これ印象的で覚えてるんだけど1980年のカラー版アトムの頃に新聞記事で「最近まで放送していた鉄腕アトムは非常に良心的な作り方の実に良質なアニメだった。しかし視聴率は裏番組のDr.スランプに大敗したようだ。今どきはウンチをつつくような作品が受けるのか。これも時代か」みたいな記事があって。 December 12, 2025

文楽鑑賞教室、池袋芸術劇場、万才と国性爺合戦。前に座っていた女子高生の会話。

A「国性爺合戦、つまらない」
B「近松門左衛門は倭国史の教科書にも載ってるし、名作なんじゃないの？」
A「確かに近松は色々な面で偉大な存在だけど、芝居として面白いかは別問題」
B「意味わからない」
A「そもそも、現行上演されている文楽作品は、元禄時代から幕末の約150年の間に書かれた作品が中心なの。大雑把に言って、近松などの初期作品、全盛期、衰退期の作品が横並びに上演されている。ちなみに、近松が生きていた時代は、人形は三人遣いではなく一人遣いだったし」
B「ふむふむ」
A「分かりやすい例えか分からないけど、文楽作品史を戦後の少年マンガ史に例えると、近松は手塚治虫のような存在だから、初期の文楽作品は『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』、忠臣蔵など三大名作は『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『ONE PIECE』、近松半二作品は『鬼滅の刃』という感じ」
B「なるほど」
A「ドラゴンボールや鬼滅の刃を読んだ人が、鉄腕アトムを読んでも物足りないでしょ。もちろん、鉄腕アトムは名作だし、リボンの騎士が最高だと思う人は否定しないけど」
B「私は『サザエさん』が好き」
C「そういう話はロビーでやってくれ」
#文楽みたよ #文楽 December 12, 2025

@FumikaALPHA @raiching777 鉄腕アトムと第一次アニメブーム世代の人は、もう70歳を過ぎまちた。 December 12, 2025