こんな事書くと炎上してしまうかも知れませんが、各種SNSや広告媒体のマーケティングツールとしての利用価値について私の実体験や解析データに基づいて述べたいと思います。あくまでも、美容外科医としてのデータなので業種によっては見ている層は全く異なる可能性はあります。ただ、各媒体の特徴はおおむね合っていると思うので、開業医の方や自営業の方もSNSを運用する際の参考になると思います。
※情弱とは「安い広告に騙されて来院して高い料金で経験の浅い直美の施術を受けてしまう様な方」を指します。当院は、安い広告で釣るようなビジネスモデルではありませんし、経験の浅い直美ドクターもおりません。情弱が引っかからないように各種SNSで啓蒙活動をしております。

【X】
・見ている層としては情弱が少な目だが、いい加減な情報も多い
・整形玄人、いろいろ調べてくる人が多い
・美容外科医で継続運用しているドクターはわずか
・保険医のアカウントや各種専門家、影響力のあるアカウントも多く、拡散力もあるので目立つと叩かれがち
・参入障壁は低いが運用が難しくインプレッションが少ないとほぼ運用効果がない
・アカウントを育てれば、告知になどに使える
・男性の割合がかなり多い

【YouTube】
・幅広い年齢層にリーチできる
・情弱は少な目
・いろいろ調べて来る人はYouTubeを見ている
・美容外科医で継続運用しているドクターはわずか
・参入障壁高く特にロング動画の運用は難しく、コストや手間がかかり継続しにくい
・ショート動画はほかの媒体からの流用もでき伸ばしやすい（ロング動画への誘導やアカウントの認知につなげる）
・コアファン層の取り込み
・動画自体が伸びなくてもホームページに載せることで教育効果を高め、CVにつながる
・男性も多い

【Instagram】
・情弱層の取り込み
・見た目に騙されやすい人、安価な広告に釣られやすい人
・20－30代の女性が多かったが、40－50代にも広がっている（10年以上前から見ている人がそのままシフトしている）
・美容外科ではレッドオーシャンだが今でも主戦場であり、予約の半数弱を占める
・アカウント自体が弱くても広告やホームページとの連携で運用価値が高い
・美容外科医でアカウントが無ければ、そもそも選択肢にさえならない

【Threads】
・層はInstagramと被る
・テキスト媒体にあまり慣れていない層
・整形素人、情弱層
・情弱層への教育
・保険医や専門家のアカウントはほとんどない
・美容外科医で運用しているアカウントはInstagramに比べるとかなり少な目
・開拓余地があるブルーオーシャン
・地域の人にリーチしやすい印象がある（アルゴリズムの仕様？）
・参入障壁が低い
・Xに比べるとどうでもよい投稿か伸びやすい→アカウントの認知・成長につなげやすい

【TikTok】
・10、20代
・情弱層
・ダンス動画のイメージが強いが、そう思っていることが情弱
・美容外科医にとっての第2の主戦場
・アルゴリズムの関係で、新規アカウントでも毎回バズるチャンスあり
・Instagramより拡散力が高い
・Instagramリール、YouTubeショートとの一体運用で効率を高める

【リスティング広告または検索】
・地域でSEO1番を目指すのがまず第一
（SEO業者に高いを金を払わずとも、地道な作戦で当院は地域SEO1位を開業初年度で達成）
・SEOが高ければ、広告費を抑えながら検索からの流入で一定の予約を確保できる
・リスティングは大手とのオークションなので、まともに戦わないが、検索需要を逃さないためにもやっていた方が良い
・MEOも業者を使わないで自前でできることをまずやりましょう

【紙媒体】
・中高年、SNSや検索でアプローチできない層の取り込み
・中高年のお友達ネットワークの取り込み
・広告費に余裕があれば
・広告費の割りに費用対効果が低い？
・開業医、自営業の方は主戦場になっている可能性

【看板・車内広告など】
・興味がない層への強制的なリーチ
・不特定多数への認知
・ブランド力の向上（大規模クリニック、中規模以上の企業）
・広告費が高額
・費用対効果低い？
・開業医、自営業の方が結構やっていますが意味ありますかね。SNSやった方が1人勝ちできるのでは？

【CM・チームスポンサーなど】
・中高年、SNSや検索でアプローチできない層の取り込み
・興味がない層への強制的なリーチ
・不特定多数への認知
・ブランド力の向上（大規模クリニック、中規模以上の企業）
・広告費が高額

【ホームページ】
わりと、飲食店や自営業者、開業医の先生でホームページを持っていない場合が多い。

これは非常にもったいないし、機会損失なので簡単なものでも良いのでホームページは作るべし。 November 11, 2025