黙示録」の複数の登場人物のモデルの一人とされており、ビル・キルゴア中佐や、ウォルター・E・カーツ大佐の役柄に影響を与えたと言われている。 November 11, 2025
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