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焼きリンゴ
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2025.12.16 16:00
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🇫🇷シャルロット・リュスの意外すぎる歴史エピソード4選
① ロシアのお菓子ではない
少し意外ですが、シャルロット・リュスはロシアで生まれたお菓子ではありません。
19世紀初頭、パリで、フランス料理史上初の「スターシェフ」とも言われるマリー=アントワーヌ・カレームによって考案されました。
「ロシア」という名前は、地理的な意味ではなく、政治的・外交的な敬意を表したものです。
ナポレオン失脚後、カレームはヨーロッパの貴族社会で活躍し、とくにロシア皇帝アレクサンドル1世の宮廷に仕えました。
シャルロット・リュスは、ロシア宮廷を魅了するために生まれたデザートだったのです。
② もともとは冷たいデザートではなかった
最初のシャルロットは、温かいデザートでした。
焼きリンゴやバターを使ったパンが主役だったのです。
そこからシャルロット・リュスは、冷たいデザートへ
バヴァロワクリームを使う構成へ上品なアントルメとして提供される存在へと、大きく姿を変えていきました。
これは、デザートの歴史における静かな革命でした。
③ クリームの黄金時代を象徴するお菓子
19世紀、砂糖が一般に広まり、冷却技術も少しずつ進歩していきます。
シャルロット・リュスは、なめらかで白く、クリーミーなデザートへの新しい憧れを体現しました。
当時の「白さ」は、純粋さと高度な技術の象徴。
このお菓子は、時代の美意識そのものだったのです。
④ 「建築的パティスリー」のはじまり
カレームにとって、デザートは「食べられる建築物」でした。
ビスキュイを縦に並べ、形やバランス、対称性を意識して構成されたシャルロット・リュス。
それは単なるお菓子ではなく、構造をもった作品でした。
ここから、見た目・構成・演出を重視する近代パティスリーが本格的に始まっていきます。 December 12, 2025
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