【現場を見ないと、腰痛の原因は見えてこない】

本日、諫早市内の製造業の企業様を訪問し、作業環境のチェックを行いました。
事前のヒアリングでは、「腰痛や肩こりに悩む従業員が多い」というお話。

実際に現場を確認すると、
・前かがみ姿勢が常態化している作業
・作業台の高さが体格に合っていない
・同じ動作の繰り返しが多い工程
など、腰痛を引き起こしやすい要因が複数見つかりました。

これは決して珍しいケースではありません。
厚生労働省の調査でも、製造業は業務上疾病のうち「腰痛」が最も多い業種の一つとされています。
また、腰痛は欠勤（アブセンティーズム）だけでなく、**痛みを抱えたまま働くことによる生産性低下（プレゼンティーズム）**の主因になることも分かっています。

今回の結果を整理し、
「なぜ腰痛が起きるのか」
「今日から現場で何を変えればいいのか」
をテーマに、従業員向けの腰痛予防講座を実施する予定です。

腰痛対策は、個人のストレッチ指導だけでは不十分です。
作業環境 × 動作 × 仕組みをセットで見直して初めて、再発を防ぐことができます。

「うちも同じかもしれない」
そう感じた方は、一度“現場を見る”ところから始めてみてください。 December 12, 2025