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2025.11.25
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筒井康隆に関するポスト数は前日に比べ16%減少しました。女性の比率は1%増加し、本日も40代男性の皆さんからのポストが最も多いです。前日は「面白い」に関する評判が話題でしたが、本日話題になっているキーワードは「俗物図鑑」です。
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筒井康隆という天才
私は本を読んでばかりいる子供だった。小学生のころはキン肉マン、ドラえもん、手塚治虫、そして中学生になって筒井康隆にどっぷりとはまった。
天才だと思った。小説とは、言葉とは、突き詰めていくと、こんなに凄いことができるのか。この人は、たった1人でここまで考え抜いたのだ、と溜息をつく日々。
筒井康隆の本を前にすると、自分の思考がまだまだ浅く、深く潜れていないと悟る。一冊のために狂気のように考え抜いた人が、現実に存在している。人間の可能性は無限ではないかと思えた。
筒井康隆を読んだことのない人にお勧めするとしたら、感動作の『旅のラゴス』 、言葉の実験小説『残像に口紅を』、心理学を駆使した『パプリカ』や『七瀬』三部作、どの本も素晴らしいが『最後の喫煙者―自選ドタバタ傑作集』が筒井康隆の鋭さを感じられて良いかも知れない。そこに納められている短編「ヤマザキ」には驚愕されるのではないだろうか。
私がとくに思い出深いのは『本の森の狩人』という新書だ。これは筒井康隆による書評である。あらゆるジャンルの本を筒井康隆が読み、彼独自の視点で紹介してくれている。
私は高校生のとき、図書館に勤めていた母に「この書評で取り上げられている本を、全て借りてきて欲しい」と頼んだ。添付は『本の森の狩人』の目次だ。そのときに調べてくれた母の走り書きが残っている。
余談だが、私が本ばかり読んでいたのは、この母の影響が大きい。親子の時間は会話よりも同じ机で別の本を読んでいる時間のほうが何倍も長かったはずだ。机には彼女の読むべき本が常に大量に積まれていた。閑話休題。
筒井康隆のナビゲートに沿って大量の本を読むことは、至福の体験であった。とりわけ第11回、河合隼雄「心理療法序説」の書評が心に残った。筒井康隆はこう言う。
“心理療法の治療なんて、人間わざでできるものではないな。そう思わせる本が河合隼雄「心理療法序説」(岩波書店)である。かといって人間相手だから人間による治療でなければならないという二律背反。この本はその二律背反ばかりである。正か誤かとすぐどちらかに見極めたがる人間が多い中でこうした立場に身を置くというのは大変なことだ。“(筒井康隆『本の森の狩人』より)
強く惹かれた。筒井康隆からは多くのことを教わったけれど、河合隼雄との出会いは私の人生に大きな影響を与えている。河合隼雄の先にはユング心理学があり、その道は大沢武志『心理学的経営』に続いていた。
さて、この『本の森の狩人』は書評なのだが、筒井康隆が書く限り、ただの書評ではない。順に読み進め、終盤まで来た時、あなたは「あっ!」と叫ぶことになるだろう。書評でこんなことをするのか。できてしまうのか!もう天才としか評せないのだ。 November 11, 2025
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ちくま文庫の新刊、谷川俊太郎編『遊びの詩』がすごい。なぞなぞ、マザーグースから現代詩まで言語遊戯の粋を尽くした詩のアンソロジー。なんといっても「詩」のカテゴリーを飛び出して筒井康隆「バブリング創世記」を収録したのがすばらしい! https://t.co/00zFsmz4ns November 11, 2025
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『くたばれPTA』筒井康隆
1986年 新潮文庫
#読了 主に昭和40年代に発表されたショートショートを収録した24の短篇。落語のようなオチが効いたものから風刺が効いたもの、ブラックやエロ、SF、無尽な筒井康隆のアイデアを堪能できる。『ここに恐竜あり』『20000トンの精液』が好きだった。 https://t.co/gHd2QlP4ZC November 11, 2025
しかし、普通に同時代に人気の作家が歴史の中の名作になっていく、その中間段階っていまいちよくわからないとこがあったんだがあれやな今の星新一とか筒井康隆とか寺山修司みたいな感じなんやろな
そのフェイズで忘れられていく人もいるんだろうし November 11, 2025
ドッサリと出た時間で「脱走と追跡のサンバ」の屋上屋という解説を読んだけど思ってたんと違った。友人が筒井康隆のキャラクターを描いたフィクション。辛うじて当時のSFや著作のパロディだとはあったけど、これもつまり履修と教養が必要なのだ。ヘミングウェイ、キリマンジャロの雪は読んでないー。 November 11, 2025
この国に軍隊は必要
筒井康隆作品短編「秒読み」核弾頭ミサイル発射の秒読み開始ミサイル空軍将校の俺は仕事を引き継ぎ帰宅する世界の終末を職場で迎えるか自宅で迎えるかの違いだがバスで帰宅途中で40年前にタイムスリップする意識は大人だが身体はティーンエイジャー学校教師から士官学校への進学準 November 11, 2025
筒井康隆『不良少年の映画史』最初のモンティバンクスからして、知らないんだが。他、タイトルだけは知ってるような映画がでてくる。姫野カオルコ『うわべの座』とは、まったくかぶらないね。昔の映画で、自分史でもある書き方なので興味深く読める。すごい記憶力とも思うが調べて書き加えてるのかな。 https://t.co/Kgtr8OurZp November 11, 2025
筒井康隆『不良少年の映画史』最初のモンティ・バンクスからして、知らないんだが。他、タイトルだけは知ってるような映画がでてくる。姫野カオルコ『うわべの名画座』とは、まったくかぶらないね。昔の映画だが、自分史とからめての書き方なので興味深く読める。すごい記憶力だと思うが、 https://t.co/3xVnS2quX0 November 11, 2025
@ketsuatsu_daiji @shikano_tsuno_ 今敏監督の『パプリカ』の原作者である筒井康隆は、連載小説『朝のガスパール』に対し、読者から「登場人物が多すぎる」と批判された事にキレて、登場人物の大半を旅客機の事故で殺した。
また、少年誌の連載漫画の多くは、読者アンケートの結果で内容に調整が入る。 November 11, 2025
そういえば筒井康隆翁は今どうされているかと見たら先々月91歳のお誕生日を迎えられていた。たしか今老人ホームに入ってノートパソコンで文字書きしているそうですね。すごい。。 November 11, 2025
筒井康隆も舞城王太郎も九段理江もパスピエの大胡田なつきも、自分の好きな人には三島由紀夫好きな人が多い気がする。まあ舞城は実際のところはよく分からないけど、「僕のお腹の中からはたぶん『金閣寺』が出てくる。」とか「檄」とかを読む限り、そんな感じが November 11, 2025
@yumetsukimama 筒井康隆、夢野久作、江戸川乱歩。筒井さんは多作な上に多数のジャンルを書いてらっしゃるので、短編集などですと読みやすくかつ意味がわからない物がありますね。 November 11, 2025
筒井康隆の短編「CINEMAレベル9」は映画好きの人にぜひ読んでもらいたい一篇。
幻のフィルムばかり上映する映画館というシネフィルの夢みたいな内容で、ツツイにしては珍しく毒少なめ。
ポパイとベティ・ブープのポルノフィルムというとんでもない作品の存在匂わせがある(もちろん創作…でしょ?)。 November 11, 2025
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