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crimson
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2025.12.08 02:00
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リング中央、北見と千束は汗まみれで立ち尽くす。
足取りは重く、呼吸は荒い。
それでも両者の瞳は、燃えるように赤く輝いていた。
観客の歓声が会場全体を揺るがす。
【北】(ここで終わらせる……! 俺の全てをぶつける……Crimson Infernoだ!!)
北見の脳裏に、ボディビル部部長である隠岐の言葉が蘇る。
【北】「最後まで諦めるな。お前の力を信じろ」
【北】(部長……見ていてください。これが、俺の全てです!)
【千】(くそったれ、ここで負けられるかよ……! 奴の技に絶対に耐える……そして、最後に仕掛けて止めを刺してやる……!!) December 12, 2025
千束の心にも、ある記憶があった。
かつて、大きな敗北を経験した日。
【千】(あの時の俺とは違う……今の俺は、絶対に諦めない!)
北見は息を整えると距離を詰め、千束の体を抑えると肩に担ぎ上げる。
観客が一斉に声を上げる。
【実】「来た! 北見選手、必殺技Crimson Infernoの構え! これは……試合を決めるかもしれない!」
【観】「うおおおーーっ!!」
【観】「行けーーっ!! Crimson Infernoだーーっ!!」
【北】「いくぞ、千束!!」
【千】「きやがれ!!」
【北】「うぉぉぉぉぉぉ!!!」 December 12, 2025
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