『虐殺器官』(ぎゃくさつきかん、Genocidal Organ)は、倭国の長編SF小説。伊藤計劃のデビュー作品である。2006年、第7回小松左京賞最終候補。2007年発表。「ベストSF2007」国内篇第1位。「ゼロ年代SFベスト」国内篇第1位。2010年にハヤカワ文庫から文庫版が刊行された。 フジテレビ「ノイタミナムービー」第2弾「Project Itoh」の一環として『ハーモニー』『屍者の帝国』と共に劇場版アニメ化された。 また、月刊ニュータイプにてコミカライズが連載された。 2016年にはアメリカで実写映画化されることが報じられた。
「虐殺器官」 (2024/11/17 22:31) Wikipedia倭国語版より
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2025.01.19
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なんかまたSF業界の人間が、原文を精読せずに内容を勝手に膨らませて「不正確だ! デマだ!」と叫び立てながら歴史改変をするという動作を見てしまったので書いておく。
小松左京は『虐殺器官』を受賞させなかったが、伊藤計劃がブログでその旨を報告したところ、出版され、評価を得た。その一方で January 01, 2025
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つうか小松左京先生がSF界にそんな絶大な権力持ってるなら、角川ハルキ事務所主催の新人賞である小松左京賞を落選した「虐殺器官」が、倭国SFを代表する出版社である早川書房から刊行されるなんてことがあるはずもない、なんてことは少し考えればわかるでしょう。 January 01, 2025
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「伊藤計劃は小松の意向でSF界からは外され、ゲーマー層などのSF外の界隈で受け入れられた」は完全に間違い。小松賞主催の角川春樹事務所から出なかったからこそ早川書房が虐殺器官とSREを自社の書籍として刊行できたわけだし、その結果ゼロ年代を代表するSFとして高く評価されたのは明らかな事実。 https://t.co/xex8IE3I3a January 01, 2025
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そして言わせてもらえば、小松左京賞落選から倭国SF大賞、という前例があったこともまったく影響してないとは言えない。『虐殺器官』が一般の読者にこんなに売れるなんてことは、あの時点では誰も予想してなかったことはたしかで、いろんな「たまたま」が働いてる。 January 01, 2025
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他者の文の紹介をするにあたり
小松左京が「虐殺器官」を新人賞選評で一度低評価したという記述を「毛嫌い」としたり(一回だし彼なりの理由もある)、SFファンの外にウケた&メタルギアなどのパッチワークで構成されてることを「ゲーマー層などのSF外の界隈で受け入」とまとめられると信頼は難しい。 January 01, 2025
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@toriyamazine 「虐殺器官」の場合、SF的なアイディアそのものよりも、小説的に結構使われてきた技法が面白みになっていて:
鍵となる「虐殺の文法」が「バベルー17」と似た効果を持つといえばSFファンには分かるのだが、その鍵が最後に何処に行くのかがホラーの文法となっている(笑)。 January 01, 2025
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『虐殺器官』は『SFが読みたい!2008』で国内一位。刊行当時から評価が高い作品だった。2009年に伊藤計劃が亡くなり、遺作の『ハーモニー』がその年の末に出て、こちらも評価が高かった。作家としての評価が大きく高まったのは夭折ブーストと2010年の『虐殺器官』文庫版の出版が契機という認識。 January 01, 2025
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@toriyamazine 要は「そういうのがあるんだ」というのは小説を書く上でのギミックであり、科学考証は「その辺でおいとこうか」と思わせる程度の説得力があればよい。
虐殺器官の面白みは、その小道具が、発見者や引き継いだ人間によって、愛憎混じりに笑っちまうくらい利己的な使われ方をするところであるwwww January 01, 2025
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あ、ついでに書いとくと、私が『虐殺器官』を読んだのは、佐藤亜紀さんと話す機会があって「最近、なんかおもしろいの読みました?」と尋ねて返事がそれだったから。以前に教えてもらった『アメリカンサイコ』がめっちゃおもしろかったし。 January 01, 2025
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そもそも違っていて、小松左京賞に応募した落選作の原稿「虐殺器官」を読んだ早川書房の編集者が出版を決意したし、小松さんが批判し却下というのではなくよくわからなかったということを当時の関係者から聞いた覚えがある。ちなみに同じ経緯で出版されたのが円城塔の「SRE」。 https://t.co/W9MiezpaBs January 01, 2025
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『2006年の小松左京賞(角川春樹事務所主催)の最終候補だった円城塔さんの『Self-reference ENGINE』、伊藤計劃さんの『虐殺器官』をJコレクションから出したんです。大森望さんの紹介で原稿を読みました』が版元の編集長の認識なのだがなあ。 https://t.co/11hjUviKOx January 01, 2025
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SF関係者が投票する『SFが読みたい!』のベストSFでも、『虐殺器官』が2007年国内篇一位、『ハーモニー』が2009年国内篇一位、2012年には円城塔さんとの共著『屍者の帝国』が国内篇一位だから、「SF界」にはとても愛されていらっしゃったと思いますよ。 January 01, 2025
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「今ほどではないけど、デビュー作の『虐殺器官』当時から人気は出てたし相応に評価もされてた」位ですかね。〉生前の伊藤計劃評価
残念ながら、『ハーモニー』の本格的な評価は間に合いませんでしたが……。※2009年2月に重版はかかっています。 January 01, 2025
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本には読みたいのだけピンポイントで消える性質があるのだ!
何度も経験してますのだ!
伊藤計劃のSF小説界隈での受容の歴史がXで話題になり、作品についても侃侃諤諤の議論になったので『虐殺器官』を読み返そうすると、本棚にも机の平積みしてる所にもなくて、なぜか段ボールの中からでてきたのだ。 January 01, 2025
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虐殺器官みたいに全世界戦乱の嵐になるかガンダムSEED FREEDOMみたいに多少希望が持てる感じになるかは正直作品ごとに変わりそう https://t.co/p6bl4VEpgO January 01, 2025
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伊藤計劃、虐殺器官の発表時点で「なんか凄い作家が出てきたらしい」と話題になってからハーモニーやノベライズ版メタルギアを出して夭折するまで本当にあっという間だった記憶しかない
大御所SF作家との関係がどうとかは知らんしマジでどうでもいいが当初から一般的なSF好きには評価されていたと思う January 01, 2025
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まあなんがかんだ俺が伊藤計劃含め倭国SF読むようになったのは、それこそ2010年に虐殺器官とハーモニーの文庫本が地元書店の特設ブースに平積みされてるのを手に取ってからなんで、「それ以前のSF界のリアルな現場では冷遇されていたんですよ」と言われたら反論できないのだけど January 01, 2025
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キャラクター好きなのよね。僕は。
虐殺器官のシェパード大尉のそれは、なんかこう…。
なぜ母親に執着しているのか、ルツィアに好意を持ったことに関しての描写とかは、結構駆け足感、僕は感じるのね。
あと虐殺の文法を行使することの説得力というか描写の部分。 January 01, 2025
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