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womb
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2025.12.07 18:00
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🥬❌🦗なぜ「野菜を入れてはいけないのか?」👀🧠💡
答えはひとつです。
“野菜ではガットローディング(栄養強化)は成立しない”ことが研究で明確に示されているためです。
📎一次根拠:Finke 2003(Zoo Biology)
調査対象:コオロギ・デュビア・ミルワーム
結果:
• Ca:P比 1:10〜1:30のまま改善しない
• 微量栄養素不足も改善しない
➡ 野菜=水分補給にはなるが、栄養強化にはならない。
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❌よくある誤解と科学的訂正
もし周りに、昔の知識のまま飼育している方がいたら、批判ではなく静かに科学的根拠と共に伝えてみてください。
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❌①「野菜でガットロードできる」
→ 科学的に不可。
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❌②「新聞紙のインクは安全」
→ 安全性を証明するデータが存在しません。
“調べられていない=安全”ではありません。
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❌③「カルシウムは多いほど良い」
→ 重大な誤り。
📎根拠:
• BSAVA Reptile Manual
• Divers & Mader – Reptile Medicine and Surgery
両文献に共通して記載:
過剰カルシウム+過剰ビタミンD₃=腎臓・血管など軟部組織の石灰化
特にリスクが高い種👇
🦎カメレオン
🦎モニター
🦎ヤモリ
🐢リクガメ・水棲ガメ
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🔍 葉野菜に白いサプリメントを振りかけている飼育者へ
⚠️「葉野菜にカルシウムメインの粉を目分量でかける方法」は、現在の獣医学では推奨されていません。
理由は3つあります👇
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3-1 )葉野菜の栄養価は“安定していない”
・水分量が多い
・繊維が少ない
・栄養値に季節差や産地差が大きい
例:同じ小松菜でもカルシウム量が
【90mg → 170mg/100g】と約2倍違う場合があります。
→ ベースが変動するため、そこへ「目分量」でサプリを足す方式は調整不能です。
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3-2 )カルシウム吸収は“量ではなく条件”
吸収率を左右する要素👇
・Ca:P比(理想2:1〜2.5:1)
・適切なUVB照射
・ビタミンD₃
・亜鉛・銅・マンガン等の微量ミネラル
・腸内環境
→ “多く振る”では吸収しません。
📎根拠:Divers & Mader
―――――――――――――
3-3 )過剰カルシウムは時間差で臓器障害を起こす
代謝が遅いリクガメ・水棲ガメでは、症状が表れる頃には深刻化しています。
進行例👇
・腎石灰化
・血管石灰化
・尿路結石
・慢性腎不全
・運動低下・神経症状
📎根拠:BSAVA Reptile Manual
→ 「元気に見える=問題がない」ではなく、
「進行が遅く見えないだけ」。
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✔ ではどうすれば良いのか?
結論:
カルシウムは“量で与えるもの”ではなく、餌・光・微量栄養素と組み合わせて設計するものです。
ここで、理由があって設計された餌が必要になります。
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🟩 なぜ Wombaroo「Herbivorous Reptile Meal」なのか?
・Ca:P比が研究値に基づき一定
・亜鉛・銅・マンガンなど微量ミネラル含有
・繊維設計が野生採食に近い
・酵母・酵素・プロバイオティクスで腸内環境をサポート
・毎回同じ栄養値=再現性がある
つまり👇
「葉野菜+目分量の粉」ではなく、
設計された基準の上で調整できる方式。
これが動物園・獣医・海外飼育基準で採用されている理由です。
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❌④「炭酸カルシウムだけで十分」
→ 最新の獣医学では、単一成分に頼る補給方法は推奨されていません。
📎根拠:
・BSAVA Reptile Manual
・Reptile Medicine and Surgery(Divers & Mader)
これらの文献では、爬虫類に必要な栄養は単一成分では成立せず、
ビタミンD₃・微量元素・脂質・タンパク質などが互いに関連して
骨形成・代謝・神経機能を支えていると記載されています。
特にカルシウムは、ビタミンD₃がないと吸収されず、
過剰投与では腎臓や血管の石灰化リスクがあると明記されています。に影響します。
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❌⑤「ガットロードは9〜12時間でOK」
→ 古い知識。
📎Allen & Oftedal(1989)
・ダスティング:2時間で消失
・ガットロード:24〜48時間で安定
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❌⑥「高栄養餌を一度与えれば効果が続く」
→ 根拠なし。
繁殖期・成長期・回復期は継続設計が必要です。
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✔ 結論
🟩 ガットロード=設計された餌で24〜48時間
🟦 カルシウム=量ではなくバランス
🟥 過去の常識ではなく、研究に基づく基準へ
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📌最後に。
飼育者にとって一番大切なのは、
どれだけ爬虫類を長く飼ってきたかや、
どれだけ多くの種類を飼っているかでもありません。
いま目の前の生き物に、科学的に正しい環境と、正しい餌と栄養を与えているかです。 December 12, 2025
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