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2025.12.02 03:00
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先日のポスト、たくさんの方に興味を持って読んでいただき、本当にありがとうございます。
ちなみに、このレターは、International journal of obstetric anesthesia という産科麻酔の国際医療雑誌に掲載されております。
倭国で有数の無痛分娩体制が整っている成育医療センターの小川先生が、前述のレターに対しての意見を同誌に投稿されており、それをまとめると、
1. 倭国の状況を正しく理解していない。Maeda/Camann らの論説は、倭国の産科麻酔を「時代遅れで危険」と断じているが、
倭国固有の事情(医師数・地域性)を十分に考慮していない。
2. 倭国は麻酔科医が極端に不足しており、欧米モデルの即時導入は不可能。倭国の麻酔科医数は OECDでも最低レベルで、すべての産科麻酔を麻酔科医が担当することは現実的ではない。そのため、現場では産科医が麻酔を担う状況が生じている。
3. 地域の事情を無視した「中央集約化モデル」は危険。都市部では可能でも、地方では分娩施設を集約しすぎるとアクセスが悪化し、母児のリスクが逆に増す。米国での「maternity care deserts」(産科医療空白地帯)と同じ問題を引き起こす。
4. 米国モデルが“成功例”という前提は誤り。米国は産科麻酔が専門化されていても、母体死亡率は先進国で最悪レベル(22/100,000)。
中央集約化=安全とは限らない。
5. 倭国は母体・周産期死亡率は世界でも誇れる低い値を達成している。倭国の母体死亡は 3.5/100,000。
これは医療システム全体の強さを示しており、倭国の産科医療が“危険”という指摘は事実と矛盾する。
6. 急激な欧米化ではなく、現実的で段階的な改善が必要。例えば、
- 危険度に応じたガイドライン
- 産科医と麻酔科医の連携強化
- 麻酔教育プログラムの拡充中間職(看護麻酔師など)の可能性検討
など、段階的で実行可能な改革が必要。
7. 無痛分娩の急速な普及に対して、安全体制の整備が追いついていない
特に小規模クリニックで、安全対策や緊急時のサポート体制整備が遅れているのが問題点。
で、Xで寄せられた皆様のご意見がほぼほぼ網羅されております。 December 12, 2025
とても包括的な小川先生のご意見ですが、両者の論点が一致していない部分が気になります。
世界でも最良の周産期予後=産科麻酔特に硬膜外麻酔の安全性が確保されている、というわけではないのと、倭国の産婦人科医は十分すぎるほど頑張っているので、文句を言われる筋合いはないという感情が先立ってしまう可能性があり、先を見据えた建設的な話し合いにならない可能性があるのが、難しいところです。
ハーバード大学の先生方の懸念を再度主張した返答が、同誌に掲載されています。
Drs.Maeda/Camann らの返答を、できるだけ中立に、倭国語でわかりやすく整理しました。
どちらが正しい/間違っているという話ではなく、今後の倭国の産婦人科医療を良くする上で、それぞれの主張の“ポイント”を共有する目的で書いています。
1 国際水準に達していない問題
Drs. Maeda/Camann らは、「産科医が麻酔を担当する体制は、倭国以外でほぼ見られない」と説明します。
米国では 1980〜90年代に産科医が麻酔を行う文化がありましたが、90年代にはほぼ廃止され、現在はゼロに近いとのこと。アジア諸国でも同様で、“世界的に見ても独特の体制” という指摘です。
2 安全性についての懸念
次に、Drs.Maeda/Camann らは「危険」という表現について述べています。ここで言う“危険”は、国全体の母体死亡率の話ではなく、麻酔に関連する重篤合併症のみを指すことを明確に述べています。
最近の倭国の報告では、無痛分娩や選択帝王切開に関連する麻酔起因の死亡例が少数ながら存在し、いずれも産科医が麻酔を担当していたと紹介されています。
注:欧米における産科硬膜外麻酔の重大合併症(硬膜外血腫・脊髄損傷・重度神経障害)は “10 万件に 1 件以下” と極めて稀。死亡例はそれ以上に稀。
3麻酔科医不足は問題の核心ではない。小川先生は「麻酔科医が不足している」という構造的問題を指摘されましたが、Drs. Maeda/Camann らは、ここが本質ではないと述べています。理由としては、小規模クリニックで 24時間麻酔科医常駐を実現することは人数が増えたとしても構造的に難しい ため。世界でも birth center のように、麻酔を提供しない分娩施設は珍しくなく、患者さんもその前提を理解して選択している。
4教育体制の変化
2004年の研修制度改定以降、産科医が麻酔科研修を受ける文化が薄れ、体系的な教育よりも“同僚からの学習”が一般化した点をDrs.Maeda/Camannらは懸念しています。これを「安全文化の継承が難しくなっている」と表現しています。
「倭国の産科医が麻酔を行う体制は、国際的に見ても珍しく、改善の余地がある」と強調し、制度そのものの見直しが必要という提案で締めています。
この議論は、「誰が悪い」「どちらが正しい」という話ではなく、より安全で持続可能な分娩体制をどうつくるか、という建設的なテーマだと感じています。さまざまな意見があるからこそ、データと現場の両方を大切にしながら、前向きな議論が進むことを願っています。倭国産婦人科医会によって 2010 年(平成 22 年)から始まった妊産婦死亡報告事業、”母体安全への提言”でも無痛分娩が議題に上がった年もあります。こういった委員会に海外の先生を入れることで、一歩進んだ議論ができることもあるのかもしれません。 December 12, 2025
あの事故から3年。詳細長いです。
担当したクラスの時間に行くとAさんはもうスパーリングまでやって「頑張りました〜」と言って座って休んでいた。その後
横になって休んでたAさんを見たら胸が全く動いてなかった、眼鏡をかけてもう一度よく見るが変わらず、脈を測るも脈も無く、胸に耳を当てても何も聞こえず、顔を見ると目から涙がツッーと流れていったのを見て他のスタッフに救急車の手配、そばにいる会員さんにはAEDを2階から持ってきてと指示。隣で見てたスタッフは状況が分からず怪我した時のマニュアルを持ってきて近所の病院の電話番号でいい?と聞いてきた。「119番!心肺停止って言え!」と怒鳴った記憶。何かの映画で観た心臓マッサージを思い出すが正確なやり方は不明、記憶の中から正解に近い事をAさんに試す。鼻を摘み顎を持ち上げ人工呼吸しようとしたがAさんの髭が気になり1秒くらい躊躇した。1回目、上手く空気が肺に入ってないのがわかり首の下に手を入れて持ち上げて2回目にしてやっと肺が上下したのを目視して心臓マッサージを20〜30回、人工呼吸を2回、マッサージを数回繰り返していたら後ろで会員さんがAEDを用意してくれているのが音でわかった。6回目くらいになりAさんが自発呼吸をし始めた、デスイーターに魂を吸われるみたいな音は今でも憶えてる。意識も戻り少しパニックなAさん、スタッフが「落ち着いて!水を飲んで!」と横になってるAさんに水を飲ませて溺れそうになってたのを見て余計な事するなよと言えなかった自分がいた。
その後5分以上してから消防車、その後に救急車と到着。緊急手術で翌日にはICUを歩いていたそうだ。AEDを使わなかったのが逆に心臓にダメージが無く回復が早かったと言われました。その後忘年会でAさんに会い元気に酒を飲んでたので逆に心配になった思い出。 December 12, 2025
ポーチを片付けちゃったから、美玖ちゃんに数えてもらうって言う🤣
一生懸命カウントしてて、時間になったら
「終わりでーす❗️」
って、間に割り込んでくるのオモロいのもあって、連続で行ってしまった🤣
この写メ、もうちょいズレてたらAEDのハートとシンクロしとらん??笑
#おねフル
#城咲綾峯 https://t.co/r9g7ptJoiG December 12, 2025
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