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重音テト トレンド
重音テト(かさねテト、Kasane Teto)は、2008年4月1日のエイプリルフールに際して、電子掲示板の2ちゃんねるで創作されたバーチャルシンガーソフトウェア及びそのキャラクター。嘘として作られた実在しないソフトウェアだったが、後に歌声合成ソフトウェアに対応して歌わせることが可能になり、「嘘から生まれた歌姫」として紹介される。 重音テトはクリプトン社の歌声合成ソフトウェア「VOCALOID」シリーズの、初音ミク、鏡音リン・レンに次ぐ、第三のVOCALOIDを仮想して2ちゃんねる有志により創作された。2ちゃんねるの利用者らが好き好きに提案したキャラクター名、髪型や性別、年齢、特技などの設定がランダムに選ばれて一つのキャラクターに集約され、合成音声風に加工した歌声のサンプルボイスと共に、ソフトウェアの発売予告ページを装って2008年4月1日に公開された。 公開時点では重音テトにはソフトウェアとしての実態がなかったが、公開直後に有志によって歌声合成ソフトウェア「UTAU」への対応が行われ、重音テトは実際に歌わせることができるキャラクターとなった。 重音テトは初音ミクの派生キャラクターとして、VOCALOIDファンの間で人気を集めた。倭国の大手動画共有サービス「ニコニコ動画」では、「重音テト」のタグは半年間で500件を超え、重音テトを用いて作成された歌曲「嘘の歌姫」は10万再生を達成してVOCALOID殿堂入りを果たした。 重音テトのデザインや声を提供した権利者らは2009年にサークル「ツインドリル」を発足させ、キャラクターの普及活動・管理活動を行っている。重音テトはクリプトン社のVOCALOIDシリーズのパロディキャラクターであったが、ツインドリルは2009年から2010年にかけて権利関係の整理を行うとともに、クリプトン社と協力関係を構築した。2010年以降、クリプトン社が商用利用の窓口となっている。 権利関係が整理されて以来、重音テトはセガの音楽ゲーム「初音ミク -Project DIVA-」 への出演、北海道放送のプロモーションキャラクター就任、プラスチックフィギュアのねんどろいど化、歌舞伎舞台で中村獅童との共演、重音テトをモチーフにした小説の出版など、多方面で活躍している。 重音テトは2021年に深層学習系読み上げフリーソフトTALQuに、2023年には商用の歌声合成ソフトウェア、Synthesizer V AIに音声モデルとして対応した。
「重音テト」 (2024/11/3 23:05) Wikipedia倭国語版より
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2024.11.14 09:00
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