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細胞膜
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2025.12.09 13:00
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私たち真核生物は、いつ、どのようにして生まれたのか?複雑化とミトコンドリアの「鶏と卵」論争に新たな証拠🐓🥚
私達人類を含めた真核生物は、古細菌の細胞内に真正細菌が共生しミトコンドリアとなることで、効率的なエネルギー生産が可能となりました。
また真核生物では核や細胞骨格などの複雑な特徴を獲得することで多細胞化し、今日の生物個体が繁栄しています。
しかし真核生物の起源については未だ明らかになっておらず、祖先となる古細菌からどのようなプロセスを経て、今日の真核細胞になったのかは不明な部分が多いです。
今回発表された研究は核、細胞骨格、ミトコンドリアを持つ真核生物の共通祖先(LECA)以前に、それらの構造をどのような順番で獲得していったのかを推定した研究です。
特に真核生物内のミトコンドリアがいつ定着したのかについては、
ミトコンドリア先行説: ミトコンドリアを先に獲得してエネルギー源となり、真核生物となった
ミトコンドリア後行説: 古細菌が複雑化してミトコンドリアと共生できるようになった
という2つの説があり、決着がついていません。
まず真核生物、真正細菌、古細菌の62のマーカー遺伝子を用いて系統樹を作成し、重要な分岐年代を推定しました。
その結果、真核生物の共通祖先(LECA)が18.0億〜16.7億年前であるのに対し、それらを生み出した祖先系統はさらに古いことが判明しました。
・宿主(古細菌側)の共通祖先(nFECA): 30.5億〜27.9億年前
・ミトコンドリアの共通祖先(mFECA): 23.7億〜21.3億年前
注目すべきは、宿主系統(nFECA)とミトコンドリア系統(mFECA)の分岐に、6~8億年ものギャップが存在することです。
このギャップの間、何が起きていたのでしょうか。
まずミトコンドリアの共生時期についてです。
真正細菌由来の遺伝子がいつ重複を開始したかを解析したところ、約22億年前付近から急増していることが分かりました(TIM14, TIM44など)。
つまり、この頃に共生が本格化したと考えられます。
そして重要なのは、それより前の出来事です。
真核生物の細胞骨格を形成するチューブリンは28億〜22億年前、
アクチンは29.0億〜24.7億年前に、重複が確認されました。
またそれ以外の真核生物に必要な以下の遺伝子の重複がみられ、ミトコンドリアと共生する約22億年前に発達していたことが示唆されます
(小胞体やゴルジ体といった細胞膜間の輸送に関わる遺伝子、エンドソームやリソソーム、脂質合成遺伝子、スプライシング、核局在化関連遺伝子)。
以上の結果から、古細菌は核(やその前駆体となる核様の構造)や細胞骨格によって細胞が複雑化し、その後にミトコンドリアが共生したことを示唆し、
逆に「ミトコンドリアがあることで複雑化が始まる」という説とは整合しない結果となりました。
つまりミトコンドリアのエネルギーがないと細胞は複雑化できないわけではなく、複雑化の初期段階ではミトコンドリアは必須でないことを示しています。
今回の研究では、真核生物の形成プロセスが30億年から22.5億年前の中始生代から古原生代後期に及ぶことを示しました。
ミトコンドリア獲得の時期は、酸素が増加した大酸化イベントの直後ですが、当時の海洋は無酸素状態であったと言われており、嫌気的な環境で共生が行われていたと考えられます。
その過程で、古細菌が複雑化を伴う進化をし、その後に細菌を取り込むことで今の真核細胞の形になっていったというシナリオが示されました。
【原著論文 (CC BY 4.0)】
Christopher J. Kay, et al. "Dated gene duplications elucidate the evolutionary assembly of eukaryotes" Nature, Published: 03 December 2025
https://t.co/05oujVQeWM December 12, 2025
「糖尿病=一生薬飲み続ける病気」
って諦めてる人へ。
実は、運動だけで血糖値ガッツリ下がる。
ウソだと思うだろ?
でもこれ、強いエビデンスで証明されてる事実。
週150分の運動で、HbA1cが平均0.5%下がる。
薬飲まなくてもだ。
まず知ってほしい。
糖尿病って何が起きてんのか。
食事する
↓
血糖が上がる
↓
インスリンが出る
↓
細胞が糖を取り込む
↓
血糖が下がる
これが正常。
でも糖尿病になると、
インスリンが出ない(分泌低下)
or
インスリンが効かない(抵抗性)
結果、血糖が下がらない。
2型糖尿病は特にタチが悪い。
最初はこう。
内臓脂肪が増える
↓
脂肪細胞が炎症物質(TNF-αなど)を出す
↓
インスリンが効きにくくなる(抵抗性)
↓
すい臓が頑張って大量のインスリンを出す
↓
すい臓が疲れる
↓
インスリンが出なくなる
↓
糖尿病発症
この流れ。
じゃあ、なんで運動が効くのか。
筋肉が収縮すると、インスリンなしでブドウ糖をとり込める。
これがデカい。
GLUT4っていう糖の運び屋が、筋肉が動くだけで細胞膜に出てくる。
そこから糖が細胞にとり込まれる。
つまり、インスリン抵抗性があっても関係ない。
筋肉動かせば血糖は下がる。
しかも長期的には、
筋量増える
↓
糖を取り込める量が増える
↓
インスリンが効きやすくなる
↓
すい臓の負担が減る
こんな感じでメリットしかない。
筋肉は最強の血糖コントロール装置。
だから食後の運動が最強。
食後のインスリン分泌+筋肉の収縮による血糖取り込み。
これがマジで最強。
だから運動しろって言われる。
ちなみにエビデンスを見せる。
有酸素運動のメタ解析
・ウォーキング、ジョギング、自転車
・HbA1cが0.5%低下
・週150分が効果的
筋トレのメタ解析
・大きい筋肉(大腿四頭筋など)を鍛える
・HbA1cが0.3〜0.5%低下
・8〜12回できる負荷 × 2〜3セット
・週2〜3回
有酸素+筋トレの併用
・単独より総合的に改善する
・血糖、脂質、体組成すべてで効果的に改善
あるデータによると
単独より週30分追加するだけで
HbA1cが0.22%下がる。
これなら現実的な数字でしょ?
あと、これも知っておいてほしい。
糖尿病の人は
サルコペニア(筋肉減少)になりやすい。
なんでか?
インスリン抵抗性
↓
慢性的な炎症(TNF-α、IL-6など)
↓
筋肉が分解される
↓
筋肉がデカくなるより
筋肉分解の方が強くなる
↓
筋肉が減る
↓
糖を取りこむ能力が下がる
↓
インスリン抵抗性が悪化
↓
血糖コントロールが崩壊
こうなると悪循環。
研究でも
「2型糖尿病患者は同年齢の非糖尿病者より筋量・筋力低下が早い」
と証明されている。
じゃあどうすんの?
答えはシンプル。
週150分の有酸素運動 + 週2回の筋トレ。
具体的には、
有酸素(週150分)
・少し早い歩行、ジョギング、自転車
・少し息が上がる程度
・週3回以上、2日連続で空けない
・30分×5回でもOK
筋トレ(週2〜3回)
・スクワット、腕立て、ダンベル
・下半身、胸、肩まわり
・8〜12回できる負荷 × 2〜3セット
・フォームを意識、ムリしない
これだけで8〜12週後にはHbA1cが下がり始める。
あと栄養。
体重を5〜10%減らすだけで、
インスリンが効きやすくなる。
具体的には
・白米→玄米(7分米など)
・カロリー制限(減量が必要なら)
・タンパク質をしっかり摂る(筋肉UPのため)
・地中海食がオススメ
必要なら栄養士による栄養指導も受ける。
今度は薬の話。
第一選択はメトホルミン。
肝臓で糖を作るのを抑える。
心臓・腎臓に気をつけるなら
・SGLT2阻害薬(尿で糖を出す)
・GLP-1受容体作動薬(インスリン分泌促進+体重減少)
でも
運動と栄養は薬と同じくらい
いやそれ以上に大事。
薬だけ飲んで運動しないのは、片手で戦ってるようなもん。
実際、週150分の運動で薬の量を減らせた研究はたくさんある。
まとめると
糖尿病は
「インスリンが効かない」
「インスリンが出ない」
のどちらか。
2型は
内臓脂肪
↓
インスリン抵抗性
↓
すい臓が疲れる
の流れ。
筋肉を動かせば、インスリンなしで糖を取り込める。
週150分の有酸素 + 週2回の筋トレで、HbA1cは0.5%下がる。
サルコペニアを防がないと悪循環。
体重5〜10%減らすだけで血糖値が下がる。
薬も大事だけど、運動と栄養が土台。
やるかやらないか。
血糖値300超えてても、まだ諦めるな。
筋肉動かせば、まだ戻せる。
本気で治したいなら、今日から食後30分歩いてみろ。
それができないなら、もう相当ヤバい。 December 12, 2025
無香料で原料臭ほぼない石けんでも、熱湯入れたりすると油脂臭が上がってくる。
何か化学物質を使えばすすぎきれないものは残る。
細胞膜破壊💥する石油系食器洗い洗剤が残って、それ食べるよりはマシですが!!
食品グレードの重曹をメインに、ポイント使いで石けんが良さそう。
日々、実験です👃 December 12, 2025
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