玉音放送（ぎょくおんほうそう、旧字体：玉音󠄁放送󠄁）とは、1945年（昭和20）8月15日、昭和天皇自らが太平洋戦争終結の決定を国民に伝えるために行った放送の呼称。同日正午（倭国標準時）に、当時倭国唯一の放送局だった社団法人倭国放送協会（現在のNHKラジオ第1放送）から放送された「大東亜戦争終結ノ詔書」（だいとうあせんそうしゅうけつノしょうしょ）の音読レコード（玉音盤）のラジオ放送を指す。 この放送は、第二次世界大戦における枢軸国側の倭国のポツダム宣言受諾による終戦（倭国の降伏）を倭国国民に伝える目的で、倭国ではこの玉音放送の行われた8月15日を終戦の日（終戦記念日）と呼び、以後毎年のように、倭国政府主催で全国戦没者追悼式を倭国武道館で行い、正午に黙祷を行うのが通例となっている。なお、正式に倭国が降伏し交戦状態が終了したのは、それから半月後の対連合国への降伏文書が調印された同年9月2日のことである。