iter
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2025.11.26 06:00
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11月26日はFocusⅢから屋台骨を支えたBsプレイヤー、バート・ルイターのお誕生日。
Focusでいちばん好きなのは、実は↓盤。名曲たっぷり。 Producer としてもEarth & Fire とかいっぱい大活躍。
Happy birthday! Bert Ruiter! https://t.co/TeUOHpY7WP November 11, 2025
2025年3月27日、ドイツ・ミュンヘンのスタートアップ「Marvel Fusion」が、欧州史上最大となる1億1300万ユーロ(約180億円)の資金調達を完了しました。
これにより同社の累計調達額は3億8500万ユーロ(約580億円)に達し、欧州の民間核融合企業で圧倒的トップに躍り出ました。
投資家は豪華すぎる顔ぶれです。
・欧州最大級のベンチャーキャピタル EQT Ventures
・世界的なエネルギー機器メーカー Siemens Energy
・そして決定的なのが、EUの「欧州イノベーション評議会基金(EIC Fund)」
→ これはEUが公式に「核融合はもう基礎研究ではなく、産業化すべき戦略技術だ」と宣言し、初めて直接お金を投じた瞬間でした。
Marvel Fusionが挑むのは、太陽と同じ仕組みを地球で再現する「核融合エネルギー」。
でも彼らのアプローチは、ITERやアメリカの巨大トカマクとは全く別物です。
使う燃料は「水素の仲間(プロトン)」と「ホウ素(ボロン-11)」。
この組み合わせの最大の特徴は
→ 中性子がほぼ出ない(aneutronic fusion)
つまり
・放射性廃棄物がほぼゼロ
・プラントが放射能で汚れない
・事故で暴走するリスクが物理的に存在しない
これを起こす方法も革命的です。
フェムト秒(10⁻¹⁵秒)の超短パルスレーザーを、ナノワイヤーで覆った極小燃料ターゲットにぶつける。
一瞬で太陽の中心並みの温度と圧力を生み出し、融合反応を爆発的に引き起こす。
しかもこの反応は1秒に数回〜10回繰り返せるため、連続発電が可能になります。
彼らが掲げるロードマップは驚くほど具体的です。
・2026年:コロラド州立大学に建設中の新施設で「Q>1」(出力>入力エネルギー)を達成
・2032年:世界初の完全統合型核融合プロトタイプ(数百基のレーザーで実証発電)
・2036年:最初の商業用核融合発電所をグリッドに接続
これは夢物語ではありません。
Siemens Energyはすでに発電所全体の設計に着手し、ドイツ政府は「2040年までに国内で初の核融合プラント稼働」を国家目標に掲げています。
なぜ今、EUがここまで本気なのか?
答えは簡単です。
・ロシアからの天然ガス依存を完全に断ち切りたい
・中国やアメリカにエネルギー技術で遅れを取りたくない
・気候変動を止めるための最後の切り札が核融合しかないと気づいた
だからEUは「研究予算」ではなく「産業化予算」を投げ始めたのです。
もしMarvel Fusionが約束通りに進んだら、
2030年代後半には
・電気代は現在の10分の1以下になるかもしれない
・海水と土から取れる燃料で、永遠にエネルギー不足はなくなる
・化石燃料も原子力も過去の遺物になる
人類が75年間追い続けた「無限でクリーンなエネルギー」が、
ついに「遠い未来の話」から「目の前の現実」に変わろうとしています。
その最初の本当の足音が、
今、欧州から聞こえてきています。
これから10年、私たちは歴史の目撃者になるかもしれません。
どうか、この動きを見逃さないで下さい。 November 11, 2025
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