鈴木優磨 スポーツ
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2025.12.17 02:00
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鹿島アントラーズ(1位)
今シーズンから鬼木監督を招聘した鹿島アントラーズ。開幕戦となった湘南との試合では、保持で試合を作ろうとするも湘南のハイプレスを前になす統べなく敗れた。
すると次の東京V戦では戦い方を切り替え、東京Vにボールを押し付けてハイプレスから攻撃のリズムを作り4-0と快勝。続く新潟戦も、ハイプレスを軸に試合の主導権を握って勝利している。
鹿島が苦しかった時期の指揮官たちとは違い、理想を追求するのではなく、早々にリアリストに戦う方へと舵を切った鬼木監督の手腕は流石としか言いきれない。
序盤戦に関しては、純粋に鈴木優磨とレオセアラの個の力で引っくり返せる試合が多かったし、右の小池やオーバーラップする安西のクロスから得点を取れてて普通に強かった。
しかし、師岡、関川、安西と主力を張れる選手たちが相次いで負傷離脱。レオセアラも直々怪我でいなくなることが多かった。
そんな中でも、各ポジションに穴埋めとなる選手を連れてきてスカッドを維持した中田FDの功績はあるだろう。
それに加えて、変わりに出場した選手たちも気概を見せ続けた。特にキムテヒョンは見事。関川の代わりを全うし、怪我がないままシーズンを走り抜けた。
夏になり岡山、川崎相手に連敗。この2クラブには、組織として戦う強みを見せつけられた格好になった。
いよいよ陰りが見えたと思ったが、迎えた柏との大一番で3-2と劇的な勝利を収めた。ここが今季を占う分水嶺になったと言っても過言ではない。
終わってみればこの柏戦から15試合負けなし。川崎戦以降はリーグ戦で一度も負けが無いまま、9年ぶりとなるJ1チャンピオンの座に輝いた。
やはり、チームに得点王とリーグMVPを飾ったGKがいればそれは強いに決まってる。レオセアラの決定力と前線から守備は脅威だったし、早川の安定感も凄まじかった。
鹿島の個々のインテンシティは高いが、守備組織自体は突出してないため、決定機を作られる回数は多かった。その迎えたピンチをことごとく抑えた早川の存在は本当に偉大だったし、チームを勝たせるGKの大切さを改めて感じた。
ただ、それだけではなくクラブ自体が常に新たなスタイルを模索しては失敗を繰り返す中で、鬼木監督が「鹿島が鹿島であるべき姿」をチームに注入できたのが全てである。
その結果、「どんなに劣性な試合展開でも最後は鹿島が勝っている」という、昔から恐れてた鹿島の姿がそこにはあった。
それだけではなく、各個人が確実に技術を高めたのも事実。終盤に向けて三竿のビルドアップ関与や、松村や荒木の引き出しが増えたのも鬼木監督の功績なのかもしれない。
また舩橋、徳田、津久井など将来の鹿島を担う若者を出場機会を掴んでは結果を残している。
勝利のメンタリティを取り戻し、新たな常勝軍団となる鹿島がどこまで走り続けるかは楽しみである。 December 12, 2025
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