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缶ビール
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2025.12.12 22:00
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ある時、傍聴に行ったら、住所不定のままホームレスに近い状態で常習窃盗で捕まって起訴された人がいて、本人は窃盗の罪自体は認めてたんですが
検察官から、なぜ元いた福祉施設から抜け出してしまったのかを聞かれて、「大の大人が、仕事から帰って気持ちよくビールを飲んでたら『缶ビールは2本までですよ。』とか言われる惨めさがわかりますか!!!耐えられない」という話をしてた事がありますが、その前に酒がらみで前科を2件くらいやらかしてたりして
そこには、救いなんか、かけらもないんですよ. December 12, 2025
20RP
毎年ビジネスの関係でいただくお中元とお歳暮が缶ビール詰め合わせなんだけど、家で飲める人が一人もいない。日持ちするし、知り合いに右から左にお譲りすればいいだけなんだけどなんか空しい。ぶっちゃけコーヒーの方が好き…最近コーヒー粉の値上がりがすごい。 December 12, 2025
コンビニで缶ビール買って夜を散歩する感じきのこ帝国の"クロノスタシス"みたいな時間私もこういうデートが好き
例えるなら高円寺の街が似合う
派手じゃないのに温度だけが残る夜 https://t.co/3ULiY76A8t December 12, 2025
今日のボイもオルカもまっすぐでかっこよかった。
なんかみんなで乾杯してひっさびさに缶ビール飲んだ、アツい!!!!!
シナリオ〜😭😭って感じだったけどネコカブリダンス久々に聴けて楽しいでした。ハピ🤤 December 12, 2025
走っていた。息を切らしながら。
頬に当たる風はつんと体の芯を冷やし、切り傷を負ったときのような鋭さで肌を刺す。手はかじかみ、鼻は赤く、出てくる鼻水をすすりながら、それでも私は風を切って走っていた。
寒空の下でも、凍えずにいられたのは、体の芯が熱く脈打っていたからだ。
彼から「今から会える?」とラインが来たのは22時半頃。私はちょうど風呂あがりで、メイクも落とし、缶ビールを片手にドライヤーで髪を乾かしていたところだった。どう考えても「今から会える」状況ではない。明日も朝から仕事がある。
冷静な頭は「やめておけ」と告げる。なのに、心だけは真逆の言葉を囁く。
「会いに行きなよ。ずっと会いたかったんでしょう」
頭の声を信じたほうがいいことなんて分かっている。だけど私はいつも、心の奥でじんわり広がるその声を無視できない。少しずつ速度を上げる胸の鼓動を、どうしたって裏切れない。
「いけるよ。ちょうど今、友達とのんでたところ」
さらりと嘘をつき、鏡を見る。
落とした化粧をもう一度のせると、肌は少し疲れて見えるだろう。そんな自分は最善じゃない。でも、会いたい。それでも会いたい。会いたい気持ちだけが頭の声を振り払うように鮮明になっていく。
終電を目指して身支度を整え、私は駅までの道を走った。
冷たい風は、むしろ高ぶった体温を下げるために必要なもののように思えた。この冷たさが、むしろ私を正気に近づけてくれるはずだと思った。冬の風は、疲れた肌をひきしめ、ほんの少しきめ細やかに見せてくれる。それでいい、それでいいのだ。ちょうどいい。最善でなくてもいい。
最寄り駅に駆け込み、電光掲示板を見上げる。
二分後、最終電車。
いける。間に合う。
スマホを改札にタッチし、転がり落ちるように階段を駆け下りる。心臓のあたりがきゅっと痛むほど走ってホームへと滑り込んだ瞬間、電車も同じようにホームへ到着した。
ドアが開き、私はそのまま吸い込まれるように乗り込んだ。
車内は過剰なほど暖かく、冷たく固くなった頬を急速にほぐしていく。
はあ、はあ、と息を整える。
間に合った。これで、会える。
暗い窓に映る自分の姿を見ながら乱れた髪を手ぐしで整える。会える。会える。息の乱れも、終電も、全てに意味があることのように思えた。
と、そのとき、ポケットのスマホが腰のあたりで震えた。
「あ……」と声が漏れる。
期待ではなく、落胆に近い声。
だって嫌な予感は、たいてい当たる。
おそるおそる画面を開く。差出人は彼。そして、予想していた最悪の言葉が、そこに静かに置かれていた。
「ごめん、やっぱり仕事が終わらなくて。リスケで大丈夫?」
ああ、と思う。まただ、いつものパターン。
これ、三回目だ。
ぷしゅー、と音を立てて最終列車の扉が閉じる。
泣けるほど傷ついてはいない。けれど胸が、きしむ。
反対方面の終電はもう出ている。みリスケで大丈夫?」って、大丈夫なわけがない。こっちは終電に飛び乗った。片道切符だ。帰る手段なんて、無いのである。
当たり前の不満が、胸の底からわきあがる。
わきあがって、わきあがって、でも、どうしても満タンにはならない。それがまた、わたしを落胆させた。
これでもっと深く傷つけたら。湧き出る怒りを感じられたら。心の不満が満タンになってこぼれ落ちて涙が流せれば。
そうすれば、楽なのに。そうした方が私は、少しだけ幸せに近づけそうなのに。
だけど実際の私は何食わぬ顔でメッセージを打ち込む。
「いいよ! 私も飲みすぎたなって思ってたところ。笑 また!」
また、嘘。
だってドロドロした感情は、誰も欲しがらない。できるだけ便利でいないと、彼と会えるチャンスすら無くなるから。 December 12, 2025
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