自転車競技 スポーツ
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2025.12.17 11:00
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🔥20日後にGPを決めるジミー🔥
\あと13日/
【出場選手紹介⑤】
阿部拓真(あべ たくま)
35歳
宮城/107期
S級1班
身長:173.1cm
体重:72.3kg
グランプリ出場歴
初出場
2025年タイトル
GⅠ競輪祭 優勝
2025年の競輪界。
様々な出来事がありましたが、「大金星」と言えば、間違いなく競輪祭決勝での阿部拓真の優勝でしょう。
確かに競輪祭での阿部の状態は良く、決勝では吉田拓矢という明確な目標もあった。
可能性が“ゼロ”ではなかったのは事実です。
しかし――
オッズが示していた現実は、3連単504番人気・35万円。
最低人気での決着でした。
阿部は高校から自転車競技を始め、法政大学を経て2015年にデビュー。
これまでGⅠ出場7回、GⅡ出場5回。
競輪祭は初のGⅠ決勝進出でした。
競輪祭直前までの成績は、S級1班ギリギリ。
「5着、5着で何とか点数を確保したい」
そんな立場で挑んだ大会での優勝を、買う側も、そして何より本人も想像していなかったはずです。
レース後に漏れた一言。
「これは夢ですか?」
この言葉に、すべてが詰まっています。
脚があっても、何年もGⅠタイトルに届かない選手は数え切れないほどいる。
その中で、初のGⅠ決勝で一発回答。
これは実力だけでなく、
――“持っている男”なのかもしれません。
阿部は107期。
同じくGPに出場する吉田拓矢や同地区の新山響平と同期です。
吉田との連携で掴んだ優勝。
昨年、北倭国を一人で背負った新山から、
再びそのバトンを途切れさせなかったこと。
そして、宮城から42年ぶりのGⅠタイトルホルダー誕生。
そう考えると、この競輪祭優勝とGP出場は、
107期、そして北倭国にとっても極めて大きな意味を持つ出来事でしょう。
では、競輪祭決勝を振り返ります。
焦点は「誰が逃げるのか」。
細切れのライン構成で、徹底先行型は不在。
番手捲りが見えるラインもない。
数字だけを見れば松井が行きそうだが、松井は松井ですから。。
そんな中で迎えた残り2周。
松井が切り、古性が切り、吉田が切る展開。
そこを一気に叩いたのが松本。
賞金ランキングでGPボーダーギリギリだった松本が、ここで腹を括って仕掛けた姿は、正直カッコよかった。
残り1周。
松本が主導権を握ったまま、誰も動けず最終バック。
3番手から吉田が仕掛けるが、それを止めつつ縦に踏んだのが荒井。
吉田は止まり、阿部は荒井の後ろ。
外を踏んだ古性は膨れ、内を割ってくるのは単騎の山田。
そして直線。
先頭は荒井。
迫る阿部。
ゴール線は、もう目の前。
果たして――。
実況
「6番の吉田! 6番のよしっ…6番の阿部拓真だーー!」
実況さえも一瞬迷う、まさかの結末。
会場は歓声とどよめき。
画面越しでも、その空気ははっきりと伝わってきました。
伏兵か、主役か。
2025年競輪祭
誰も本命にしていなかった男が、
誰も想像しなかった結末を持作り上げた。
阿部拓真。
初のGⅠ決勝、初のGⅠ制覇。
3連単504番人気。
35万円。
「これは夢ですか?」
その一言が、すべてを物語る。
だが、あの直線は夢じゃない。
割ってきた山田を冷静に捌き、荒井を真っ向から差し切った脚。
あれは“運”じゃない。
実力だ。
年間の主役じゃなくていい。
評価されなくてもいい。
ただ一度、
勝つべき舞台で勝てばいい。
グランプリは一発勝負。
流れを読む者が勝ち、隙を突いた者がすべてを持っていく。
107期、北倭国。
そして、宮城から42年ぶりのタイトルホルダー。
この男は、
“流れを変える側”に回った。
12月30日、平塚。
伏兵が主役になる瞬間を、もう一度見せてくれ。
――阿部拓真の競輪人生はここからだ。
ジミー December 12, 2025
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