#醉いどれ天使
3 Black Market
【演奏箇所】
森川・神田が闇市で揉め事を起こしているところ

【楽曲イメージ】
粗暴なヤクザ者をファズギターで、ヤクザの取り立てで不穏になる闇市の雰囲気をアンビエンスで構築

【裏話】
台本からの印象では映画『仁義なき戦い』のようなビート感のある曲でヤクザがガニ股でずんずん歩くようなイメージが沸いたが、この『醉いどれ天使』は『仁義なき戦い』のように男に男らしい音を付けるのではなく、女性目線の話として描く演出意図があったため、いつもの深作組どおり女性的かつ心象的な音で全体的にプランニングした

神田の怒声に合わせてこの曲が鳴り、お膳立てするように森川の第一声で静まり返ることで、森川の言葉が引き立つ
#酔いどれ天使 December 12, 2025

舞台『#醉いどれ天使 』
大阪・新歌舞伎座にて全38公演を終え
無事大千穐楽を迎えました！🪽✨

3階席まで満席で立ち見の方も沢山いらっしゃり、こんなに沢山の方に観ていただけたこと、感無量でした。
御観劇くださった皆様、本当にありがとうございました！🤍

娼婦と踊り子を全うできて幸せでした。 https://t.co/E2hihfMvIk December 12, 2025

#醉いどれ天使
2 Downward Spiral
【演奏箇所】
①冒頭、松永の手紙のモノローグのなか、全員が登場し松永を見つめる
②森川を締めたのち、奈々江のアパートで奈々江をベッドに押し倒す
③松永が親分・木島に反逆を起こし、悪化する病を引き摺りながら逃亡する道中

【楽曲イメージ】
松永が病を抱え、病状が進行することで時間に追われ、人にも状況にも見放され、自暴自棄になってゆくさまを、螺旋状に堕ちてゆく堕天使としてイメージした
上昇しようともがきながら下降してゆく運命の環を描く
信じていたものにことごとく裏切られ、松永の錯乱した状態、見えている幻想を音に落とし込んだ

【裏話】
PVでもこの曲が使用されているが、映像の掴みのインパクトとして極上
脚本を読んで松永の心象風景、状況の表現として最初期に書いた一曲だったので、インスピレーションを信じることの大切さをあらためて実感

【豆知識】
森川役・宮地大介さんが、今回のサントラの印象をPink Floydのようだと評してくれました
Pink Floydとは1960年半ばから活動しているレジェンドロックバンド
アルバム作品において、ひとつのテーマや物語を語るように曲が並べられ、演劇にも通ずる劇的で壮大なコンセプトアルバムを数多く生み出してきた
物語を語るかのようなストーリー順の曲構成、『City of Rubble』のディレイがかかったギター、この曲のシーケンスフレーズなど、意識して作ってはいなかったものの影響を感じさせる要素があり、音楽好きの宮地さんの感想はとても的を射ていると思います
#酔いどれ天使 December 12, 2025