SaaS トレンド
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2025.11.29 03:00
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気づいてるか?
個人開発者がSaaSで一発当てたいなら『工場型ワークフローSaaS』一択だ。
その理由を解説する。
まず「工場型SaaS」の定義だが、シンプルに言えば「ユーザーの目に見えない裏側で黙々と作業をこなすシステム」のことだ。例えば、請求書を自動で発行して、入金をチェックして、帳簿に仕訳を切る。あるいは、顧客ごとの契約内容を見ながら、更新時期が来たら自動で連絡を送る、みたいなやつだ。
一方で、今みんなが積極的に情報収集しているChatGPTなどはどちらかというと「これやっといて」「あれやっといて」と人から言われた依頼を理解して、「じゃあこの工場に回しておきますね」と指示を出す係。つまり、ChatGPTは“入口の会話”を担当していて、その奥で実際に手と足を動かすのが工場型SaaSという構図になる。ここで大事なのは、「受付だけあっても、後ろに工場がなければ仕事は終わらない」ということだ。
ではなぜ今後はこの工場型SaaSが強くなるのか。
理由はシンプルで、AIが進化するほど「人間の手作業」は減るけれど、「処理しなきゃいけない事務・お金・契約・履歴」は逆にどんどん増えるからだ。たとえば、AIが勝手に広告文を作って、勝手にLPを量産してくれるようになったら、その結果生まれる「問い合わせ」「申込」「契約」「請求」「サポート」はむしろ増える。ここを全部、人力でスプレッドシート管理なんてしていたらすぐ破綻する。だからこそ、AIが前で仕事を取ってくるほど、後ろ側の工場としてのSaaSの重要度が上がる。
もう一つのキーワード「ワークフロー」というのは、「会社の大事な情報」と「毎日の仕事の流れ」を、そのSaaSの上に乗せてしまうということだ。例えば、顧客情報・契約内容・受注履歴・サポート履歴。これらが全部ひとつのSaaSに集まっていると、他のサービスに乗り換えるのが一気に面倒くさくなる。データ移行も、社員教育も、ルールの作り直しも、全部やり直しになるからだ。つまり、スイッチングコストが高く、開発側からすると安定収益に繋がる。
ワークフローを握るというのは、SaaSの中で全ての工程を完結させてしまうイメージ。例えば採用なら「応募受付 → 書類選考 → 面接日程調整 → 評価 → オファー → 入社手続き」。カスタマーサクセスなら「問い合わせ → チケット発行 → 担当アサイン → 対応 → フィードバック」。こういう“仕事の導線”そのものを握るSaaSは、一度入ったら抜けられない。なぜなら、そのSaaSを止めた瞬間に、会社の日々の仕事が止まるからだ。
AI時代に弱いSaaSは何かというと、その逆だ。単発で「テキストを少し言い換えます」「画像を1枚きれいにします」みたいな、“使い捨てツール”に近いSaaS。だれかがちょっとスクリプトを書いて、ChatGPTと組み合わせれば同じことができてしまうプロダクト。ユーザーの大事なデータも、日々の仕事の流れも、そのツールに乗っていないから、「あ、もういいや」と思われたらすぐ別ツールやAIに置き換えられてしまう。
これに対して、工場型ワークフローSaaSは、AIが進化すればするほど“相棒”として必要とされる。ユーザーはAIに向かって「請求まとめといて」「このお客さんの解約リスク教えて」と話しかける。AIは裏で、そのSaaSにアクセスしてデータを読み、必要な処理を実行し、結果だけユーザーに教える。ユーザーからすれば、「SaaSの画面をいちいち開いて操作する」手間は減るが、「裏でSaaSが動いている」事実は変わらない。むしろAIがどんどん仕事を取ってきてくれるほど、そのSaaSが処理する量は増え続ける。
さらに重要なのは、このタイプのSaaSは「AIから見て都合がいい」存在になりやすいことだ。AIは、世界中のサービスの中から「使いやすいパーツ」を選んで組み合わせるようになる。そのときに選ばれるのは、APIがシンプルで、処理が正確で、ログや監査もちゃんとしていて、法律回りの要件も満たしているサービスだ。
私が個人開発し、3年半で流通総額80億円を超えた決済導入SaaSも決済まわりのワークフローを効率化するものだ。表にはほとんど出ないが裏では色々開発をしている。年始には合同会社やジョイントベンチャー支援を目的とした『オンラインからの売上の収益分配を自動化する機能』を実装する。これも地味だが裏で動く工場型SaaSだ。
結論。
AIが前に出てきた世界では、「ユーザーがどの画面を開くか」という勝負から、「ユーザーやAIがどの工場を裏で使うか」の勝負に変わる。
LPやUIだけで勝負しているSaaSは淘汰されるが、会社のデータと毎日のワークフローを丸ごと預かり、AIの裏側で黙々と仕事を終わらせる工場型SaaSは、むしろこれからが本番だ。AIに仕事を奪われるのではなく、AIに仕事を“流し込まれる側”に回れるかどうか。AI時代に生き残るSaaSは、ここを取りにいったプレイヤーだけだ。
やるしかねえ。Don’t Work! November 11, 2025
アプリを海外展開する時「スクショの多言語化」が一番面倒くさくないですか?😇
都度シミュレータの言語を切り替えて、スクショ撮って、加工して…って作業に絶望したのでAIで全部自動化するSaaSを作りました!(にょすさん案)
よかったら使ってみてください!
https://t.co/5yT2LlE9zP
#個人開発 https://t.co/9YBYGbVEor November 11, 2025
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